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格闘技スポーツのヘッドギヤの重さ。
ボクシングなどフルコンタクトで闘う格闘技、スポーツは頭部への打撃でパンチドランクになる可能性があると思います。パンチドランクは脳を激しく揺さぶられるのが原因ですが、これに対してヘッドギヤはどのような素材と重量で対処しているか教えてください。 ボクシングや他のコンタクト格闘技のヘッドギヤの重量。 日本拳法の鉄面は重いと聞きましたが、それは脳の揺れを防ぐために必要な為の重量か?
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ヘッドギアの性能は、パンチによる衝撃をどこまで緩和できるかがポイントです。 しかし、緩和すると言っても、最終的なパンチによる衝撃は 全て受けた人間の体に伝わりますから、この衝撃をいかにゆっくりと、 いかに広範囲に分散させるかが重要となります。 ヘッドギアに重量があれば、その重量自体が衝撃の分散に寄与しますが、 あまりに重いと、この重さ自体が衝撃を増力させる元となり首を痛める危険が高まります。 そもそも、顔のディフェンスは首を振って行うことが多いため、 ヘッドギアが重過ぎるとディフェンスがやりにくく、また、首を小刻みに 振る動作自体で首に負荷をかけてしまいます。 従って、ヘッドギアの重量で衝撃を吸収する方式は、あまり得策とは言えないでしょう。 なお、日本拳法の鉄面は元々剣道のものをベースにしているそうですが、 頑丈な面をつけている相手を倒すために、日本拳法独特の体当たり的な直突きが 発達したと聞きます。 皮肉なことに、そのような攻撃が発達したために脳への衝撃が大きくなり、 『日本拳法はパンチドランカーになって一人前』 などと揶揄されています。
お礼
ありがとうございます。 格闘技の防具は難しいですね