Q/どのように計算して見積もればいいのでしょうか?
A/自分のPCのハードディスク性能を知りたいなら通常は自分でベンチマークテストソフトを作るか、HDBENCHなどのソフト(参考)を利用して、速度を算出します。
購入に伴って、理論最大値の転送速度を知りたい場合は、メーカーなどに問い合わせて最大内部転送速度を聞くか、雑誌などを見るかどちらかですね。
Q/現在書き込みが一番早い規格はどういう規格なのでしょうか。
A/この質問・・・たぶん初心者さんですかね。
ハードディスクの規格というか種類は現在主に2つです。2,5インチハードディスク(ノート用)か、3,5インチハードディスク(デスクトップ用)か・・・これが主に使われます。
あとは、ディスクの回転速度(rpm)、プラッター(ハードディスクの記録面)の枚数、平均シークタイム(ms)、一枚当たりのプラッターの密度(Gbit/inchi)と、バッファメモリサイズ(KBもしくはMB)
これは、規格による違いではありません。
これによって、ハードディスクの書き込みも含めた転送速度が変わります。ちなみに、最速の製品では最高70MB/s前後の内部転送速度を持ちます。
ちなみに、内部転送速度とはハードディスクの内部でのデータやりとりの速度です。
*MB/sとはメガバイトパーセカンドのこと。一秒間に何メガバイトのデータをやりとりできるかを指す。
ちなみに、予想ではハードディスクの規格ではなく、転送するインターフェースの規格を聞いたのでは、現在ATA規格では最速ATA-133(133MB/s)があります。
ただ、最速のインターフェースはUltra-SCSI320となります。320は320MB/sの転送速度を持ちます。
(規格策定中も含めればSCSI640もある)
いくら、外側のコンピュータと繋ぐ部分(インターフェース)が、133MB/s(ATA-133の場合)や320MB/s(UltraSCSI-320接続の場合)の速度があっても、ハードディスクの内部転送速度が遅ければ、効果はない。それを計算すると現在最速でも70前後ですから、インターフェースの速度=ハードディスクの速度ではありませんよ。320MBなどの超高速インターフェース(特にSCSI320)は複数のハードディスクを同時に扱う場合などにディスクの能力を生かせます。このような時に用いると良いです。
用語もついでに記載しておきます。
プラッター=ハードディスクの中にある。データを記録するディスクの記録面そのものを指す。ハードディスクの中のプラッターは1枚の場合もあるが最近は複数枚入っていることも多い。
rpm=Round per Minutesのこと。一分間にプラッターが何回回転するかをさす。回転数が多いほど高速な読み書きが物理的に考えて可能となるが、反面発熱が増えたり、回転による騒音が発生することもある。
平均シークタイム=データの読み書き時にヘッドをデータのある場所に移動するまでの時間の平均値を指す。数値が小さいほどシークタイムは短くなり、高速なアクセスが可能。
バッファメモリ=読み出したデータを蓄えておく場所。
常に読み書きの速度は一定ではないため、それを考慮して、ハードディスクの読み書きの際にバッファというデータの蓄えを用意する。これによって読み書きの速度にムラをなくし常に一定の速度でアクセスできるようにする。容量が大きいほどバッファが大きく安定した読み書きが可能かも知れません。
バッファ=緩衝装置。
となります。もし何かあれば補足を・・・