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SF小説(海外)の邦訳について、それとお勧めのSF,ファンタジーを教えてください。

オースン・スコット・カード著の「エンダーのゲーム」を読んでSFに興味を持ちました。 内容はとても面白かったのですが、文章の邦訳が気になるところが多数ありました。 例として「エンダーのゲーム」から一つのやり取りを書きます。 「きみは、この戦闘スケジュールについて、真面目であるはずがない」 「いいえ、それがあるんです」 これは自然なやりとりとは思えなくて、読んでいて気になってしまいます。 「いいえ、至って真面目です」 と訳したほうが自然、言い方を変えれば読みやすいと思います。 この小説に限らず、昔から海外の小説の邦訳が気になって二の足を踏むことが多々あります。 なので、読んでいて気にならないくらいの邦訳をしている小説、または邦訳家の方を知っていましたら教えてください。 もしくは、日本人の書いているSFを読んだことがないので、お勧めの小説がありましたら教えてください。 またいろいろなジャンルの小説(特にファンタジー)を読んでみたいと思っていますので、SF以外でも自然な邦訳をしている方を知っていましたら教えてください。 それと、もしかしたら創刊が古い小説は全部このような感じなのでしょうか? ちなみに、「エンダーのゲーム」の邦訳は「野口 幸夫」 ほかに気になった人は、ロバート・マキャモン著「少年時代」の邦訳、「二宮 磬」 逆に読みやすいと思ったのは、クライブ・パーカー著「アバラット」の邦訳、「池 央耿」などです。 よろしくお願いします。

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回答No.7

 初めまして。  翻訳って日本語の技術がちゃんとある人の手でないと、どうも直訳調になって読みにくくなりますよね。SFなどでは、特に最近の翻訳作品に直訳調が多くて、閉口することが結構あります。  その中でも、個人的見解としては、福島正実(以下敬称略、夏への扉、鋼鉄都市など)、矢野徹(宇宙の戦士、砂の惑星など)、浅倉久志(アンドロメダ病原体、スランなど)は選んで間違いの少ないところと思われます。また、小尾芙佐、平井イサク、伊藤典夫、山岸真、南山宏、小隅黎、内田昌之、深町真理子、野田昌宏、松谷健二と言ったところも十分訳が日本語としてこなれていると思います。山高昭、酒井昭伸、池央耿は上手な翻訳家ですが、個人的には外れを引いたことがあります。黒丸尚は、翻訳文がかっこいいのですが、日本語的にはこれでいいのかという部分もあるような気がします。そのほかに、大沢在昌(バスカビル家の犬)、逢坂剛(奇巌城)、菊池秀行(吸血鬼ドラキュラ)は本職が小説家な為か、非常に自然な日本語に仕上がっていました。以上の翻訳家の皆さんは、SFだけでなく、推理小説や普通小説も手がけている方が多いです。  「ハリー・ポッター」シリーズは、私は直接読んだことはありませんが、本が苦手だった姪が喜々として読破したほどですから、読みやすいのだろうと思います。「ゲド戦記」「ナルニア国物語」の翻訳は知人の間で評判がよいです。(私は読んでいません。)これに対して、「指輪物語」は非常にあくが強い訳文となっています。(私はまともに読めませんでした。)  日本人作家による小説としては、小松左京も良いですが、個人的には、(ジュブナイルが多いですが、)光瀬龍、星新一と言ったところは間違いないと思われます。最近の作家としては、野尻抱介(太陽の簒奪者など)、飛浩隆(象られた力)、藤崎慎吾(クリスタルサイレンス)、林穣治(ウロボロスの波動)はおすすめと思われます。平井和正(幻魔大戦、ウルフガイシリーズなど)、栗本薫(グインサーガシリーズ)、田中芳樹(銀河英雄伝説シリーズ)、神林長平(雪風シリーズ)、高千穂遙(ダーティーペアシリーズなど)と言ったところは、非常に長編で読み応えがあり、はまる人はずっぽりはまりますが、はまらない人は一切はまらないという特徴があります。  かなりとっちらかりましたが、ご参考になれば幸いです。

robinho
質問者

お礼

お礼が遅れて申し訳ありません。 多くの方を紹介いただいてありがとうございます。 先日、夏への扉を読んだのですが読みやすかったのでblackowl2005さんの意見は大変参考になると思います。 全部を読むのは時間がかかると思いますが、楽しみに読んでいきたいと思います。 ありがとうございました

その他の回答 (6)

noname#37852
noname#37852
回答No.6

大御所・浅倉久志さんの訳は読みやすいです。 日本語的に引っかかりが少ない。 私が読んだことがあるのはフィリップKディックの作品ですが、他にも翻訳書はあると思います。 ノンフィクションで「宇宙と踊る」という訳書もあります。 日本人の書いたSFはあまり読んでいませんが(って海外SFもそれほど読んでいませんけれど)、小松左京さんの『日本沈没』は読み応えありました。 浅倉さんの名前の由来は知らなかったなあ。本当? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E5%80%89%E4%B9%85%E5%BF%97 http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%F5%C1%D2%B5%D7%BB%D6

robinho
質問者

お礼

お礼が送れましてすみません。 浅倉久志さんのようにエスプリがきいた名前の付け方をする人は信用できる気がします。 フィリップKディックも本屋でよく見かける名前なので読んでみようと思います。 ありがとうございました。

noname#168882
noname#168882
回答No.5

こんにちは 斉藤伯好氏(故人)をお勧めします。 スタートレックのノベライズや、SF・ファンタジーにかぎらず いろいろな分野の邦訳を手がけておられます。 ひっかかるような邦訳が頻出する本を読まされるのは苦痛ですが、 それはSFに限りません。 ただ、SFに関しては初期の翻訳は翻訳専門家ではなく SF愛好者が「新作を読みたい」という思いが高じて翻訳をした というような事情があるのでそんなにひどい翻訳があるとは思いません。 後年自分でも作品を発表して作家になった人もいます。 最近の作家は良く知りませんが、日本の作家といえば 「小松左京」「眉村卓」「星新一」 がまず浮かびます。 ちなみに、カードは自分的には最近の作家です。 創元社文庫やハヤカワ文庫に名作レベルのよい作品が 揃っているので探してみてください。 SFやファンタジーとひとくくりにしても、ひとくちに 言えない様な広がりがあります。 お好みのものがみつかるとよいですね。

robinho
質問者

お礼

斉藤伯好さんですね。 この方を取っ掛かりにいろいろなジャンルに挑戦できたらと思います。 「小松左京」、「眉村卓」、「星新一」。 どの方の名前も知りませんでした。読んでみます。 SFやファンタジーの中でも好みのジャンルが見つかるようにいろいろ読んでみます。 大変参考になりました。 ありがとうございます。

  • xjd
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回答No.4
robinho
質問者

お礼

酒井昭伸(さかいあきのぶ)さん。 とりあえずハイベリオンシリーズに手をつけてみます。 SFファンの間でも、評価が高いというのは安心できます。 ありがとうございました。

  • timeup
  • ベストアンサー率30% (3827/12654)
回答No.3

完全なSFですが、それでよいのですか? 読んでいる本とちょっと違うけど・・・・・。 第一作から読み始めましたが、日本語翻訳で1000年経過しました。 原本では 邦訳は「宇宙英雄 ペリー・ローダン シリーズ」です。日本語名は?(^_^;)ですが、なかなか面白いです。 一昨年から月に一冊2話が出ていますが、すぐになくなるので、予約するしかないようです。 過去のもせいぜい1年程度しか新本では買えません。 それだけマイナーでしょうが、面白いですよ。 ドイツ語ができればもっと先まで読めるんですけど、片言程度しかできないので・・・・。

robinho
質問者

お礼

いろいろな小説を読んでみたいので、完全なSFで大丈夫です。 マイナーだとしてもすぐになくなるというのは人気の証だと思います。 とにかく過去の作品を探して1作目から読んでみます。 少し調べてみたのですが、かなり巻数出てますねっ。 ゆっくり楽しみたいと思います。 ありがとうございます。

noname#256814
noname#256814
回答No.2

矢野徹さん(故人)に1票。矢野さん自身SF・冒険物の作家です。昔、角川映画で作品がアニメ化された事もあります。

robinho
質問者

お礼

自身が作家なのですか? ならば邦訳もかなり期待できますね。 本人の作品も交えて読んでみます。 ありがとうございました。

  • suzukikun
  • ベストアンサー率28% (372/1325)
回答No.1

矢野徹さんは翻訳がお上手ですよ。 「宇宙の戦士」ロバート・A・ハインラインとかおすすめ。

robinho
質問者

お礼

さっそくの回答ありがとうございます。 すぐに買って読んでみたいと思います。