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公立病院の経営は悪化するとどうなるの

先ほど、ネットのニュースで公立病院の経営状態が悪化している記事を読んだのですが、採算が取れなくなると縮小していくのでしょうか。 市立病院、市民病院の類の病院は、公費が投入されるからなくなることはないだろうと思うのですが、利用者が私立病院に流れ込んでいるから、経営が悪化しているのでしょうか。 最近、実家の近くの市民病院に行く機会があったのですが、利用者の声やアンケート回収ボックスが、看護師のステーションの前におかれ、どうも利用者から不評が出ているらしいというのが、掴めました。 病院である以上、利用者があれば儲かると思うのですが・・。

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  • sodenosita
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回答No.2

利用者がいれば必ず儲かるのであれば、経営も楽なのでしょうけれど・・・。 経営悪化の理由は医師不足から規模の縮小、そして患者離れ。スタッフも忙しくなり、丁寧な応対が出来にくくなり、さらに患者離れ。そして昨今の専門家志向による患者離れ。 言い訳にも聞こえますが、一因であることには違いないと思います。 市民の医療を守るためにどこまでの税金が投入できるか・・・。難しい問題ですね。公立病院も税金でまかなわれている以上は、経営努力をしていますが、税金が投入できなくなると、規模縮小せざるをえないと思います。もしくは民間譲渡でしょうね。

noname#36252
質問者

お礼

私の実家は、関東地方なので、まだ医師不足はそれほどでもないと思いますが、看護師さんの数は全体の印象では減ってきているかもしれません。 その代わり、各階のナースステーションに事務員を導入して、本当に医療技術以外の仕事は、日中彼らがこなすようにしているようです。パソコンも導入していて、電子カルテや手術室からの連絡もすぐに入るようになっているようです。 看護師や医師だけの詰め所になると、医療者の密室で独特な心理傾向を持つため、申し送りも特定の患者の個人攻撃になりやすいところを普通の人たちが加わっているため、雰囲気が良くなったように感じます。 今、看護師さんの数は貴重になってきているから、事務員の導入は自然な流れです。 ただ、専門志向が強くなってきているため、もっとより高い専門性の大学病院にと流出していくのは本当のようです。 先生たちの態度も、患者さんたちを大切に診させて頂いているという風に変わってきたように感じます。 このぐらいの医療でしかも、近くの病院でほぼ妥当な医療でと割り切るか、もっとより高い治療とホテル並みの待遇をと高級志向に走るか、医療消費者としては、選べる時代になったのだと思います。 ただ、離島や僻地の方々は公立病院の横柄さや医師不足に困っているかもしれませんが。 自治医科大学のように、国費で安く医者になれる大学を増やして、地方で頑張ってもらいたいです。 私の住んでいる県にも、自治医科大学の病院はありますが、難しい手術はその病院が一手に引き受けているのが現状です。 私の県は医師の数が少ない方なのですが・・。 税金の投入には、利用者のことを本当に考え、医療の質やサービスの向上があるなら、経営の再生を考え、厚生省が許可するのも方法でしょう。 ご回答ありがとうございます。

その他の回答 (3)

回答No.4

病院が儲かるというのは大間違いです。 病院の収入は決まっています。国から診療報酬という形で売り上げは固定です。しかし人件費は上がっていきますよね。 ならリストラすりゃいいじゃんと思うかもしれませんが、必要な人員の数すら国に決められているのです。 日本の病院の実に7割は赤字であると言われています。 不当に安い診療報酬も大きな原因ですし、医療費を踏み倒したり、無茶なクレームをつけて医療提供体制を崩壊する患者も原因です。 公立病院なら税金で補填すればいいのですが、税源だって限られてますいでしょう?自分の自治体の病院を維持するために住民税を2倍にしますなんて言われたらどうですか? 国民はもっと自分たちは恵まれている国に生まれてよかったと感じて欲しいものです(支払う医療費にくらべ提供される医療体制はものすごいレベルですよ、定食屋で高級フレンチが食べられるようなもんです)。 ここまで経営が酷くなったのは小泉政権のおかげです。財務省が経団連と組んで皆保険を潰そうとしているおかげです。 国民も民営化なんかにだまされず、真面目に投票して欲しいと思います。 医療の縮小の最大の原因は自分たち国民ですよ。

noname#36252
質問者

お礼

私立の大学病院や総合病院、そういう病院で支払いが滞る人が、市民病院に来るという話、貧しいものはどこで医療を受ければいいのか、医療難民が出てくるわけです。 民営化が全て正しいと思えないが、半官半民出資で病院を経営していく、産婦人科や小児科など、地域住民に切っても切れない診療科は、官が直営にしてしまうとか、赤字を縮小する工夫は必要だと思います。 今、老人社会になりつつあるわけで、死ぬ時ぐらいはホスピタルのように手厚い看護の受けられる、豊かな病棟や医療がほしいと誰でも思うわけで、そういうほうなら、比較的資金が潤沢に入ってくるのではないでしょうか。 ただ、子供を産む育てるの部門の方は、若い人が対象になるし、収入だってそう多くない人が多いのだから、自治体が、医師や助産師の求人も医療費も補助していかなければ難しいのではないでしょうか。若いお母さんたちでも、自治体が助けてくれるなら、心から感謝するでしょう。 税源が潤沢な市は、高性能な超音波を使い、優雅にやっていますが、逼迫してあまりない市では、ぼんやり見える程度の超音波を駆使して、それでも一生懸命に外来で頑張っています。 自治体によって差が大きいですが、もう少し公立同士歩み寄れるなら、機材も人員も日本全国同じ程度に出産の環境を整えてほしいです。 ただ、医療器材が良いから、医師や看護師が親切に市民を診察するかと言えば、そんなことはないですが。 公立のボトムアップ、これは学校でも病院でも今の日本の課題だと思います。 ご回答ありがとうございました。

  • shou7
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回答No.3

参考までに 伊関友伸のブログ さま http://iseki77.blog65.fc2.com/ 自治体病院のマネジメントなど大変詳しいです。 地方の新聞リンクなどよく見つけられたな・・ 元検弁護士のつぶやき さま http://www.yabelab.net/blog/ 北海道医師求人コンサルタント A企画 さまの解説がわかりやすいです http://members3.jcom.home.ne.jp/3729975002/Menu.html  ・・全内科医が辞職 江別市立病院 過酷勤務「燃え尽きた」 ある産婦人科医のひとりごと さま http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/ 医学書院/医学界新聞 ・【〔座談会〕当事者が語る「働き続けられる職場の条件」(佐藤紀子,岩田知子,加藤恵,武藤望)】(第2741号 2007年7月23日) http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2741dir/n2741_01.htm ・【〔対談〕医療崩壊から医療再生へ(小松秀樹,井部俊子)】(第2728号 2007年4月16日) http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2728dir/n2728_01.htm 医療制度研究会 - このままでいいの?日本の医療 http://www.iryoseido.com/ ssd's Diary さま http://ssd.dyndns.info/Diary/ 新小児科医のつぶやき さま http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/ 産科医療のこれから さま http://obgy.typepad.jp/blog/  産科の資料がすごいです。 ジェイアイ傷害火災 海外の医療事情 http://www.jihoken.co.jp/data/world/da_wo_index.html

noname#36252
質問者

お礼

さまざまなリンクをありがとうございました。 勤務医や大病院勤務の看護師の職場条件そのものも、かなり厳しいということがよくわかりました。 医療崩壊から医療再生への対談が、一番そのことを語っているように思いました。 医師が辞める時は、怒りが心頭して辞める、というのが、よくわかるような気がします。 職場に対する動機の部分、モチベーションの部分が、意にそがれると辞めてしまいたくなるのだ、という現状が、日本のあちこちの公立病院に起こっているのでしょう。 ボトムではなく、患者たちの本当に日本人の心の底からのモラルが問われるわけです。 昔、私費で払うなら何したっていいと、偽名で掛かる人がいたり、他の患者の衛生用品を失敬したり、というのを見たことがあるので、市立病院や市民病院のような病院のモラルが良くなるなら、これ以上のことは無いけれど、今は入院費の踏み倒しというのが、横行しているのはさらに困った状況になっていっているわけです。 患者の権利を声高に言う前に、謙虚な日本人であるべきです。 ご回答ありがとうございます。 考えさせられました。

noname#245843
noname#245843
回答No.1

都市部においては そうでもないでしょうが、地方の公立病院は(市民病院)その地域の唯一の総合病院になり町医者では見られないひとが診察におとずれることになります。  毎年高額な医療機器などが更新されてゆきますし 人件費がかかるということがあります。しかし収入のほうは医療制度の変更などあり大幅に増える事はありません。  外国みたいに救急車が有料であったり 駆けつけても 支払能力が無いと乗せてもらえないなどという事が日本ではありません。入院しても支払わない人(支払えない人)って結構みえます。こういうのもマイナスの部分になります。  夕張市のように市民病院がクリニックみたいになってしまう事もありますし 今では公設民営化(作るけれど経営は民間)されている所まで出てきています。  アンケートなどはどこの病院も今はしていると思います。利用者様の声を聞くということで それがすべて不評という事ではないと思います。感謝の声もあると聞きます。

noname#36252
質問者

お礼

入院しても支払えない人がいて、踏み倒される、という噂は聞いたことがあります。 実家の近くの市民病院は、近くの共済病院や私立の大学病院で、支払えない人たちの受け皿になっていて、ボトムになりつつあるので、さらに踏み倒されるということが多いらしいです。 地方で公立というと、施設は良くて、よさそうに思えるのですが。 利用者の声も、昔(十五年以上前)は、一階の医事課の前にしかなく、それも市長宛にはがきを出すというものでした。それが、各階に設置されていて、必ず退院時にアンケートを回収するようです。 患者なんか選び放題だという時代は過ぎ去り、今は市民のご意見をお伺いしながら、改善を重ね、なんとか治療費の支払いはお願いしたい(払うのは当然なんですが)という姿勢がわかります。 心なしか、父のお見舞いに行ったときも、看護師さんの感じが良くなって、「これからお迎えに行ってきまーす」と丁寧にご挨拶されました。テレビのカードを入れてほしいとか頼む患者のわがままもちゃんと聞いてくれて、昔の横柄な態度は全くなくなったように感じました。 時代と共に変わるものですね。 ご回答ありがとうございます。