「外来生物は是か非か」
さっそく本題に入らせて頂きます。
高校から「外来生物は是か非か」という
討論会用の原稿を作ってこいという課題が出ました。
自分なりに考えてはみたものの、どうも文章がまとまらず、
こちらで質問させて頂いた次第です。
(段落ごとの改行だと読みづらくなってしまうので、短く区切って改行しました。)
原稿
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外来生物は日本固有の生態系を破壊してしまいます。
とりわけ、日本は島国であり、閉ざされた環境下で固有の生態系を形成してきました。
その環境に、他の生物を捕食する一方、捕食圧を受けない外来生物が入り込むと、一気に繁殖し、生態系を破壊してしまう可能性があります。
日本の生態系は、「里山」などに見られるように、人間の生活に寄り添う形で保たれてきました。
外来生物によって生態系のバランスが壊されると、人間の生活も脅かすことになります。
さらに感染症の心配もあります。
アライグマによるアライグマ回虫や狂犬病の媒介や、その他の外来生物の輸入による新興感染症の侵入の可能性が問題となっています。
従来その地域では見られなかった病原菌や寄生虫が外来種とともに移入されると、人間や在来種に被害を与える場合があります。
以上のことから、外来生物は人間にとっても環境にとっても良くないと私は考えます。
しかし、現在施行されている外来生物法には問題点が多いと思います。
一つは、これは外来生物を自然界から排除するための法律で生かすことが想定されてないということです。
外来生物問題は人間が引き起こした問題です。
処分ではなく、生かす方法を盛り込むべきでしょう。
現在捕らえられた外来生物は餓死、撲殺、溺死などの手法で多くは殺処分されています。
これは動物愛護の観点からも問題です。
動物愛護法では、人の占有下にある動物(ほ乳類、鳥類、爬虫類)の虐待禁止を定めています。
また、ペットの場合はできる限り生存の機会を与えるように努めるとともに、やむを得ず殺処分しなければならない場合は「動物の処分に関する指針」に従うように定めています。
わなで捕獲された動物は、人の占有下に入ることから、動物愛護法が適用されるべきです。
また、これ以上無駄に命を奪うようなことをしないために、遺棄又は逸走によって生態系に影響を及ぼす恐れのある地域では、
不必要な繁殖を制限するための不妊措置や、マイクロチップによる個体識別の普及も合わせてする必要があると思います。
二つ目は、日本の生態系に定着している生物や、産業に影響を与える生物までもが特定外来生物となっていることです。
蜂をトマトやナスの受粉目的に使用している農業者などにこの法律は大きな影響を与えかねません。
証明書発行や免許制を取り入れ、これまでの産業を続けていくことができるようにすべきです。
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つたない文章で申し訳ありません。
「こういうことも根拠として盛り込んだほうがいいのでは」など
何でも構いませんので、皆様からアドバイス等々頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
長文・乱文失礼致しました。
補足…
予想される、自分の意見に対する反対意見とそれに対する反論も考えなければならないのですが、
考えても良いものが思いつきません。
(「今までも種の絶滅と誕生を繰り返してきたのに何故こだわるのか。
在来種と外来種が交雑すればまた新しい種が生まれるのではないか。」
というようなものしか思いつきませんでした…。)
これについてもアドバイス頂ければとても嬉しいです。
お礼
早速のご回答、有難うございました。 そうでした、そうでした。助かりました。ほんとに有難うございました。