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平家の縁結び神社(寺)教えてください

我が家(無宗教)は毎年成田山に参拝していますが、最近家族があるものを成田山に奉納する時、成田山の方に「お宅の名字は平家の名字だけどこちらに来て大丈夫ですか?うちは源氏なんです。」と言われました。家族は誰もうちが平家なんて知らず驚きました。 関係ないだろうと思いますが、うちは何十年も成田山に参拝していますが、両親は数年前に離婚、姉がいますが、姉も離婚しました。 私はいい年なのですが最近急にご縁がなくなり、いいご縁を求め縁結びの神社に参拝したいと思っています。そこで、平家をまつった神社(寺)で縁結びのご利益があるところをどなたか知っていたら教えていただきたいのです。よろしくお願いします。

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  • mapato
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回答No.3

#1です。 それほど喜んで頂けるとはこちらこそ感激です。そのように言って頂けると及ばずながら回答した甲斐があるというものです。 「お寺」についてはあまり触れていませんでしたが、そもそも神社に比べるとお寺に「縁結び」のご利益があるところは決して多くないのです。 何故かというと「仏教」というのはそもそもこの世の中に終わりなく幾度も生まれてきてしまう(「輪廻転生」というやつですね)苦しみから逃れること(「解脱」とか「悟り」とかいうものです)を目的とするものであるからです。 なので本来「現世利益」的なものとは縁遠いという訳なのですが、お坊さんはそれで良くても庶民はやはりいつの時代も「現世利益」を求めてしまうものですよね。 そういうこともあって仏教も間口が広がっていった(?)ようなところはあるのですが、江戸時代以前は「神仏習合」といって仏様達と日本の神様達は本来同じものであるといったような信仰があったもので、お寺も神社も明確な区別がなく「現世利益」はどちらかというと神社の担当のままということで構いませんでした。 そんなこともあって「縁結び」のようなこともどちらかというとやはり(両者の区別が明確になっている)今でも神社が担っている割合が多いのです。 そうは言っても皆無な訳ではなく、仏様の中には「愛染明王」のようにその手のことを引き受けてくれるものもあります。 そのほかにも「大聖歓喜天(聖天)」という象頭の仏様などもあって、これは秘仏だったりするので中々実物を見ることは出来ないのですが、雌雄(?)が抱き合っているような独特なものもありまして、そのような姿からも「縁結び」や「夫婦和合」にご利益ありとされています。 それから調布市にある「深大寺」のように、仏様自身とは関係なくお寺にそのような「いわれ」があって「縁結び」のご利益があるとされているところもありますが、いずれにしても数はそれほど多くありません。 各地に色々な「落ち武者伝説」があるように、勢いを失った平家の者達は散り散りに落ち延びたようなことも伝わっており、それぞれにその菩提を弔うようなお寺があったりはするかもしれませんが、当然のようにあまり「縁結び」のご利益があるとは考え難いです。 それにその多くは西日本でしょう。 質問者さんがどこにお住まいなのかはわかりませんが、「成田山に代えて」ということなので、関東近郊のほうでのほうが都合がよいのではと勝手に考え(的外れでしたらすみません)、諸々の事情も併せて「将門公所縁の神社」などが良いのではないかと思った次第です。 (煩雑にならないよう、説明はかなり大雑把なものになっています。ご容赦下さい) 「縁結び」が主眼にお考えでしたら、こちらなども何かしら参考になるかもしれません↓ http://enmusubida.com/index.html 度々のお邪魔失礼致しました。

chibapudding
質問者

お礼

mapato様、本当にありがとうございます。なるほどな~と、いままで知らないのに旅行がてらお参りしたりしてた自分がはずかしいです。正直、寺と神社のちがいすら、気になりつつもちゃんと知りませんでした。たしかに、たしかにって、目からうろこです。わかりやすく、それでいて詳しく書いてくださってありがとうございます。私は住まいが千葉県です、事情まで考えてくださってありがとうございます!縁結びサイト、すごく興味深いです。いまからじっくり見たいと思います。

その他の回答 (2)

  • mapato
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回答No.2

#1です。 成田山がそうではないので説明を省きましたが、勿論「氏寺」「菩提寺」などということになれば「源氏の」「平家の」といったようなこともあるとは思います。 しかし数が限られていますし、そのようなところだからといって参拝するのが憚られるということもないでしょう。 ただ前述のように何か「いわく」があれば実際にご家族の方が言われたような注意を受けることはあるかもしれません。 それと先程はああいう風に申し上げましたが、実際のところ中々「縁結び」のご利益のある平家所縁の神様を探すのは難しいように思います(あれから少々調べてもみましたが)。 実在の人物が神として祀られる場合、その多くは元々非業の死を遂げるなどしたものなので、「縁結び」などとは結びつき難いのです。 「天神様」こと菅原道真などが良い例で、今でこそ「学問の神様」などということになっていますが、元々は藤原氏の策謀から太宰府に左遷されて無念の死を遂げ、それが「祟りをなす」と言われたからこそ京都の北野や太宰府に祀られるようになったのであって、道真が学問に優れていたことは間違いありませんがそれで神様になった訳ではありません。 出雲大社の大国主命が縁結びの神とされるのは多くの妃を得て多くの子をなしたからですが、そのように幸福なイメージを持つ実在の人物が神様として祀られることは残念ながらあまりないのです。 「神田明神」に「縁結び」のご利益があるのも将門公と共に「大己貴命(大国主の別名)」が祀られているからなのです。 何だかわかりづらい説明になってしまったかもしれませんが、何か少しでも参考になれば幸いです。

chibapudding
質問者

お礼

ありがとうございます!!こんなに詳しく教えていただけるなんて、感激です。歴史は詳しくないのですが、mapatoさんのご説明、とてもわかりやすくてとても興味深いです。勉強になりましたし、mapatoさんに教えていただいたことをヒントにもうすこし自分でも調べたいと思います。感謝です!!

  • mapato
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回答No.1

こんにちは。 私は旅先などでもお宮をまわるのが好きで、神社のことを色々調べたりもするのですが、お宮やお寺自体に明確に「源氏の寺社」「平家の寺社」などという区別があるような話はあまり聞いたことがありません。 勿論例えば鶴岡八幡宮(他の八幡宮もそうですが)などであれば「源氏所縁」ということはあるでしょうが、だからといって「平家の流れを汲む方お断り」などということはありませんし、管理自体も源氏に関わる人々のみが担っているなどということもないでしょう。 それなのに何故成田山でそういうことを言われたのかというと、成田山新勝寺は元々が「天慶の乱」を起こした平将門討伐の祈祷を行う為に建てられたものだからだと思います。 ですから今でも将門公の流れを汲む人々や所縁の土地の人々は成田山には参詣しないと聞きます。神田明神の氏子なども「将門公のご加護が得られなくなる」ということで成田山に行くことはありません。 それに質問者さんのお家の苗字が例え「平家」由来を示すようなものであったとしても、明治以降は本当にそれが元々のものであったかわかりませんし、そうであったとしてもそれをもうご家族の誰もがわからないような状況では、あまりお気になさる必要はないようにも思います。 もしそれでも気になるようでしたら、関東には将門公所縁の神社など沢山ありますので、(成田山でそのように言われたことを鑑みて)そちらにお参りされては如何でしょうか。 よく知られているのは先にも挙げた「神田神社(神田明神)」ですが↓ http://www.kandamyoujin.or.jp/ 茨城県坂東市にある「国王神社」や(関東ではありませんが)福島県相馬市の「相馬神社」などにも祀られています。 また、そのものズバリ「将門神社」などもあまり大きいものではありませんが各地にあります。 「平家」に拘るのであれば広島の厳島神社などはとても平家に所縁のあるところですが、平家の誰かを祀ったものではありませんから少しずれてしまうかもしれませんね。 最近のお宮はどこも色々な神様を配祀したりしてご利益も多岐にわたっているので、例えば前述の「神田神社」などでも「縁結び」のお守りを頂いたり出来るのですが、「縁結び」が第一のご利益で尚且つ平家の誰かが祀られているものをお探ししたほうがよいでしょうか(もしご希望であれば及ばずながらもう少し調べてみたいと思います)。