あなたが決めたホームステイでしっかり成長して欲しい、素晴らしいことだ、と思うのと同時にやはり心配で心配で仕方ないのでしょうね。
私も結婚して子どもを持つまで、親の気持ちって分かっているようで本当にわかっていなかったと日々痛感しています。
私、孤独だな・・・とあなたと同じ年頃の頃思っていました。
いわいる、両親健在・五体満足、ごく「普通」の世間一般的な中流家庭で育ちました。
だけど、どこか心が寂しい・・・私は孤独だ、一人だ・・・。
でも、その「普通」ことが実はすごく恵まれている環境だった、その環境を守るためにどんなに両親が努力していたかなんて・・・本当に今になるまで分かりませんでした。
例えば、お金。
高校の授業料、今回の留学費用、あなたが着ている下着1枚をとってもご両親が働いたお金で用立てしているのです。もし、ご自分のアルバイト料などをあてていたらすみませんね、でも、ここは一つ一つのお金、云々ではなく・・・あなたを育てるのには、莫大な金額が掛かります。
働く・・・と言うことは『自分の時間=命を会社に預け働くことでお金をもらう行為』です。お父様、もしくはお母様の人生の何分の一かを会社に売ってお金を得ているのです。その『ご両親の命』で作った『お金』をあなたに注いでいます。その『お金』がなければあなたの今の環境は当然違ったものになったでしょう。
お金がすべてではもちろんありません。あなたをお金の掛かる対象とう意味でもありません。
あなたはの今まで生きてきた17年間はご両親が命をかけ、命を注ぎ、育んで守ってきた17年間です。それは子どもを授かった親の『義務』でもあります。
子どもを授かり、育てる以上、命を注いで育てて守っていく『義務』があります。
そして、親だからこそ未成年のあなたに起こるすべてに『責任』もあります。
こう書くとすごく堅苦しいですね。
要するに、あなたのことを無条件に愛しています。
私が17のときに、と言うか独身のとき「孤独だ・・・」と思ってましたが、本当は大きな愛情に守られていたことをこの歳になってひしひしと感じています。
20を過ぎた私が深夜に帰るとたいてい父が起きていました。
お酒を飲みながらTVとか見ているんです。くたびれた風貌で・・・。
「まったく!こんな時間までTV見ていないで、早く寝なよ。」なんて私はいっていました。
ですが、これは父の無言の愛情だったんですね。20歳を過ぎた娘に門限云々は言えないが、やはり心配で起きていたんです。
今回のホームステイでのご両親の心配は、もしあなたが困った状況に陥ったときに、すぐに手助けが出来ないのが一番だと思います。あなたを守るのはご両親の義務であり、あなたの安全を守るのが責任です。それが安易に手の届かないところにいっています、ましてや海外、日本の、ご両親の常識では考えられないことが起こるのではないかと、やはり考えてしまうのではないでしょうか?
それでも、送り出すのはやはりあなたを一人の人間として尊重してくださるからでしょう。無事に帰ってこれらるよう、現地の情報を集め検討するのも親の責任、義務です。
また、仮にホームステイにきちんとした理由で反対されたとしても親の責任を全うしているともいえるかもしれません。
あなたは何をご両親が心配されているのかよく分かっているご様子ですね。それなら大丈夫です。
ご両親もあなたを信じているから、愛しているからこそ、送り出すこと決めたのでしょう。
あなた自身もこの先、きちんと現地の情報を押さえ、ご両親の安心材料をしっかり提示してください。
そして、ホームステイから笑顔で沢山のお土産(物・・・ではなく沢山のことを楽しんで学んでと言う意味です)を持って帰ってきてください。
これが一番ご両親が欲しいものだと思います。
GOOD LUCK!
お礼
同じ立場で話してもらえてよかったです。 素敵なお父さんですね。 私の母も同じような感じです。なにも言わないけれど私の帰宅が遅いときには冬でも玄関に出て待っていてくれました。 反抗したくなるときもあるけれど 少しでも親の気持ちを理解したいと思います。 ちゃんと学んできていい話をたくさんできるようなホームスティにしたいと思います。 ありがとうございました。