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「修羅の門」の最後について
このカテゴリーで作品名で検索をかけると、ほとんど「お勧め」という意味でヒットします。 たしかにこの作品は面白く、本当に格闘技が好きな人が描いたんだと思わせるすごい魅力があります。 そういう私も大好きで、コミックの発売日を今か今かと待ったのを覚えています。 しかし! あの終わり方は何なのでしょう? 大好きだからこそ悲しいです。 描くのを止めた理由がまた、1通のファンレターって言うんですから腰砕けます。 (真意を読みとれなかったファンのせいだ!と言ってるようなものです) そりゃ~あの後のラストは、ハッピーエンドじゃ泥臭いし(^_^;)九十九が死んだら(負けたら)非難囂々でしょう・・・。 でもそれを描き上げるのがプロではないでしょうか? 読者にお金を出させて買って貰っている作品です。責任を持って最後まで完結させる責任があると思います。 (この事はガラスの仮面の作者にも言いたいです・・・) 皆様はどうお考えですか?
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残念ですね。 言って見れば、胴上げされて地面に叩き落される様な気分です。スンマセン、例え下手で。でもまあ、あんだけ伏線はって「まだアルよ、実はまだ続くよ~」みたいな感じで読者の好奇心あおっといていきなり「やっぱ止めた」でしょ。僕も作品としての完成度、さらにああゆう終り方をする作者を疑う。連載が再開されないまま、文庫版が本屋に並んだ時は、この漫画家の作品を読む気が失せた。ただでさえ不完全な作品なのに、さらに文庫版までまだ出すかあ?ホント、どうゆうつもりなのか、よくわかりません。面白かっただけに、リバウンドも大きい。「スラムダンク」の最終回より後味マズイです。「スラム~」が完全版を出したのは理解できるけど、「修羅」は・・・? とゆーか。最近フィクションと現実を区別するという事をできていない人が増えてる気がする。僕はどれだけマンガ・小説や映画で感動しても。それは、一つの誇張された出来事の一部分に過ぎないし、現実はまた別だし、エンターティメントでは現実にある負のディテールまでは描ききれないと思ってます、初めっから。ドキュメンタリーとかはまた別ですけど。 そもそも漫画って風刺やジョークから始まったモノだし。だからそういう作品に大げさな表現があっても、僕はイチイチ目くじらを立てたりしません。マンガのキャラなどでなく、目の前にいる人間に対してのみ影響力を認めるのが大人の分別だと、僕は思います。僕は、別に漫画だからと見下している訳ではなく、娯楽だからと割り切っているだけです。 それにこの作品「修羅の門」の方向性は、第二部のラスト(不破さんの結末)を読んでいれば当初から分かりきった事だし。それがなぜ第四部のラストになってまでわざわざ批判をする必要があったのか、よく分からない。 だから正直、僕は抗議した読者の心情がよく理解できません。 またその抗議を受け入れた作者の意図もよくわかりません。
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- hokuto_ds
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う~~ん; 私個人としてもあれはつらい思いをしましたが、何よりつらい思いをしたのは作者だと思っています。最後の作者の言葉は、べつにファンのせいにしているわけではなく、そこになにかの限界を見てしまったことからくるひとつの挫折の吐露だったと思うんですが。 「たった一通の」と言われますけど、たった一言で人生が変わることってありませんか?それだけの力が、そこには生じてしまったのでしょう。そんなことにそんなに悩まなくてもいいのに、みんなそう思ってるわけじゃないのに、と私も思いましたが、それは当人の心の問題ですから。描きつづけてきた「自分の分身」を一度捨てようとするほど、それはつらかったんだろうなと。そう思うしかない。 「描き上げるのがプロ」という言葉には全面的に賛成です。でも「商品」である前に「作品」なので、それを生みだすのは機械的な作業ではなく、作者の情熱と努力であるわけです。「それだけの情熱を迷いなくかたむけることが、今はできない」から、作品から離れるしかない(すくなくとも今は)‥‥それもまた、プロとしてのひとつのスタンスではないでしょうか?(それに人間としてのね。それを非難されることを、彼は承知であったとも思うし) それとも「とりあえず終わらせてみました」のようなラストでも、終わってればうれしいでしょうか。それは悲しいですよね‥あと、たしかに「終わる」ことが目的の漫画もありますけど、あの漫画ってそんなに「ラスト」が重要ですか?「最後どうなるのか見たい~っ」とかってくやしがるようなタイプの漫画とも思えないんですが;(素朴な疑問です。「途中」っても、とりあえず「話の途中」というわけではないので、気持ちとしては私は落ち着いたんですが) 「商品」としての位置づけを過剰にもたされ、描かされつづけてその価値をどんどん失っていった漫画をたくさん見てきました。それは現状ではやむを得ないことなのかもしれませんが、そういったもののなかに「修羅の門」が入らなかった、そのほうがむしろファンとしてはよろこばしいかと。まぁ人それぞれで、「金返せ」って思うのも仕方ないことでしょうけどね(^^; 金を出して「作品」は買えても「作者」までは買えないってことで‥やる気がないのに読者に媚びてる作家よりは数十倍マシかと思います。そういう作家、今、多いし。 あー、でも先読みたいし、待ってるけど。
お礼
hokuto_dsさま、お答えありがとうございます。 >何よりつらい思いをしたのは作者だと思っています 作者に聞かせたい言葉です!こんなに想ってくれるファンがいるのですから幸せですね、川原氏は。 >でも「商品」である前に「作品」なので 私にとって作品とは、完成されたものなんです。 例えば、絵画を制作途中で止めて、それを作品と呼ぶ人はいないでしょう。 >「とりあえず終わらせてみました」のようなラストでも、終わってればうれしいでしょうか 全然嬉しくないです。でも最後まで描き上げてこそ「作品」ですから、そのラストで川原氏の評価がされるのではないでしょうか? >あー、でも先読みたいし、待ってるけど。 同じく!!!モチベーションを高く上げて、是非続きを描いて欲しいですね。 はやく「全巻」揃えたいです~。
- popesyu
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モチベーションが下がったまま投げやりに創られるのもなんですので、中途半端であろうととりあえず筆をおいてくれた方がよいかと思います。 >真意を読みとれなかったファンのせいだ!と言ってるようなものです そのとおりでしょう。疲れていてもファンの手紙で元気づけられることもあれば、やる気を失うこともあるかと。前者はあっては良いことでも、後者があってはダメはどうかと。作者も人間ですし。 >読者にお金を出させて買って貰っている この辺は私とまったく意識が異なりますね。 私は芸達者な人にお金を出して楽しませてもらってるという立場です。読者にこびるようなマンガ(に限らずですが)は好きではありません。
お礼
popesyuさま、早速のお答えありがとうございます。 もちろん作者も人間ですので、他人の言葉に左右される事もあるでしょう。 しかし、厳しい見方かもしれませんが、プロというのは下がったテンションを無理矢理上げてでも作品を完成させる義務があると思います。 やる気のない投げやりなラストを描かれるよりは・・・って言葉は裏を返せば、あの作者はそういう事をやりかねないって言われているようなもんです。 私だったらとても恥ずかしいです・・・。 >芸達者な人にお金を出して楽しませてもらってる すごく謙虚な姿勢で素晴らしいですね。たしかに私の考えが高慢でした・・・。 ただ、そういう読者の優しさにあぐらをかくような行為はちょっと・・・。 私とはまた違う御考えが聞けてよかったです。 ありがとうございました。
お礼
お答えありがとうございます、aluminizedmanさん。 やはり私と同じ思いの方もいらっしゃったんですね。 >この漫画家の作品を読む気が失せた よく判ります・・・実は私も後に連載された作品は読んでいません。 キツイ言い方になりますが、ねだって買って貰ったオモチャを飽きたからといって片付けもせずに新しいおもちゃで楽しそうに遊んでいる我が儘な子供を見てるみたいで・・・。(^_^;) 大体、あれだけメジャーなマンガになったら、そういう批判もたくさん来る事なんて描きながら判っていたハズですよね。 どうも私には言い訳にファンレターを使ったように思えてなりません。 「可愛さ余って憎さ百倍」から「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」って感情かもしれませんけど・・・(笑)