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キャラクターの移動する方向
個人的に疑問に思うことがあって皆様に質問させていただきます。 一般的なTVアニメーションでのキャラクターの移動する方向なのですが、 家などから出かける場合、そのキャラクターは「左」へ移動することが多い気がします。 逆に外出先から家へ帰ってくる場合は、「右」へ移動することが多い気がします。 例えば、ドラえもんの「のび太」やサザエさんの「カツオ」などは学校へ行く場合、家を出て「左」方向に移動しています。 自分の知り得る限りでは、他のアニメーションにもほぼあてはまるように思います。 これは、アニメーションを制作する上での常識なのでしょうか? これには何か専門的な理由があるのでしょうか? しかしこれがテレビゲーム(横スクロール)のキャラクターの移動の場合には、「左」→「右」というものが多いように思います。 (例:スーパーマリオブラザーズ、魔界村など) もしも、以上のことについてご存知の方がいらっしゃれば どうかご回答をよろしくお願いいたします。
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サザエさんは「磯野家」を舞台にした舞台劇の演出をとってますので。 No.3さんが書かれていますが、舞台は上手・下手があります。 観客側から見て左手に花道(客席と舞台を繋ぐ通路)があるので、通路から遠い右側が上手になります。 また、席順でも向かって右翼が上席になります。 ■移動方向の意味(舞台編) 基本動作は右から入って左に退場です。でないと役者が通路でぶつかります。 1.家の出入り 家のセットを作るときは上手=右を床の間、下手=左を玄関、土間にします。 したがって ・左←右=家からでる ・左→右=家に入る というアクションになります。 玄関を正面から捉えたカットでも仮想的に「横向きの家」を設定します。 磯野家が世界の右端にあるように見えるのはその為です。 2.上下関係 ・左←右=上位者 ・左→右=下位者、来訪者 上のセットでは「家の主人」は左←右、「客」は左→右の入場になります。 異本的に主役は上手/右から入場、子役と悪役は下手/左から入場します。 磯野家の居間は廊下から見ると上座(床の間)は左になりますが、子供が入ってくるときは窓からみた構図にして子供を左から画面に入場させます。 磯野家は縁側を左隣に面して配置した関係に演出が苦労している様子が伺えます。 応用:学校の教室は基本的に「先生が右側から入ってくるよう」設計されています。 例外は花道入場で、「鳴り物」に相当するBGMを鳴らしながら左から入場するときは「大物登場」の意味があります。 ■移動方向の意味(映画編) ・向かって右側から来る人=握手を求めてくる人=安心、肯定 ・向かって左側から来る人=心臓を狙ってくる人=不安、否定 ・強いものは安心感を与えるものであってほしい という人間心理をついた演出方法です。 例:映画「エイリアン」で不安を煽るため怪物は必ず画面左から襲ってきます。 この意味でも、大人は右、子供は左から入って向き合う構図が自然です。 サザエさんでも短いカットでテンポよく話を進めるときは映画のセオリーにしたがって右から主役を入場させます。 応用:ラブシーンの男女の左右関係 ・男が右=強い男が女を「抱きしめる」構図 ・女が右=女が主導権を握っている。または男は女を脅迫している。 ■移動方向の意味(ゲーム編) 映像に無知なプログラマの作ったっ物ですので勘弁してください。 コンピュータの文字は左から書き進みますので。 つまり彼らの頭では左→右が自然だということ。 で、格ゲーで「映画的演出」を加えようとするとたちまち不自然になります。 (自キャラが「悪役ポジション」に・・・)
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- oro-kamen
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>車が左右どちらかにひたすら走っているエンドロール 通常は←向き(順方向)ですね。 どっちに向くかはエンディングに込めた演出意図によります。 ・←方向:前進=波乱を経て主人公が成長し明日に向かって歩き始めた ・→方向:帰還=波乱の中で生きてきた主人公が安らぎの場所を得て帰っていく ←方向の例としてルパン三世第1シリーズのエンディングがあります。 (峰不二子がバイクで疾走する) あとバイクでなく「人」ですがダンバインやバイファムのエンディング等も。 物語が終わって主人公が明日に向かって、または次のステージに進み始めるという意味。 または主人公の過去を振り返らないポジティブな姿勢を意味します。 →方向は逆行になります。 例としてはターンAガンダムのエンディング等。 物語が終わって主人公が帰る場所=安らぎを得たという意味を込めたい場合はこちら。 「ゴール」を示さずひたすら走る場合は←方向。 「明日に何があるかなんて分からない」ですからね。 一方、→方向に進む場合は最後に「主人公の帰る場所」を提示します。 「ターンA」の場合はエンディングの最後で主人公の帰る場所が故郷である月のお姫様であることが暗示されています。 「ゴール」を示さず→方向に進ませる場合は「主人公に帰る場所がなく彷徨う」という意味になります。 例としては映画「シェーン」のエンディングがそうですね。 ヒーローの行く末が「野垂れ死に」であることが暗示されています。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 ルパン三世やダンバイン、バイファムの例は本当に分かりやすかったです。それに、それらをリアルタイムで見ていたのでとても懐かしかったです。 疑問が解消して、かなりスッキリしました。 それに、やはりちゃんとした理由があることが分かり勉強になりました。 本当にありがとうございました。
- eito_waka
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・上手と下手から。 舞台用語で、右側を上手(かみて)・左側を下手(しもて)と言います。 これは古くから、日本国内(能楽・歌舞伎等)や海外の舞台演劇から続いている考え方でして、 基本的に、登場人物は右側から登場して、左側に退出していきます。 又、上記の原則があるため、逆に帰宅や道を引き返すなどの出発点に戻る動作の時は、左から右に動きます。 アニメもこの演出を継承していて、主に右側から登場して左側に退出するようになっています。 又、ガンダムの監督で知られる富野由悠季氏は、この考えを応用して、戦いの描写で強い方を上手、弱い方を下手にする演出を多用しています。 上手・下手の由来は、人は心臓が左よりにあるために強い相手を右側に遠ざけたくなる、 という心理的効果から出たといわれていますが、はっきりした事はわかりません。 ・マンガが右から左に読む物だから。 日本のマンガは、右側から左側に読むようになっています。 この読む流れ(目線の動き)にあわせるために基本的に、左向きの顔は前向き、右向きの顔は後向きを表すようになっています。 又、この事と合わせて、左に向かって歩く事が基本となっています。 アニメはマンガの影響を強く受けているため、マンガの演出がアニメにも持ち込まれています。 この2点の理由から、アニメで左に向かって出発して、右に向かって帰ってくる演出が多くなっています。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- 10ken16
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読む方向と進行方向を一致させる演出です。 加速するときは、右から左へ移動する構図、 減速するときは、左から右へ移動する構図、 日本のマンガでよく使われています。 この演出はマンガの文法と言ってもいいでしょう。 故石ノ森章太郎氏が完成させたと言われています。 (手塚治虫氏がカット割りの手法を持ち込み それに派生した演出手法を石ノ森氏が 完成させたと言われています。) 現在は、絵がより写実的になり、 表現方法も豊富になったため、 眼にすることは少なくなりました。 それでも少年向けのマンガで 主人公が攻めているときは右側に配し、 推されているときには左側という構図に その名残が見られます。 映画のカット割りも、コンテの段階では 静止画ですから、その文法に則って 描かれているかも知れません。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- splwtr
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私の勝手な意見だと。日本の文化の影響では? 文字を読むのと、同じ流れだと思います。 左から右な文 上から下な文 左から右に受け渡すってお笑いもありますし これと逆な場合、私は違和感があります。
お礼
ご回答ありがとうございました。
補足
ご回答ありがとうございました。 さらに質問なのですが、 アニメーションのエンドロールのようなものを制作するとします。 そのアニメーションは、車が左右どちらかにひたすら走っているエンドロールです。 この場合も車は左向き(右から左へ走っている)なのでしょうか?