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成長率0%の経済について
最近は、消費経済のいきずまりが見られますが、そこまで経済の指数に囚われて、成長率などで一喜一憂する必要があるのでしょうか。 仮定として製造業からサービス業中心に経済が移行するとします。経済のGNP等数値的には0%というか、相対的に物価の上昇に添った形の現状維持の状態で経済の存続というのは不可能なのでしょうか? 仮に不可能とした場合、その弊害とはどんなものが考えられるのでしょうか?
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>競争の原理が働かないだけに共産主義の計画経済のような空論にしかなってしまい、その経済したでは人々の幸せは望めないのでしょうか? おそらく「共産主義の計画経済」というのは.ソ連社会主義経済か.中国帝国主義経済を意味していると考えます。 この両者に共通する内容は.一部の支配者層の利益を確保するために.被支配者層の利益を略奪したことに経済破綻の原因があります。たとえば.中国がソ連と異なった経済を目指した原因は.ソ連が利益率の高い工業の発展を.中国に利益の低い食品生産を分業しようとした(日本の満州支配における麻薬生産と考え方は変わりない)ためです。 競争原理の作用というよりも.一部の人々の利潤を確保するために.多くの人々を犠牲にするという経済政策に原因があります。また.自由主義者会においては.経済弱者に適当に利潤を与えておけば.その利潤は多少時間がかかりますが.全部資産家に戻ってくるというへんな特徴があります。しかし.一部の人々が利潤をかき集めてしまうと.下層社会まで資金が回らず.格差が生じ格差是正のためという共産主義経済の必要性が問われてきます(日本では知事クラスの権限をもつ大金持のマルクスが.なぜ共産主義を唱えたかを思い出してください)。 「競争原理が働かない状態」というよりも.一部の経済強者の(権力を持ちますので.法改正などの手段により)利潤を確保する行為が今後強く現れることが予想されます。すると.「独占資本主義社会」という名前の「社会主義経済」を構築します。すると.大体ソ連社会主義経済の破綻.大日本帝国経済の破綻とおなじような道を歩むと考えられます。 「空論」ではなく.かっての資本主義経済が独占資本主義経済となりどのように破綻していったか.を考えれば.人口増加がなくても経済を発展させて行く道が見当つくかと思います。高度成長期にみられたように「将来金になるから低賃金で働け」なんて方法は使えません。逆に.このような企業教育を受けた人々がその労働の成果を要求する時代になりました。
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おっしゃる通りサービス業がわが国の中心になりつつありますが、今のところ製造業も高い技術を保持しており、競争率も高いと言えます。しかし、もし日本の産業がカラになってサービス業中心という形で存続するのはとても危険だと思います。今の日本を支えているのは製造業の高い技術力といってもいいと思います。日本の貿易黒字のほとんどはそういった製造業が作り出したものから生まれているのです。もし、第三次産業中心になると日本の経常黒字はなくなり、アメリカのように赤字に苦心せねばなりません。 アメリカはどうやって乗り切っているのかというと、アメリカは戦勝国ですから、自国の生産物を敗戦に買わせるなどしています。日本の国航空機はそのほとんどがボーイング社の飛行機です。それを拒否することはできません。アメリカの主張する自由競争の原理からすれば日本の企業が航空産業に参入するのがスジというものですが、だれもそれを主張しようとしないのは不思議です。また、アメリカは自国で生産した兵器をも敗戦国に買わせています。日本の自衛隊の兵器はそのほとんどがアメリカ産です。戦闘機などは日本の作ったものの方が高い性能を示してる場合もあります。最近発表されたF2戦闘機などは日本の三菱の作ったものですが、アメリカはその性能に驚愕して「共同開発」にして自国の技術にしてしまいました。そのくせ「アメリカの戦闘機はきちんと買え」というのです。 このようなマネは戦勝国「ならでは」で、敗戦国である日本にはできません。いや、させてもらえません。しかし、アメリカの航空機は翼の付け根の部分は名古屋で製造し、それを船で運んでアメリカで組み立てているのです。それは日本の技術が高く、なによりもアメリカ本土で作るよりも安いからです。また、アメリカの軍事技術の中枢はハイテクで支えられていますが、軍事衛星の特殊な高性能レンズは日本産ですし、ピンポイント爆撃に使われるマイクロチップも日本産です。このように日本はアメリカが日本なしではやっていけないくらいの技術で日本を守っているのです。 その産業と技術力がなくなったと仮定し、アメリカのように巨大な資本にモノを言わせたプライベートエクイティなどの金融攻撃を他国に仕掛けて、アジア通貨危機でアジアを犠牲にしてしこたまもうけた欧米のようにすることも可能ではありますが、やはりそれでもやっていくのは厳しいと考えます。
人口の伸びがなく.逆に減少して行けば.現状経済の維持は可能です。 が.高齢者を雇用しなければならず.かって日本が歩んだように.低賃金・重労働で「高齢になったらば給料あがるから我慢しろ」と宣伝して働かせることはできず.労働生産性が低下し.国際競争力が低下することが考えられます。
お礼
回答をありがとうございます。 やはり、自由経済であるからには競争が当然の原理だけに競争力がなくなるのは致命的ですね。 世界をひとつの経済としてみた場合も、競争の原理が働かないだけに共産主義の計画経済のような空論にしかなってしまい、その経済したでは人々の幸せは望めないのでしょうか?
- Singollo
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たとえば金融業が成立しなくなりますよね 融資した金に物価上昇率以上の利子のついた金額がトータルで返済されてきて初めて利ざやが得られるわけですから
お礼
回答ありがとうございます。 確しかに、そう思うと金融業って経済になくてはならない存在だし、金融業が立ち行かなくなると、成長しない経済すら保てないですね…。
お礼
皆さん、回答ありがとうございました。お礼が遅れてすみませんでした。 まとめてのお礼で申し訳ございません。