カチューシャがロシア民謡って詐欺でしょ?
だって、
・作詞者:ミハイル・ヴァシーリエヴィチ・イサコーフスキー
Исаковский, Михаил Васильевич
・作曲者:マトヴェーイ・イサーコーフスキー・ブランテル
Блантер, Матвей Исаакович
・初めて歌った歌手:リーディヤ・アンドリェーエヴァ・ルスラーノヴァ
Русланова, Лидия Андреевна
・公開初演の日時:1938年11月28日
だと判っているんですよ。
民謡というものは作者も初演者も不明のものを指すんですから、「カチューシャ」が民謡というのは理屈から言ってありえません。
なのに「ロシア”民謡”」って……(笑)
まあ、詐欺という言葉はきつすぎるかもしれませんけど、特定の作者の存在が明らかであるにもかかわらず作者が存在しないかのように無視して誤魔化している(としか受け止められません)のは私にはどうも理解しがたいんです。
ソ連の存在していた冷戦の時代ならば、作者の情報が入ってこなかったので「民謡」ということにしてお茶を濁したのだろうとまだしも理解できますが、鉄のカーテンも消滅してインターネットで手軽に世界中の情報を得られ、もちろん旧社会主義国であろうとどこであろうと歌謡曲の作者の情報など当然のように知ることができるこの時代ですよ。
それとも、「カチューシャ」に限らず歌に作者が存在するという事実を認めることが嫌いなんでしょうかね?