私の友人に一人居ました。彼は、酒を飲むと誰彼構わずに暴力を振るいます。
相手は人間とは限りませんので、駅のシャッターに脚蹴りを食らわせて骨折とか、自宅の柱に殴りかかって指の骨を骨折とか、もうアホみたいです。
私と2人で飲んで道を歩いていたときに向こうから歩いてきた女性を殴り、その勢いで交番に殴りこみをかけて逮捕されたり、アホみたいなのではなくアホでした。
彼が私にだけ暴力を振るわなくなったのは、2人でマニラに旅行に行ってホテルの部屋でしこたま呑んで、彼が私にいきなり殴りかかってきたことがきっかけです。
私は、徹底的に殴って叩いて踏みつけて蹴飛ばして、これでもかこれでもかと云うほどにボコボコにしてやりました。
次の日の朝、その人は「なんだか全身が痛いんだけど、昨日何か有ったの?」と言いました。
まったく何も憶えていないようでした。
そこで「昨日は良く歩いたから疲れが出たんでしょう」とだけ言っておきましたが、それ以来、その人は、どんなに酔っても私にだけは暴力を振るわなくなりました。
脳の片隅に何かが記録されたのでしょう。
ですから拷問に近いような暴力で応酬すると治る可能性が有りますが、下手をするとこちらまで警察に逮捕されてしまいます。
あれはマニラだから出来たのです。
例え相手が死んでも10万円で綺麗に片付くコネを持っていますから出来たわけで、私の話は非現実的ですね。
ただ、医学的には興味深い現象だと思います。
補足
回答、ありがとうございます。 やっぱり、無理なんですか。