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作品の落款等決めごとについて
書道の作品の落款の位置などに○○書とか○○筆とか見ますが、 正式な言葉とかはあるのでしょうか?誰かの詩を書にした時は○○の詩より 雅号・印にしていました。 社訓のようなものなどは、社長や会社の名前を書いて その横に自分の雅号・印などをつけてもいいのか? ネットで見ると、雅号・【揮毫】・印としている人もいれば、バラバラで どれが正しいのかわかりませんでした。 誰かの言葉を書いた時に最後はどのようしたらいいのかがわかりません。 普通はこういう作品の時はこう書くとかがあれば知りたいです。 よろしくお願い致します。
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展覧会に出す場合の作品では、 臨書は、○○臨、○○節臨、○○書、雅号だけ (杉雨臨、杉雨書) 創作は、○○書、雅号だけ かなは、○○かく、雅号だけ(杉雨かく) 書道会などで作品を書くときは、 ○○揮毫と書くこともありますが、一般的ではありません。 用いた詩文のことを書くときは、 ○○詩、○○の歌、などです。 (李白詩など) 個人的な作品では、○○筆、などもあります。 他に、○○逸人などと書くこともあります。 社訓については決まりは無いと思いますので、基本は自由です。 作品のように書くならば、雅号・雅印を押しますが、公式文書ならば雅号は邪魔かもしれませんので、 印だけでも良いかもしれませんね。 その他に、印の押し方がいくつもあり、遊印や関防印なども趣が増します。 お試し下さい。
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- daioo
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基本的にはNo1さんの回答で正しいと思います。 もう少し詳しく述べると、 創作(先生にお手本をもらって書くのも含めて)の場合 ○○書 か 雅号だけ または号を書かずに印だけ。 臨書の場合は ○○臨 か 雅号だけ または号を書かずに印だけ。 節臨というのは、古典の一部(一節)を抜き出して臨書する場合ですが、臨だけでも構いません。 誰かの文章などを書く場合は、 ○○の言葉、○○の句、○○詩、○○の歌、などと書いた後に○○書く(かく)などとします。 「良寛の詩 ○○かく」「良寛の歌を ○○かく」など 誰かの詩や言葉を借りて書く場合は礼儀として作者の名前を書くことをお勧めします。 少し洒落た書き方として 録李白詩○○ とか 臨九成宮○○ というのもあります。 これは「李白の詩を○○が録す」という意味で、雅号の下に書などは書きません。 逸人などは雅号の下に続けて書くもので、他に 山人、散人、外史、居士、道人、漁夫、樵夫、などがあります。 「鉄斎外史」「秋艸道人」「一六居士」など有名なものもあります。 これらは飾りのようなものですが、それぞれに意味があって、ある程度道を究めた人がそれなりに使うことが多いようです。 印については、雅号の下に二種類(白文と朱文)を押すのが基本ですが、小さな作品や印を押す余白が少ないときは一顆だけでもいいです。 普通は姓名が白文で雅号を朱文で作り、一顆だけ押す場合は白文が基本ですが、作品とのバランスを考えて朱文だけ押すこともあります。 印の大きさも時代による流行があり、最近は少し小さめを使うことが多いですが、ある程度自分の好みで選べばいいと思います。 作品に雅号を書く場合も書かない場合も、印は必ず押します。 この作品は私が書いたものだという証明の意味と、人に見られても大丈夫という覚悟(ちょっと大げさ?)をもって作品の仕上げをすることになります。 最後に、社訓などは名前を書かないのが一般的かと思います。 社長自ら揮毫される場合などは、書くことがあるかも知れませんが・・ 長文にて失礼しました。
お礼
daiooさま お答えありがとうございます。以外と書道の先生なども きっちりと答えられる人がいなくて、いつもこれでいいのかな??って 感じでした。きちんとプリントしました。 また質問等出たときはよろしくお願い致します。
お礼
violalist様 早速の回答ありがとうございます。 知りたいことを、わかりやすく的確に説明していただき勉強になりました。はじめての質問でしたので不安がありましたが安心しました~。 また、初歩的な質問等するかもしれませんが、よろしくお願い致します。 ありがとうございました。