- ベストアンサー
アリコ ドル建終身保険 どんな保険ですか?
初めて利用します。 自分自身に知識がなく、周りに詳しい人もいないためアドバイス頂けたらと登録しました。 商品名などを出すことはタブーなのでしょうか? 今回は記載させて頂きました。 現在、終身保険の見直しを検討しております。 実はソニー生命で800万円の終身保険に数ヶ月前に加入しました。 夫が現在36歳での800万円の終身保険、月額1万6千円ちょっとの保険です。老後への備えが大きな目的でした。 しかし、最近になり保険代理店の方から、タイトル記載のドル建終身保険をすすめられています。上記の保険と同額の支払いでも、返ってくる金額が何百万と違うとの話。 ちなみに先述の保険は、主人が65歳になったときわずかに支払い額より帰ってくる金額ふえるものです。その同時期に、アリコだと数百万えん増えているそうです。その差は、積み立て利率の違いからだそうですが。 わたしは全くの素人なので、そんなオイシイ話しがあるの?という感じです。 もし詳しく知っている方、または加入されている方などがいればアドバイスが頂けたらと思います。 ちなみもしアリコに加入する場合は、ソニー生命の方を解約または減額しようと考えています。解約する場合は7万円ほどを捨てることになり正直躊躇していますが、その代理店の方曰く、先のことを考えれば少ない金額との見解でした。 お手数ですが、どなたかアドバイスをお願い致します。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
アリコ ジャパン【米国通貨建て 市場金利連動型終身保険】の事かと思います。 確かに、解約返戻金の運用を米ドルで行いますのでパフォーマンスは円建ての商品に比べるとかなり良いです。 これは、運用を日本よりも利回りの良い「米国債」や「米公社債」などで行うためです。 結果として積立利率が【3%】最低保障できるので、円建て商品の最低保証利率と比較しても約2倍近く高い利率になります。 (ただし、これはあくまでも「最低保障」ベースの話です。市場金利に連動して毎月変動します。) ただし、あくまでも【米ドル商品】であるという事を忘れないでください。 この商品が抱えるリスクは【為替リスク】です。 月々の保険料(掛け金)は当然「ドル」で支払いますので、chi-ki-さんが米ドル口座をお持ちでない場合は、保険料引き落としの際にその都度「円→米ドル」に自動的に両替された上でアリコ ジャパンの口座に送金されます。 例えば月々の保険料が$100だとすると、口座から引き落とされる保険料はその日の為替レートによって変動します。 (A) $1=120円の場合、12,000円 (B) $1=100円の場合、10,000円 つまり、円安の時はより多く円を支払う事になりますし、円高の場合はより少なく円を支払う事になります。 (当日発表の為替レートを基準に両替を行いますが、為替手数料が発生しますので、発表されたレートより若干高い金額になります。) 保険金(もしくは解約返戻金)受取時にも当然為替リスクが発生します。 例えば$80,000の死亡保険金を受け取る場合、 (A) $1=120円の場合、960万円 (B) $1=100円の場合、800万円 つまり、円安の時はより多くの円を受け取る事になりますし、円高の場合はより少なく円を受け取る事になります。 (当日発表の為替レートを基準に両替を行いますが、為替手数料が発生しますので、発表されたレートより低い金額になります。) この【為替リスク】さえきちんと理解されていれば、外資保険会社の強みを活かした非常に良い保険商品であると言えます。 ちなみに、chi-ki-さんがドル口座を開設すれば、為替リスクはご自身である程度コントロール可能です。 円高の時にドル口座に預金を増やしておき、月々の保険料をドル口座から支払う設定に切り替えれば支払う円をより安くできます。 また、保険金(もしくは解約返戻金)受取時にもドル口座に振り込ませ、円安の時を狙って引き出す事で受け取る円をより高額にできます。 そこまでしなくても、chi-ki-さんが今後の日本円の価値は下がるだろうと感じているならば、充分なメリットはあると思います。 ただし、日本円の長期的な価値の変動に関しては経済学者であっても断定する事はできません。 こればかりはchi-ki-さんの感覚次第です。 逆に考えれば、終身保険のように中期~長期の資産を日本円だけで持つ事にもリスクがあります。 現在の800万円と30年後の800万円の価値が同じである可能性はゼロに近いからです。 今後、物価が高騰すれば、当然800万円の価値は低くなります。 もしも、どちらのリスクもできるだけ軽減したい…という事であれば、 【円建て終身400万円 + ドル建て終身4万ドル】 というような設計にされても良いでしょう。 バランスはchi-ki-さんのお好み次第です。 余談ですが、chi-ki-さんがお話を聞かれた保険代理店の方の説明は少々乱暴ですね。かなり断定的な説明をされている様に感じます。 【為替リスク】がある以上、最終的に「○○万円増えます!」などという説明はできないワケですから。 こういった断定的な説明は保険業法で禁止されています。
その他の回答 (1)
- icc70255
- ベストアンサー率80% (64/80)
ソニーの終身保険が「変額終身」なのか、通常の「利回り変動型終身」なのかによっても、比較論としては優劣に影響があります。が、ドル建てと円建ての違いという決定的なものから言うと、NO1の方の言われる通りです。 ドル建ての保険は利率の高さによる利殖率よりも、為替レートのよる影響のほうが大きく出ます。確かにドル・ベースでの増え方は円建てよりも優れていますが、それが「円」に換算した時にソニーの終身保険よりも良いパフォーマンスかどうかはわからないのです。お金が必要になった時が必ずしも円安とは限りませんし、設計書に記載されている金額はあくまで例示のレートが65歳時にもぴったり同じ、という前提でのお話しなので、その確率が低い以上、その人の言う「ン百万もの違い」を受け取り確率はかなり低いと思って下さい。 ところが、ソニーの終身保険がもし「変額終身」と言われる、解約金の変動するタイプであった場合は、ドル建て終身よりもリスクは高くなります。65歳の時点で一体いくらになっているか、全く予想もたたない保険だからです。定額の終身保険(利回り変動型など)であれば、そのような心配はありません。貨幣価値の変動にも保険金の増額で対応できるようになっていますし、一度増加した分は減りません。 保険の優劣とはあくまでも全体の商品比較論なので、「利率」に限っての比較だけでは今の終身保険よりも良い、とは言い切れませんし、そのような販売話法は禁止されています。禁止事項に触れるような募集をする販売員は自己本位に募集しているわけなので、契約窓口としてはあまりお勧めできません。 どちらを選ぶか、となると、どちらにも利点があり、やはり「両方」、つまり半分ずつが妥当でしょう(変額終身の場合は要再考)。 ドル建て保険は為替リスクをうまく軽減できれば、商品としては魅力があります。為替も長期間にわたって掛けていくことで、レートが平均化されリスク耐性は強化されます。また円高時にできるだけたくさん前納を行うという財テクを繰り返すことで、高い貯蓄&保障フォースを実現できます。受け取りに際してもドル口座の受け皿を持つことで、為替リスクも軽減できます。やはりお勧めの商品には違いありません。
お礼
icc70255さんへ ご回答ありがとうございます。 わたしは本当に保険についての知識が乏しく、いつも担当者にお任せ状態でした。もう少し勉強しないといけませんね。 どうしたらみなさんのように強くなれるのでしょうか? ただただ尊敬してしまいます。 ソニーの物が変額ではないはずです。(再度調べますが…。) お二人のアドバイスで痛感することは、代理店の方の説明がいかに一方的であったかということです。 65歳時の受取額を断言されていました。(200万以上増えた額で。) ドル建を上手に活用する方向で、まずはその代理店で契約することはやめようと思います。 みなさんどのようにして保険に入られるのでしょうか?インターネットから資料請求という感じでしょうか? 今のところ、お二人のアドバイスにあるように、半々くらいがベターかなと検討中です。外貨の口座も勉強した上で開いてみようかなと思っています。 本当にありがとうございました。
お礼
Ryo-Hey さんへ ご回答ありがとうございます! 正直、感動しました。 初めて利用する私にご丁寧に回答を下さったこと心から嬉しいです。 そして何より、とっても分かりやすい説明でした。その代理店の方の説明は難しい言葉を並べ、とにかく金額が増えます!みたいな…。 Ryo-Heyさんのような方の説明を受けられるならば加入したいのですけどね。このご意見をもとに検討してみます。 本当にありがとうございました。