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こういった本のお薦めを教えて頂きたいです。
軸となるもの(謎解きでも何でも)がお話の筋にあって、 そこにあくまで脇の要素として恋愛が絡むような本を探しています。 そういった中での個人的なお気に入りは、 恩田陸さんの「麦の海に沈む果実」や、荻原規子さんの「空色勾玉」で、 また乙一さんの「GOTH」などもとても楽しめました。 できれば文庫化されている本の方が値段的にも手に取りやすいのですが、 そうでなくても何かおすすめがありましたら是非教えて頂きたいです。 よろしくお願いします。
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絶版ものが多いので図書館で見ていただくことになるかと思いますが…(^^;) ・マリオン・ジマー・ブラッドリー『アヴァロンの霧』 アーサー王物語を彼の異母姉、モーゲン(モルガンの方が通りはいいかな?)の視点から書いた話です。 キリスト教とドルイド教、2つの世界に分裂し始めたブリテン王国を統一するため、聖なる島アヴァロンの女王は 偉大な指導者をたてようと画策し、主人公モーゲンはその怒涛の運命の渦中に巻き込まれていく……といった話です。 アーサー王ものの小説ではこれが一番好きです。読み始めるとあまりの面白さにとまらなくなります。 ・氷室冴子『銀の海 金の大地』 空色勾玉がお好きなら、多分これはドンピシャではないかと。 古代日本が舞台で、主人公の少女真秀がこれでもかというほど、過酷な運命に立ち向かっていくお話で 彼女の一挙一動から目が離せません。昔ついていたキャッチコピーは『愛と憎しみの古代転生ファンタジー』。 内容をよく言い表しているかと思います。 また、同作家の『なんて素敵にジャパネスク』も時代恋愛ものとして絶品の作品です。 どちらかというと恋愛がメインですが、しっかりとした話がバックボーンとしてあるので読み応えがあるかと思います。 補足になりますが、荻原規子さんの『これは王国のかぎ』は中央公論新社より文庫で出ています。 続編『樹上のゆりかご』も同じく文庫で出ていますが、内容的には直接的な続編と思わないほうがいいです。 普通の青春小説としては楽しめますが、『これは~』の続編として考えていると肩透かしくらわされます。
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- poco35
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アタシもそういう感じのお話好きでよく探してますー(*´∇`*) #1さんがおっしゃるように、萩原規子さんの他の作品はどれもオススメですよ☆ とりあえず、勾玉シリーズ全部に手を付けてみてはいかがですか? 王国のカギもすごく面白かったです! ただ難点なのは、どれもハードカバーの本ってことなんですけどね…。。 あと恋愛はほとんど出てこないのですが、恩田陸・荻原規子・乙一が好きなら、おそらく伊坂幸太郎の作品も気に入ると思います! 「チルドレン」は最近文庫で再版されているので、色々な本屋で平積みされてると思います。 特に「チルドレン」はサッと読めるので、伊坂作品に触れるきっかけと思ってよかったらちょっと手にとってみてください(*´∀`*)
お礼
あくまで話の中心は別のところにあって、でもそっと小さく恋愛要素なんかがあると女性としては嬉しいですよね。 勾玉三部作はノベルズ版としても出ているみたいですが、 ハードカバーの装丁が何だか妙に好きでそちらを買ってしまいました。 王国のカギはやはり皆様が薦めてくださるので楽しめること間違いないみたいですね。(間違いというのは語弊がありますが…) 伊坂さんの作品は映画化される際にタイトルを目にすることが多くて、 私は作品名にも重点を置いて欲しいなというのがあるので 読む前のくせして一丁前に作品の名前にドキドキしきりでした。 「重力ピエロ」とか「死神の精度」とかもう中身が気になって仕方が無いです。 どこから始めようと考えあぐねていたところだったので、 お薦めして頂いた「チルドレン」からさっそく入ることにします。 とても助かりました。ありがとうございました。
小池真理子はどうですか。サスペンスで、ほとんど恋愛絡み。直木賞受賞作家です。文庫化されています。
お礼
表紙を目にする機会はありましたが、 小池真理子さんの作品はどなたかのものと勘違いしていたせいか、 全て激しい恋愛が主軸なのではないかと失礼ながらなぜか勝手に思い込んでいたので、 これまで一度も手にしたことはありませんでした。 この機会に探してみようと思います。 ありがとうございました。
- j2ee
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文庫でなくて申し訳ありませんが、おすすめを紹介させて頂きます。 ・「図書館戦争」(有川浩・メディアワークス)図書館を守るための自衛隊のような機関の話。新人女性隊員と上司のウブな恋愛が混じっていて、とてもエンタテインメントです。 ・「スロウハイツの神様」(上下)(辻村深月・講談社ノベルス)スロウハイツというアーティストたちが集まる家でのそれぞれの話。ラストであっと言わせてくれました。恩田陸さんの系統に入るかなと思います。恋愛も少々あり。 ・「アーサー王宮廷物語」全3巻(ひかわ玲子・筑摩書房)アーサー王の黄金時代からその滅亡までを描いた三部作です。騎士に憧れていた幼い少女だった主人公が、次第に人を愛すること、憎しみを知っていく様子が流麗に描かれています。歴史ものというよりは、恋愛、時代、ファンタジーのあたりだと思います。空色勾玉がOKであれば、こんなのもいかがでしょうか。児童文学に類しますが、充分大人にも耐えうる読み物です。
お礼
発行元まで記述して頂いて、ご丁寧な回答本当に感謝します。 「図書館戦争」は、条件に合った本を検索した際あらすじを読んで気になったものの1つでした。 お勧めしてくださった作品に名前が挙がるということは、やはり私好みな気がします。 「スロウハイツの神様」と「アーサー王宮廷物語」は初めてお会いする作品です。 前者は大きな風呂敷を広げた上できちんと人も描けている作品とのことで、その畳み方にものすごく興味があります。 ファンタジーの方は勾玉三部作以降遠ざかっていましたが、 個人的にアーサー王という人物自体が抽象的な記号のように感じていたので、それがどう関わって描かれているものなのか、 3巻分もその世界に浸っていられるのが楽しみです。
- jlrsmama
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いろいろあると思いますが、今すぐに思い出せるのが最近読んだ海堂尊さんの『ジェネラル・ルージュの凱旋』です。 大学病院内での医療ミステリー(?)ですが、キャラクターがとても魅力的でおもしろいです。 ただ、シリーズの3作目で『チーム・バチスタの栄光』『ナイチンゲールの沈黙』と順番に読まないとわからないと思うのですが… 『ナイチンゲール…』も「脇の要素としての恋愛」という条件に合いそうですし、とても面白いシリーズですのでよろしかったらぜひ読んで頂きたいです。
お礼
どうやら1作目は「このミステリーがすごい」大賞を受賞された作品なのですね。 恥ずかしながら初めて耳にしたタイトルでした。 医療ものでミステリーも並行だとキャラクターが潰れがちなものが多いですが (あくまで私が今まで出会ったものがそうだっただけなのですが…) レビューの中で読後感がすごいという方もいらっしゃったので、ものすごく気になります。 また、シリーズ内で時系列が同じ作品部分は交互に読んだ方が楽しめるとも紹介しているところがあったので、 そんな面白い手法をお薦めされる作品ならば試さずにはいられないです。 読むときは絶対一度に集めてからにしようと思います。 とても興味のわく作品を紹介して頂きありがとうございました。 是非読ませて頂きます。
- sundalia
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ひとまず、「麦の海に沈む果実」と登場人物がかぶる、 「黄昏の百合の骨」(恩田陸)はいかがでしょうか? 恩田陸さんの作品なら、他に、「蛇行する川のほとり」や、 「六番目の小夜子」も、希望されているような感じかと思います。 あるいは、勾玉シリーズの「薄紅天女」(萩原規子)とか、 これは「王国のかぎ」(荻原規子)とか。 既読でしたらすみません。
お礼
「麦の海に沈む果実」が恩田陸さんの三月シリーズの1つというのを 聞いてはいつつ手を出すにはためらっていたのですが、 私は勾玉三部作は空色の次に薄紅が好きで、 また、薦めて頂いた六番目の小夜子もとても楽しんで読んだ記憶があるので、 それらを推してくださった回答者様の一言で決心がつき 「黄昏の~」を本日購入してきてしまいました。読むのがとても楽しみです。 恩田さんの作品は他にも夜のピクニックなど素敵だったので、 「蛇行する~」にもチャレンジしてみようと思います。 そして「これは王国のかぎ」、どうやら続編もありそうで こちらもまたとても興味を惹かれたので、絶対に試してみます。 御回答ありがとうございました。
お礼
丁寧な解説と補足ありがとうございます。心強い参考になりました。 アーサー王を扱った作品では、王をどのように置いてどう関係づけているか色々なものがあってすごく興味深いです。 上の方で挙げて頂いた作品と続けて読んでみるのも面白そうなので、今から読むのが楽しみになっています。 氷室さんという著者は「なんて素敵にジャパネスク」の作家さんなのですね。 漫画と原作を両方友人に借りて途中まで読んだことがあります。 想像していたより背景がきちんと立っていたのですごく面白かったので、 続きも借りてこようかなと思いました。 「銀の海 金の大地」もコバルト文庫ということで普段手にしないジャンルなのですが、 その分また今度はどうひきつけてくれるのかわくわくします。 「樹上のゆりかご」、続編であるのに青春小説とはどういったものか、 そういう意味でも気になってしまうので、心構えを参考にして読みたいです。