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イギリスとイングランドについて便乗質問
便乗質問で申し訳ありません。 W杯でイングランドが出場していますが、ウェールズやスコットランドの人たちはイングランドの応援をしないのが普通なのでしょうか? 愛国心というか愛地域心がどの程度のものなのか興味があったものですから。
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- Piscator
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W杯はいつの話?Jリーグ、何それ状態?ですが、私も同じ質問に興味があり、英国ではマイノリティ?扱いの友人(First nameがScottという)に聞きました。 Q.アルゼンチン vs.イングランド 、どちらを応援するか? 「勿論、アルゼンチン」と言いきってました。 ご質問と関係無いかもしれませんが Q.エリザベス女王即位50周年について? 「BBCなど御用メディアなので、沿道の嬉しそうな笑顔で喜んで旗を振っている人しか写さない」そうです。 返答者のクラスですが、私が質問した本人のお父上は米国のハーバード卒(オクスフォードやケンブリッジではないところが面白い)、本人は英国内新設のUniv.卒、国籍?は名前で推して知るべし、というところですね。TV、報道されない面に感心しておりました。
- tiuhti
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No.3でリンクを入れた大衆紙は日曜だけの発行なので、毎日出ている同系列の大衆紙を見つけて、その記事を見てみました。(参考URLの「WORLD CUP SPECIAL : START THINKING THE UNTHINKABLE - ENGLAND CAN WIN THE WORLD CUP」です。) 今回受けた印象は、前回よりネガティブです。「今や、暑さに耐え、好調さと気力を維持できるチームなら、どこにでも優勝のチャンスが出てきた。」と述べた後に、「つまり、他のチームと同様にイングランドも優勝できるかも知れないという事だ。スコットランドに住んでいる人の多くにとってはぞっとする話に聞こえるかも知れないが・・・。」とありました。(It means it could be England's year as readily as anybody else's, appalling though that may sound to the majority of people who live in Scotland.) 記事全体としては、他にこのような「感情」が入った部分はほとんどなく、そもそも「優勝するチャンスがある」「ベスト4の可能性は明らかである」と言っている以上、「支配者に対する怨念」のような強烈なものは(少なくとも表面的には)あまり感じられませんが、それでも「優勝してほしくない」というのは、前回よりもつよく明言されていると思います。 というわけで、今回は「大声で『負けろ!』とまでは言わないが、勝っては欲しくないな」といったところでしょうか。(それでも、イングランドの大衆紙の対アルゼンチンや対ドイツの試合の報道なんかとは比べ物にならないぐらい冷静ですが。) 参考までに、イングランド以外でのアイデンティティや独立に対する考え方に関する数字を挙げておきます。 スコットランド人・ウェールズ人のアイデンティティ:参考URLの後の方のNo.5をご覧ください。 同じく独立志向:UKからの独立を望む(3割/1割)、UKに留まり独自の議会を持つ(6割/6割)、UKに留まり独自の議会は持たない(1割/3割)左側はスコットランド、右側はウェールズです。 (元ネタは、アイデンティと同じ) 北アイルランドのアイデンティティ(1989年調査) 多数派であるプロテスタント:日本語でいうイギリス人=British(7割)、北アイルランド人(3割) 少数派であるカトリック:アイルランド人:アイルランド人(6割)、北アイルランド人(3割) (但し、同じ北アイルランド人でもプロテスタントとカトリックそれぞれが持っているイメージは相当異なる可能性がある。) 過去の歴史や現在の状況から来る「情念」自体を否定する気はありませんが、「スコットランド・ウェールズ・イングランド・北アイルランド(Northern Ireland)ときれいに4つに分かれている」と割り切るには、状況は複雑・屈折しすぎている、という事ですね。
- kuwakochan
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私たちが普段呼んでいるイギリスって、つまりはイングランドを指していることが多いと思います。 イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、ノースアイルランドと言った各民族国家が 集まったのが、いわゆるグレートブリテン(イギリス連合王国)です。 で、一番の勢力を持っているのがイングランドで、1つの集合体の中に異質なものが存在していると どうしても同化か排斥を迫るのが人間の常ですよね。 それって国家(民族)レベルでも同じこと。 イングランドは他の民族国家を、そして日本だってアイヌ民族や沖縄を。 そして、同化させられた人たちっていわゆるマイノリティー(少数派・少数民族)扱いで、何かにつけ マジョリティー(多数派)から様々な面で抑圧されている。 だからこういう国際スポーツ大会はうってつけの鬱憤晴らしの場ですよ。 こういう時に「国威高揚」(ふ、古い…)して、急激に突進すれば、極端な場合は「独立運動」?? (まあ、滅多に起きるとは思えませんが) そういう民族的背景や政治的背景があれば、スコットランドやウェールズの方たちがイングランドを 応援することは、まず有り得ないでしょうね。 それにアイルランド、北アイルランドの人たちはなおさら。 他民族から抑圧された記憶のない我々日本人というのは、そう言う部分に非常に鈍感というか 無知すぎるとは思います。 ある意味、不幸ですね。痛みを知らないと言う部分では。
- tiuhti
- ベストアンサー率66% (447/668)
前回のフランスでのW杯の時に、イギリスに住んでいました。その時の経験では、この手の話をした、たった一人の例ですが、あるイングランド人は、もしスコットランドだけが勝ち残ったら、スコットランドを応援するだろう、と言っていました。但し、あまりfootballに熱心な人ではなかったし、私の経験では、イングランド人は、BritishとEnglishの区別を強く意識していなかったので、あまり参考にしない方がいいかも知れません。 「一般的なサッカーファンがどう思っているか」ですが、日本から知ろうと思うなら、新聞の中でも「大衆紙」でどのように報道されるかが、私が思い付くベストの材料だと思って探して見ました。(参考URL)。 あまり詳細には読んでいませんが、 ・ 私が見た時点では、F組4カ国に関する記事20件のうちで、イングランドに関するものは12件でした。他の国より相当関心が高いと思われます。 ・ 記事の内容は、ざっと見た限りでは、「積極的に応援している」というよりは、冷静に分析している感じでした。「イングランドの大衆紙等が期待しすぎると選手に悪影響が出る」とか、「優勝するのはむしろ4年後を期待すべきで、一次リーグ突破以降は、ボーナス。仮に優勝できなかったとしても、「ヒーローの帰還」として迎えるべきだ」という記事もありましたが、決して皮肉や斜めに見た態度ではなく、全般として、まずまず好意的な記事だと思います。(特にベッカムやエリクソン監督に対しては) という訳で、「積極的には応援しないけど、頑張ってくれればうれしいな」ってところか、というのが私の受けた印象です。但し、「イングランド(のアルゼンチンとの試合)は非常に印象的だったが、優勝する程ではない」という冷静なコメントの直後に、「誇りあるスコットランド人としては、そう言えてうれしい。小学生の時の1966年(=イングランドが自国開催のW杯で優勝)の様な事は二度と起きて欲しくないから」とあったのには、ライバル意識が垣間見えて面白かったです。 それでも、別の方の同様の質問に対する他の方の回答にあったような「支配者イングランドに対する憎悪」のようなものは全く感じられませんでした。大衆紙は、一般人のそういった「感情」に非常に敏感に反応する事で成り立っているような商売ですが・・・。 向こうに住んでいた時には、仰られる様な「愛国心」のようなものまで気が回らなかったので、ご質問の点は私も興味があります。私も、これからも、この大衆紙のHPを見てみようと思います。 尚、言うまでもない事ながら、オリンピック等で、英国統一チームが出るスポーツに関しては、興味のある人は、イングランド人だろうが誰だろうが、一応皆で応援します。
- vio
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愛国心に関係なくイングランドの好きなスコットランド人やウェールズ人もいると思いますよ。 人それぞれかと思います。 Jリーグで地元のチームを応援する人もいれば、地元のチームでないチームを好きな人もいるでしょう。 もちろん地元のチームが勝ち進んでくれれば、それは嬉しいことだと思いますが。 ・・・と結構当たり前な回答をしましたが、 以前イギリスに住んでいたのですが、イギリス人は"English"、スコットランド人は"Scottish"、ウェールズ人は"Walish"とそれぞれ自分達を呼んでいました。独立国としてみとめられてはいなくても、やはり自分達の産まれた所に誇りを持っているのでしょう。英語のアクセントも違いますし、学校ではスコットランド語やウェールズ語の授業もあるらしいですから。
直接の回答ではありませんが、昔からあるジョーク。 第二次世界大戦で、ドイツ軍の捕虜収容所に入れられたイギリス軍の兵隊が、収容者同士でサッカーをしていた。 ドイツ人の監視兵が言った。「同国人でサッカーをしてもつまらないだろう?」 「同国人だって?俺達は国際試合をしているのさ。イングランドとスコットランドとウェールズとアイルランドで」 真実のほどは解りませんが、仮にそのようなやりとりがあったとしても、不思議ではないと。