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アフリカ南部の状況について
南部アフリカ地域は、現在食糧不足でとても危機的状況が続いているそうです。ジンバブエやレソトなどの後進国では、国民、特に女性やお年寄りや子供などの社会的弱者が飢餓的状況に陥っていると聞きます。国の食糧保管量も底をついてしまったとか。そこで、アフリカで唯一の先進国である南アフリカ共和国も同じような事態を迎えているのでしょうか?やはり南アだけは、周辺国が危機的状況でも、それなりに裕福な生活をできているのでしょうか?教えてください。
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- taro1121
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貧しい国々の飢餓 ニュースで取り上げられるのは飢餓状態の地区だけ、都市部は日本人より豊かな生活をしている人が大勢います。北朝鮮の首都を想像してみていただければイメージし易いかもしれません。 日本でも過疎やホームレスの問題を世界のニュースで取り上げれば飢餓と同じように目に映るかもしれません。 その都市部と貧困地区の割合がアフリカの場合、貧困部の方が大きいということなのでしょう。 私の友人がアフリカのサハラ砂漠緑化運動NGO「緑のサヘル」の代表をしています。HPアドレス貼り付けますので見て下さい。
- 参考URL:
- www.jca.apc.org/~sahel/
- chien
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食糧不足で飢餓的状態である多のアフリカ地域に比べれば、南アフリカは「裕福」と言えるかも知れません。 ただし、治安の悪化、犯罪の増加と凶悪化、人種差別と関連した犯罪があり、こうした問題の根幹は、白人支配により生まれた社会構造の複雑さにあります。 白人、アジア系人種、有色人種、黒人の4つのグループに分かれ、さらに支配者の白人〈14%〉ですら、オランダ系(オランダ人、フランス人、ドイツ人の子孫)のアフリカーンズ言語を話す者と、英国系(英国人、アイルランド人の子孫)の英語を話す者に2分されます。 アフリカは原住民だけでも、部族紛争が絶えない上に、南アフリカには旧支配者が今だ経済・文化・教育を牛耳り、その白人社会にも複雑な事情があります。 ちなみに南アフリカには黒人は主に9部族があり、互いの部族は反目しあっています。 また複雑さを知る上で、たとえば英語、アフリカーンスなど11の公用語があることからも理解ができます。 最初に書いた南アフリカは「裕福」と言うことですが、白人社会の下で差別を受けながらも仕事があること、犯罪であっても金品を入手できること、人種差別などの国際問題の焦点が当てられていることによる海外からの援助が受けられやすいこと、国内が犯罪の温床になっていても「内戦」までは至っていないこと、などの総合的な判断で、他の地域より「裕福」と書きました。 しかし、個人的に意見ですが、南アフリカの黒人の人たちを「裕福」だとはとても思えませんし、他と比較して「裕福」だというのも正しくはありません。生命的な危機状況だけを比較すれば「裕福」なのかもしれませんが…。
お礼
興味深いお話どうもありがとうございました。複雑な歴史背景・民族問題・植民地時代の名残が大きく影響しているのですね。そこを学ばずしては、理解はできませんね。アフリカにとても興味を持ちました。どうもありがとうございます。