日本で飼っていた犬を、アメリカ転勤時に一緒に連れて来ています。
年数回の帰国時にも、毎回一緒に連れて帰っています。
質問者様のワンちゃんは、現在3ヶ月。
里帰りの予定は、この夏、という事ですよね?
結論から言いますと、連れて帰れません。
アメリカから、日本に犬を輸入する際には、以下の手続きが必要です。
1.ISO規格のマイクロチップを挿入する
(アメリカは、独自の規格のマイクロチップが普及している為、
ISO規格の物を手に入れるのは、かなり難しいです。
日本の検疫所では、アメリカ規格の物も一部読み取れるそうですので
マイクロチップ挿入前に、獣医師からチップのメーカーと桁数を教えてもらい、
日本の検疫所に読み取れるか確認した方が良いです)
2.1回目の狂犬病注射
3.2回目の狂犬病注射(1回目から30日以上あけて接種のこと)
4.血清検査用の血液採取(2回目の狂犬病注射接種日でも可)
5.検疫所指定の検査施設での血清検査(アメリカでは、カンサスとテキサスにあります)
6.血清検査で抗体値がクリアしていれば
血液を採取した日から180日間の待機
7.日本入国40日前までに、入国空港内の検疫所に、輸入申請を提出
8.アメリカ出国2日前頃、獣医師の診断を受け、
FormA&C(検疫所のHPからダウンロード)を記入してもらう
9.すべての書類にアメリカ農務省(USDA)の裏書きをもらう
以上、すべての手続きが済んでいれば、日本入国後12時間以内(実際には10分以内)に入国許可が下ります。
すべての準備には最短で7ヶ月かかります。
(2回の狂犬病注射の間隔30日+待機期間の180日)
また、すべての手続き時に、マイクロチップでの個体確認をします。
マイクロチップが入っていない場合は、すべての手続きが無効になります。
狂犬病注射を接種した・血清検査をクリアした犬と、
日本に入国使用としている犬とが、同一の個体であるかどうかは、書類だけではわかりません。
よその犬の血清検査結果を、ウチの子の結果だと偽る事ができないようにするためにも、
マイクロチップでの個体確認が絶対に必要だからです。
お礼
大変詳しい説明ありがとうございます。 連れて帰るまでに7ヶ月もかかるなんてまったく予期してませんでした。。 7ヶ月だと、冬までにぎりぎり間に合うという感じですね。。。 この夏の里帰りは考え直した方がいいのかもしれません。 まず、マイクロチップですね! ちゃんと確認してからやりたいと思います。 ありがとうございました!!