- 締切済み
「確かな野党」
この政党に対しては賛否両論あるようですが・・・。 日本の政治の中でバランスをとるための存在意義はあると思う。 思想と主張・活動(表面上だとしても)を切り離して考えた場合、ほとんどの政党が何らかの利害や権益に影響されていますが・・・。 そういった意味では「筋は通っている」 主張・活動について類似の政党はありますか? ないとしたら、なぜですか? (思想は?でも主張・活動に賛成の人はどうしているの?)
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
みんなの回答
- xxa31a
- ベストアンサー率56% (23/41)
日本共産党の主張に関することは私の興味の範囲ではないのですが、 「確かな野党」なる一般概念の意義に関しての感想。 <1>二大政党制という立場から見て 二大政党制を実現したい立場にとっては、「確かな野党」なる存在は厄介になります。 こういった党に不満票が集まると、政権交代が抑制されます。 僅かな得票で議席が大きく変わるのが小選挙区制ですから、 不満票を日本民主党が吸収できなければ、みんなまとめて恒久野党になってしまいます。 ただし、90年代から二大政党の対立図式は旧来のものとは違うようになりました。 「共産主義」国崩壊というイデオロギーの終焉はこのモデルを揺るがしました。 イギリス労働党が旧来の中道左派路線からの革新を目指す「第三の道」を唱え、 ドイツ社会民主党やアメリカ民主党など海外の中道左派政党にも大きい影響を与えました。 日本民主党も、内実はどうあれ、一時期「第三の道」の題目を標榜していたことは興味深いことです。 共産党自身も多くの国(日本は違う)において社会民主主義に姿を変えました。 こうした90年代以降に政権を執った一連の中道左派政権の「右傾化」は、 中道左派政党支持層の一部から強い反発を受けました。 ドイツでは福祉縮小への不満、イギリスではイラク戦争への不満といった要因が募って、 第三の党、第四の党の台頭が目立つようになりました。 なお社会民主主義の盛んな北欧では、五党制といわれるものがあって、 連立や合意形成の形は変化に富んでいます。 これも比べて見ると面白いかもしれません。 <2>二大政党制か多党制か 議会制民主主義の国といってもその対立図式には違いがあります。 アングロ・サクソン系を中心とする二大政党制と、 大陸ヨーロッパに多く見られる多党制とで選挙の形が変わります。 小選挙区制を採用した国家では、制度上二大政党制に有利にはなります(デュベルジェの命題)。 しかし、日本の現在の得票の分布を比例代表の集計から見ると、 「二大政党」以外の得票も小さくはありません。 ・衆議院選挙比例代表区 自由民主党 2589万票(2005) 2066万票(2003) 日本民主党 2104万票(2005) 2210万票(2003) 公明党 899万票(2005) 873万票(2003) 社会民主党 372万票(2005) 303万票(2003) 日本共産党 492万票(2005) 459万票(2003) 新党日本 164万票(2005) - 国民新党 118万票(2005) - こういった場合は、英米型のモデルよりもドイツ的なモデル、 つまり小選挙区を基盤とする型よりも比例代表を基盤とする型の方が 有効なのではないかという議論も成り立つようには思えます。 もしもこういった方式になれば政治モデルは大きく揺らぎそうです。 連立先の政党の立場を真剣に考えねば与党は維持不能ですし、 政策毎の合意形成のモデルも変わります。 しかし、自民党には極めて不利になるので絶対に比例型の重視は唱えないはずです。 小泉政権は個人の信条から旧来の中選挙区制(93年までの選挙方式・党内派閥抗争への批判が大きかった) の復古を一時期目論んでいたようですが、これは容易く挫折しています。 日本民主党では、最大野党となって以来、比例代表制の廃止を強く掲げていました。 これは民主党が政権交代政党となるのが確実だからです。 ただし2005年の選挙では小選挙区で痛い打撃を受けました。 公明党・社民党・共産党はいずれも比例型の重視を唱えていました。 これらの政党に有利になるからです。 現行制度におけるこれらの政党も、選挙時のキャスティングボートとなる潜在性があるため、 影響力が全くない政党だとはいえないかと思います。 が、日本共産党については選挙で役割を果たす可能性も低いでしょうか。 海外の事例ならば、イタリアでは現在「共産主義」の名のつく政党が連立与党に参与していたかな。
- oshikata
- ベストアンサー率11% (11/96)
共産党も社民党もすでに滅びた主張をしている党です。 「確かな野党」=与党になれないですね。 確かに、自民党だけの一党で良いわけは無いのです。民主党にはもう少し頑張っていただきたい。 共産党党首の志位氏は、TVでこんな発言をしていましたよ! 田原氏「共産主義は、ダメだと思いませんか?共産党は日本を共産主義にする気はもうないんだ!」 志位氏「いいえ、われわれが与党となれば日本を共産主義にします」 私はこんなことまだ考えていたことにビックリしました。 民社党にしても、北が拉致を認めていなかったころは党として拉致を完全否定、更に被害者家族の捜査に政治的嫌がらせをしていた。 にも関わらず、今は「我々は騙されました」で誰一人、議員を辞めていない。 仲良しの総連も同じく「我々は騙されました・・・・」って?総連の役員が拉致に手を貸していたのでは?それでも騙されたことになるのか? 自民党には期待していないのですが、他に期待できる野党がいない。
お礼
かいとうありがとうございます。
補足
ないとしたら、なぜですか?
- mattu007
- ベストアンサー率18% (10/53)
No.4です。 >なんとなく「はっきりとものが言えない」風潮。 >なんとなく「タブー」的な話題がある風潮 1960~70年代にかけて「皇室」「創価学会」は完全なるタブーでした。週刊誌やTVがお気軽に報道することができませんでした。その頃から見れば今は大変にタブーがなくなり、自由!?に物が言える環境になったといえます。 >「確かな野党」がまったくの中道で民意を汲み上げれば 1970年代は社共共闘の元、与野党伯仲し社会党・成田委員長時代には与野党逆転かと言われた選挙もありましたし、太平洋ベルト地帯の知事選はのきなみ革新候補が圧勝する時代もありました。 民主と平和、軍拡反対、安保条約破棄、護憲、二度と戦争はやらせない、という路線が民衆に指示されていた時代だったからです。 「確かな野党」がソ連と袂を分かち、国際共産主義運動から一線を引いた後、左派は新左翼へと流れながらそれぞれの運動へと散っていきました。社会党・民社党も同じようなもの。支持基盤は正規労働者・労働組合員でした。総評労働運動が華やかな頃です。 いまさら、あわてて国民政党といっても「確かな野党」の歴史を知っている人はまだ多いのです。団塊の世代は反日共-全共闘世代ですし、「確かな野党」の青年組織「民青」との武力闘争も経験してます。 「確かな野党」が縮小傾向にあるのは、民意がそこにはないからです。 保守・新保守の位置に、いまの日本の民意はあるような気がします。 まとまりにかける文章になりましたが、以上。
お礼
かいとうありがとうございます。 保守・新保守>たとえばどんな組織ですか?
- mattu007
- ベストアンサー率18% (10/53)
「確かな野党」党が存在感を出すべきときは、あの郵政民営化の選挙でしたでしょう。自民・小泉が「変革」と叫んだとき、郵政反対派はすべて「反改革派」になり、後ろ向きの政党・政治家との印象を与えました。 「確かな野党」党は、このとき「変革」ではなく、実は「革命」をスローガンにして闘えたはずの唯一の政党だったんです。 部分的な改革ではなく、社会トータルな「革命」こそが急務だと。 でも彼らはそうはしなかった。もう革命を叫ぶことをしなくなった彼らは「確かな野党」というなさけない地位にしがみつくことしか生きるすべがないんです。日本社会党のみじめな最後を目の当たりにして、震えたんじゃないかと思います。 「確かな野党」と公明党はイデオロギー政党です。その点で両者は似ています。政治と宗教との差はありますが…、かつて「確かな野党」はマルクス主義崇拝でしたし、公明党-○○学会は「とある人物」を崇拝しています。マルクス主義は国際政治から後退し、その分社民党ともども元気がありません。でもまだ選挙では万単位で「確かな野党」党に投票する人々がいます。その人たちがいる以上、「確かな野党」党はその人たちのために働かなくてはいけません。「確かな野党」と言った以上は、「確かな野党」にならなければ公約違反です。
お礼
かいとうありがとうございます。 なんとなく「はっきりとものが言えない」風潮。 なんとなく「タブー」的な話題がある風潮。 なんとなく「正論」よりも「利害」が優先する風潮。 政治は一部の「利権」を持つもののためにあるの? 多くの人は程度の差こそあれ強大「利権」を持たない。 確かに、うまい汁を吸える立場になれば現状の政治が適している。 しかし、多くの人は、そうではない。 「確かな野党」がまったくの中道で民意を汲み上げれば支持者はかなり多いのではないだろうか?そのような政党はなぜないの? 最近、「市民派」なるものが出てきているが「確かな野党」ほどの正論はない。「あたりまえのことをあたりまえに」、「損得なし」で「みんなの声を」発言する形の政党は発達しないのか?
- morimaru47
- ベストアンサー率56% (499/884)
共産党は「確かな野党」を標榜して、他の野党各党と一線を画しています。実際に国会で野党共闘を組む場合は、民主党、社民党、国民新党の3党で行われます。 現在の資本主義経済体制を前提とした党活動を行っている点では、「体制内政党」であることは明確ですが、他の政党との連立政権が成立する可能性が限りなく低いので、「体制内(完全)野党」という位置付けを継続するしかないのです。 その理由は、「前衛政党」や「民主集中制」のような旧共産圏諸国の支配政党と同じ概念を維持しているため、他の政党と組織論的にも相容れない体質があるからです。 自民党から社民党までは、同じ政治土壌にあり、その中で右派か左派かの違いがあるにすぎません。これは、かつての「自社連立政権」がそれなりに機能していたことで証明されています。つまり、同じ権益の占有率を争っているわけです。 共産党と活動形態が類似する政党をあえて挙げるとすれば、それは公明党でしょう。どちらも、自前で徹底した組織型選挙を展開しますので。
お礼
かいとうありがとうございます。 なるほど^^ 公明党>政治的思想は?
- PENPENMAKKY
- ベストアンサー率17% (344/1984)
日本の野党は実現が不可能な政策(彼らの言うマニフェストですね)を言ってそれを信じてやまない方々や「えっ?そんなにお得なの?」と思わせて票を稼いでいます。 冷静になって考えてください。 減税やって福祉の充実・道路の国費建設・赤字国債の解消… まともな政策でしょうか? 欧米の野党みたいに与党に代われるだけの能力を持つ野党はありません。
お礼
かいとうありがとうございます。 なるほど^^
- Tasuke22
- ベストアンサー率33% (1799/5383)
確かな野党、には自己矛盾を感じます。 政権を狙わない党の存在意味が分かりません。 政権を握ったら憲法を変えないと、党がつぶれる種類の党です。 旧社会党がそうであったように。 ですので、党をつぶしたくないために政権を狙わないのか? という疑問が出てきます。じゃ、主張しているものは何か? タダ単に反対党ではないのか?という疑問ですね。 全てを反対していたらバランスだ、とはとても思えません。
お礼
かいとうありがとうございます。 なるほど^^
お礼
かいとうありがとうございます。