• 締切済み

外資系ファンドは何故叩かれる??

何かと日本を賑わしてる外資系ファンドですが、反対される理由は何ですか?下記の3者そしてマスコミが叩くのは理解できるのですが、国民そろって反対する理由がわかりません。 1 経営陣(クビの可能性あり) 2 従業員(クビの可能性あり) 3 感情論(外国企業に取られたくない) よく言われるのが安く買って高く売り抜けるだけだとか、その企業の事よりも金儲けしか考えてないとか、出てくるのは感情論ばかりで合理的な理由がありません。こうした経営者的視線で感情論を持ち出して反対するのはわかるのですが、他の大多数である一般国民=株主からすれば良い事のように思えるのですが何故反対なのでしょう? 最近多く見られる外資系ファンドは、資本効率の悪い企業を探し出しそれを改善して株価を上げるというものですが、例えば今回のスティールとブルドックのように利益が毎年約6億円の企業が140億円近い余剰金を持っていれば使わないなら株主に回せという理屈は経済合理性に合ってると思うのですが。。 誤解されないように付け加えておきますが、経営者の保身や一般的な感情論で反対する事に理解はできるのです。私自身も欧米的なやり方は日本の風土には馴染みにくいだろうと思っています。ただ冷静な判断をした時にプラス面の方がマイナスの面よりもどうみても多い気がするのですか、もしかしたら見落としている部分があるのかと思い質問させていただきました。 よろしくお願い致します。

みんなの回答

  • hama4
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回答No.6

No3です。 お礼ありがとうございます。 さて、質問者さんは私の回答に「感情論」とおっしゃっていますが、私はすべて理論立てて回答したつもりです。 質問者さんの、「自社の利益を優先するが故に悪徳だという考えは資本主義経済の否定する」ですが、私が最初に回答したことを少し誤解されているように思われます。私が言いたいのは、会社と株主は運命を共にする関係だということです。質問者さんの言う下請けや取引先との関係とはちがいます。会社が利益を上げなければ株主も利益をえられません。 良識あるファンドは、会社と一体となって、売り上げや利益が伸びるよう、いろいろな提案をしてきます。その結果、業績は伸び、利益、配当金、さらに株価も上昇します。お互い好循環になります。 悪徳ファンドは、会社が売り上げや利益を伸ばすための提案は何もしません。ただ、過去に積み上げた利益を配当金でよこせ、と言っているだけです。もっとひどいのになると、会社の資産をすべて売り払って会社を解散して株主に分配せよ、といったことまでやります。 それから、質問者さんは、「過剰に余剰金を溜め込むのは正常ではない」とおっしゃっていますが、お金をためることがそんなに悪いことでしょうか。一般のサラリーマン家庭にたとえてみます。 毎月の給料をすべて使ってしまう人と、半分は貯金する人を比べて見ましょう。普通に生活している間はどちらもそれほど差はありません。しかし、病気で働けなくなったらどうなるでしょう。貯金をしている人は、病院へ行って病気をなおすことができます。病気がなおればまた働くことができます。しかし、全部使ってしまっている人は病院へ行くことができません。しかも、生活費に借金がかさんで、最後は自己破産、ということになってしまいます。 会社でも同じことが言えます。利益をすべて配当金で支払ってしまっていれば、いざというときに困るのは最初に回答したとおりです。 最後に「外資系ファンドは何故叩かれるか」の結論ですが、叩かれるのは外資系ではなく、悪徳ファンドなのです。外資系でも善良なファンドは叩かれていません。逆に日本のファンドでも、村上のような悪徳ファンドは叩かれて逮捕までされました。

回答No.5

質問者さんの感覚は株式市場では非常に正常な感覚です。 日本の企業や、従業員、さらには株主を含め、 一部の日本人の金融、株式に対する理解レベルは非常に低く、 そのレベルの低さから生まれるひずみが、 外資系ファンドを叩くことの最大の要因だとおもいます。 ブルドックとスティールの場合、 スティールのグリーンメーラーとしての色が強く出てしまうのも 日本人の金融に対する理解レベルの低さにあるのです。 スティールの言い分は、感情論を除けば、ひとつも間違ったことはいっていません。 上場している以上、経営陣は株価を上げることは最大の責務のひとつであり、 資本や負債を有効に活用しなければなりません。 今回のブルドックはこれを放棄し、さらに驚くべきことに多くの株主はこれを認めました。 (司法の判断は往々にして現状からかなり遅れた位置にあるので論外です) このようなぬるま湯経営なら中学生にでもできるでしょう。 リヒテンシュタインが日本を教育するといいましたが、感情を逆なでされた日本人がその教育方針に反抗し、進化を拒んだということです。

  • yorukabu2
  • ベストアンサー率10% (1/10)
回答No.4

テレビ局・マスコミが買収される側だから、 スティールのような買収する側をたたいているのではないかと思っています。 「TBSと楽天」の関係は「ブルドックとスティール」 の関係とそっくりです。TBSがたたくのは当然買収者である スティールと楽天です。 株主平等の原則とか自由で安全な株取引という公共の利益より、 経営陣は自己保身を優先しているのでしょう。 外国人が株を買えば、株価があがり日本人にも利益があるのに……

netdedo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます! マスコミは日本でもっとも守られてる業界です。つまり新しい者が入ってこらるのは一番困る輩たちです。考え方としては、マスコミ=日本的経営者であり、Yorukabu2さんのご指摘通りマスコミが叩くのは買収者になります。 そこで私が懸念してるのはマスコミの報道は古い体質にしがみつく経営者からの視点、つまりごくごく少数の人間の利益のための意見にもかかわらず、それを見た国民はその正義と悪というわかりやすい構造に嵌ってしまってる事です。 そしてもう一つの視点からの議論は展開されていません。株主=国民という構図が多くの日本人には理解できていないのです。年金約150兆円のうち、約半分は株式で運用されています。そしてこれから高度な人口減少が起こります。人口が減るという事は消費が減るということ、つまり外国人の資金が入ってこないと市場は衰退の一途をたどるということです。これを逆に言うとYorukabu2さんのご指摘どおり、外国資金が入ってくれば日本市場も盛り上がり、年金も運用から得られる利益が大幅に増える可能性があります。そうすれば、今ある年金問題も大きく前進するはずです。 もしマスコミがこういう視点が報道していたら国民の反応も今と大分違ったものになると思います。それ故にマスコミの責任というのは大きいですね。同じ事実からの報道でも、例えば 1 A社増収増益勢い止まらず! 2 A社増収増益だが収益力は悪化。 と、どこにフォーカスするかで印象は大分違いますよね。

  • hama4
  • ベストアンサー率36% (76/208)
回答No.3

外資に限らず、ファンドには、優良ファンドと悪徳ファンドがあります。 優良ファンドは、放漫経営や不祥事を起こした会社を買収して、経営者を交代させて、会社を立て直します。すなわち、会社を良くして、赤字だった会社を黒字にしたり、不祥事を起こさないまじめな会社にしてくれます。当然株価は上昇して、株主やファンドにも利益をもたらします。 それ対して、悪徳ファンドは、会社の事よりも自分の利益を優先します。まじめに経営して利益も上げている会社を買収して、やれ配当金を上げろだの、持っている資産を売れだの言って経営者や従業員を困らせます。 利益を積み上げている会社、現金をたくさん持っている会社は、不景気にも強いです。景気が悪くなって、赤字が続いたとしても、たくわえた利益で何年かはもちこたえられます。景気が上向けば再び利益も出せます。 また、今は新規事業の予定はなくても、将来何か新しい事業を起こそうとしたときにはすぐとりかかれます。余剰資産がないと、銀行などから借りなければなりません。借りられなければ新規事業も起こせません。 悪徳ファンドが言うように、利益や余剰資産をすべて配当で支払ってしまったらどうなるでしょう。一時的には、高配当を好感して株価は上昇します。ファンドは、そこをねらって売り抜けます。そのあとの会社は、優良資産のない、スカスカの会社になってしまいます。もし不景気になって赤字が続くと、銀行が融資をしてくれる間はいいですが、銀行に融資をストップされると、即倒産です。株券は紙くずです。 そのころは、すでにファンドは株を売り抜けて株主ではなくなっています。ファンドは何を言われても、「私は株主ではありませんから知りません」となります。悪徳ファンドだけが大もうけして、一般株主は大損です。 スティールは悪徳ファンドです。そのことは裁判でもはっきり証明されています。

netdedo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます! Hama4さんのおっしゃる事は大変理解できるのですが、やはり感情論から抜けきれていないのかなというのが正直な感想です。優良ファンドと悪徳ファンドという分け方が適切かどうかはわかりませんが、確かに社会的に評価されないファンドも存在すると思います。 しかし自社の利益を優先するが故に悪徳だという考えは資本主義経済の否定なります。例えばHama4さんのお勤めになってる会社が自社の利益よりも取引先、下請け等の利益を第一に考えたら会社はどうなりますか? そして、余剰資産についての見解ですが、これも少し見当違いかなと思います。もちろん、ある程度の余剰金は将来の不足の事態に備えて必要ですが、資産というものは会社を発展する上でできるだけ効率的に使われなくてはなりません。具体的なプランのない”将来の新しい事業”のためや、いつどのくらいの規模で起こるかわからない”不景気”のために過剰に余剰金を溜め込む経営というのは正常ではありません。そもそも有形資産がなくなるから”スカスカの会社”になるようでは実体の部分が安定していない何よりの証拠なのではないでしょうか?

回答No.2

長銀日債銀の件があったからです 長銀おいては買収後瑕疵担保条項により4兆円が投入 され10億円で売却されました4兆円ー10億円が日本国民 の損失額です  この瑕疵担保条項というのが非常にくせものなのです これというのは買ったものに、買い主が予想もできないような隠れた瑕疵(欠陥)があった場合、買い主が、売り主に契約解除や損害賠償を請求 ... の価値が3年以内に2割以上下がった場合、国に債権の買い戻しを請求する条項です  たとえば質問者さんが倒産しそうなAAAという会社を買ったとします そのままではつぶれてしまいますところがこの条項を使えば そこの赤字支店から不振部門から国がまるごと買い取って金を投入整理してくれるのです もちらんそれ以外の問題案件もすべて同じです  これだけいたれりつくせりならどんな会社でも復活できるでしょう そしてピカピカの新会社にして上場益も質問者さんのものでしたらどうですか?おいしすぎるとおもいません もちろんここでいう国の金とは国民の税金ですね こういうことです 今回の郵政民営化も基本的にはおなじようなものです 今回の民営化で郵政公社は上場させられる事になります 上場企業は株を取得すればのっとれますからおそらく 外資系ファンドがのっとってくるでしょう そうゆう約束になっているのです そうするといままでが郵貯が国債などで財政や社会資本を 補填してきましたがこんどはそれもできなくなります そうすると財政は崩壊して道路などの社会資本なども 十分につくれなくなるでしょう  これら外資系ファンドのやってる事は基本的には強奪です というようなことです

netdedo
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます! 長銀の瑕疵担保条項については知らなかったので自分なりに調べてみました。そして、あるサイトの意見が自分の意見に近かったので引用したいと思います。 1 1つ目の「濡れ手に粟」批判。本当にそうだろうか。長銀の受け皿には、日本の銀行グループ(中央三井)も名乗りを上げた。すなわち複数の候補のうち、日本政府から見て最もいい条件だったのがリップルウッドだった。もし、他の投資家グループがリップルウッドよりもっといい条件(国民負担が少なく、金融危機を回避できる条件・スキーム・実行可能性)を示していたら、そのグループが落札できたはずだ。リップルウッドがいちばんいい条件を出し、いちばんリスクを取ったわけだ。しかも、単にお金を出しただけではない。きちんと事業を再生させた。中央三井や公的管理のままだったら、どうなってたかわからない。 2 2つ目の瑕疵担保条項。これもM&Aの実務からすれば当然の話だ。商品を買って、品質が悪かったら返品なり値引きをしてもらうのは当たり前だろう。もし最初から返品不可だったら、買い手は不良品をつかまされるリスクを負うわけだからその分安くないと買わないはずだ。今回に関してはもともとの買値が安く、それ以上安くはできないのだから瑕疵担保条項でリスクヘッジするほかない。また、M&Aにおいては時間をかけて買収先の事業や資産内容を調査した上で買収価格を決めるわけだが、今回のケースは政府が破綻処理を急いだため、後で瑕疵を調整する条項を入れないと話はまとまらない。もし瑕疵担保条項が不平等条約と呼ばれるほどに理不尽ならものだったら、日本政府は瑕疵担保のない中央三井を選ぶこともできたろう。1つ目の問題にも関連するが、売り手には複数の選択肢があったのだから売り手の判断が批判されることはあっても買い手に批判の矛先が向かうのは筋違いだ。 http://www.ccsjp.com/news/news20040220.htm この方がおっしゃるように別に長銀を買い取るのは日本の銀行でもよかった、しかし外資が提示する程のリスクが取れなかった故に外資に買われたということではないでしょうか?snowplus13さんの主張されている事はとても理解できるのですが、やはり結局は感情論になってる気がしますがいかがでしょう?

  • Hiyuki
  • ベストアンサー率36% (2604/7183)
回答No.1

それは、企業が株主のものであるという視点から考えた場合ではないでしょうか? 確かに出資者の意見は尊重されるべきですが、会社を運営しているのは経営者であり、社員です。 その立場を無視した経営手法を行うことを非難することはおかしいことではないと思います。 ただ、現状の外資系ファンドへの拒否反応は行き過ぎとは思っています。一部のハゲタカファンドを除けば、良いファンドも たくさんあると思いますから。

netdedo
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます! 私の視点は正に株主からの視点で、もし自分が当事者になったらもちろん考えは変わるのだと思います。そしてHIYUKIさんのおっしゃる意見は多くの日本人が持っていると思われます。会社経営とういのは資本家とそれに携わる人間との相互の利益うまくバランスされる事が大切だとお思いますが、仮にもしどちらかの意見が優先されるのであれば >>確かに出資者の意見は尊重されるべきですが、会社を運営しているのは経営者であり、社員です。 よりも、”確かに従業員の意見は尊重されるべきだが、会社のオーナーは株主であり、それを無視した経営は成り立たない”というのが本来なのではないかなと思います。