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竹島問題について

 韓国の新聞「朝鮮日報」の記事でよく分からない箇所があったので教えてください。 『 竹島:日本の「侵奪6段階シナリオ」とは?』 http://www.chosunonline.com/article/20070423000063 この記事の最後の部分の 「日中間の釣魚島(日本名尖閣諸島)紛争では中国を支持し、日露間の北方領土紛争では日本を支持するなど、領有論理の一貫性を維持し、日本の武力挑発に対して常に備えるべきだ。」  とありますが、この「領有論理の一貫性」って何ですか?  本当にこんな理論があるのでしょうか?    暇なときにでも御回答お願いします 。      

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  • at9_am
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回答No.2

記事によれば (1)日本の名分を蓄積するための継続的な独島領有権主張 (2)独島問題を本格化するための条件整備 (3)独島問題の国連総会への上程を推進 (4)軍事危機を起こした後、国連安保理の介入を誘導 (5)独島問題の国際司法裁判所(ICJ)への提訴 (6)敗訴国が判決を不服とし、その後の軍事紛争につながる可能性 とあります(記事によればこれが6段階シナリオらしい)が、日本は既に国際司法裁判所への付託を働きかけていますから、この理論で言えばすでに(5)を実行していると考えられます。 彼らの領有論理については不明ですが、おそらく「先に目を付けていた」と主張する側が領有するという論理だと思います。したがって竹島も「先に目を付けていた」のだから韓国のものだ、という結論になるわけです。もっとも、竹島に関してはかれらの「先に目を付けていた」という主張はねつ造であることが明らかにされていますが。 いずれにせよ、このような論理は国際的には通りません。 ちなみに、この記事の日本を韓国と読み替えると、(1)および(2)を現在行っており、(3)の実行を狙っているという意味になり、概ね事実に即しています。 また、この「6段階」には非常におもしろい点が二つあります。 一つ目、軍事介入の後に国際司法裁判所への付託を考えていること。 二つ目、司法裁判所の決定に関わらず結局は軍事力による解決を考えていること。 一つ目は、日本が50年以上前から付託を提案していることは歴史的な事実であるので、この専門家の方が不勉強でなければ、何らかの軍事的な敗北がなければ国際司法裁判所への提訴を行わないということです。 二つ目は、司法裁判所で敗北した場合、やはり軍事力を持って占領を行い続けて領有を狙う、ということです。 この意見は韓国政府の意見を代表しているとはいいませんが、しかし全体の空気として、軍事力による占領を止めるつもりはないという空気が背景にはあるのだと考えられます。

kazu0kazu
質問者

お礼

記事についての詳しい解説、有難うございました。 非常に分かり易く勉強になりました。

その他の回答 (2)

  • nogul2n
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回答No.3

私も一番のかたと同じで、領有論理という特別な論理があるわけではないと思います。日中間の領土問題では中国を支持し、日露間の領土問題では日本を支持している今の韓国政府の姿勢はおかしい、一貫した姿勢で日本に対応すべきだ、という意味ではないかと思われます。  でも、北方領土問題では韓国政府はたしか私の記憶ではロシアを支持してたように思います。(私の勘違いかもしれませんが。)北方領土問題の話題では、KBS(予算・人事等ほぼ国営放送局)も他の民放も「クリル諸島等」とロシア語での呼び方で扱ってます。

kazu0kazu
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 領有論理という特別な論理があるわけではないようですね。

  • uskt
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回答No.1

「論理の一貫性」というのは、そういう理論があるということではなく、何かの意見について、一貫した論旨を持っているということでしょう。 この場合には、領有には地縁的あるいは歴史的な事由があるほうを支持するという論理を韓国が維持することで、竹島紛争に関して、自国の利益だけで言ってるわけではないということを世界にアピールできるようにしておかなくてはいけない、という文意だと思います。

kazu0kazu
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 そういう文意なんでしょうね。