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CS・BS放送のタイムラグについて
野球が好きでCS・BS放送でよく野球中継を見ますが、生中継といっても若干のタイムラグがありますよね。 このズレってアンテナやチューナーの性能で違うものなのでしょうか? また今後、現在の地上波のようにタイムラグをなくすことは可能なのでしょうか? それと、ケーブルテレビでCS・BSの番組を見た場合はどうなのかも知りたいです。 よろしくお願いします。
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タイムラグですが、 アナログTV放送の場合は 中継現場→放送局へのタイムラグ 約0.3秒(ただし音声と映像では異なる) が支配的です。 TV局によっては、音と絵を合わせるために、更に遅延している場合もあります。 BSでは、これに 地球→衛星→地球 のタイムラグ 0.5秒が加わります。 ここまでは、アンテナ、チューナーを変えても変りません. 問題はCSで、これは、デジタルエンコ-ド、デコードの作業による 遅延が支配的です。Riskさんがご存知のとおり CSはものすごく遅れます. デジタルBSも遅れます.放送局からチューナーまで 2.2~2.7秒かかっています。 時間に幅があるのは、直接アップロードする局と 何回もデジタル伝送線を通る局があるためです。 これは、ケーブルテレビでも変りません. エンコーダ、デコーダ共に、DSPの性能が上がると 多少速度は上がりますが、 基本的には、バーストエラー(連続した受信不良によるエラー) 対策で、並べ替えと呼ばれる処理をしていて、これが遅延の 原因ですから、そんなに処理は早くなりません. たぶん、到達までの時間はラジオが一番速いと思います。
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- asuca
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タイムラグはチューナー、アンテナなどために起こっているのではありません。 衛星放送用の静止衛星は約3万6000キロ離れたところにありますので電波が往復するのに単純計算だと0.24秒掛かります。この時間差はBSと地上波のNHKのニュースなど同じ内容の物を見ていると特に分かりやすいですね。この時間差はケーブルテレビでBS,CSを見ても当然あります。 将来的にイリジウム衛星のような地上780キロぐらいに浮かんだ衛星を複数個切り替えながら中継するようなシステムが出来ればまた時間差は少なくなるかもしれませんが、今の所そういった計画は無いようです。
お礼
詳しい回答ありがとうございました。 将来的にはどうなのか気になっていたので参考になりました。
- 2Yari
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こんにちは。 まず結論から申し上げますと、 このタイムラグは、アンテナ、チューナーとはほとんど無関係です。 実はこのタイムラグ、地上波でも起こっているのです。 これは野球の生中継についてのご質問ですので、 中継元である球場が放送電波の発信源となります。 一方その電波を受信するのは家のテレビのアンテナです。 電波が伝わる速度はほぼ光の速度と同じと考えてよく、 地上波の場合、球場と家の距離はせいぜい数千kmですから、 人間にはタイムラグと感じないだけのことです。 これが衛星だと、途中で通信衛星を経由しないといけませんから、 距離は比較にならないほど伸びます。 当然伝わるのにも時間がかかる訳です。 これが「タイムラグ」の正体です。 そして、電波の伝わる速度が受信装置によって変わることはないので、 地上波レベルのタイムラグで視聴するのは、 アンテナ、チューナーを変えただけではムダです。 ただし、アンテナやチューナーに原因があってのタイムラグである場合は、 その限りではありません。 おわかりいただけたでしょうか?
お礼
大変わかりやすい回答ありがとうございます。 ずっと気になっていた事でして、非常に参考になりました。
お礼
具体的に述べていただきありがとうございました。 バーストエラー対策が遅延の原因だったのですね。 いい勉強になりました。