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三角合併に関して

三角合併に関していくつか質問があります。 ・三角合併解禁は時価総額増に繋がるのでしょうか? ・三角合併解禁後にいくつかの成立・不成立を問わず敵対的買収案件が発表されるにつれて、企業側(特に海外の同業他社と時価総額の差が大きい企業)が株価上昇策をより活発化させることも考えられますか? ・そもそもメディアで報じられている「三角合併解禁=敵対的買収増加の危機」となるのでしょうか? ご教示ください。 宜しくお願いします。

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  • ass559
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回答No.1

質問1) 東証一部の時価総額の上昇、TOPIXの上昇などにつながるか?という意味ですよね? 日経新聞等によると、アナリストの間では、三角合併に限らず、M&Aが相場押し上げ要因になるかならないか、意見が分かれているそうです。  ナル説:規模拡大で価格支配力が高まる → 増益につながる →相場上昇  ナラナイ説:A業界が仕入れ価格の引き下げに成功すれば、A業界に製品を売るB業界は減収になり、さしひきトントン 私は、なり得ると思います。  理由1:規模拡大は価格交渉に有利というだけでなく、流通ルートの効率化や、研究開発の集中などにつながるから、日本経済全体の生産性向上も可能  理由2:仮に上記1のようにうまくいかなくても、「合理化が進むはず」という期待が高まれば、とりあえず株価は上がる。利益向上につながったかの結果が出るのは、どっちみち数年先。 ブームになって相場を押し上げてくれるといいんですけどね。。。 2) そう思います。 すでに、株価を上げるため自社株買いなどを実施する企業が増えています。 また、過剰に現金を抱え内部留保を増やすと、M&Aで狙われやすくなると考えて、配当性向を高める企業も増えています。(とっととキャッシュを配っちゃえ! ネギを抱えていると狙われる。) さらに、国内のM&Aや、日本企業による海外企業の買収が加速されるでしょう。 (飲み込まれる前にくっついちゃえ!) 3) ならないと思います。 日本では敵対的TOBも成功したためしがないそうです。 まして三角合併は、株主総会で出席株主の3分の2以上の議決権による賛成がないとだめですからね。 賛成票を集められるだけ株を買い占めるキャッシュがあるなら、三角合併じゃない普通のTOBをやったほうが簡単ですよね。 というわけで、実際には、現経営陣が賛同しない三角合併は成立しないのでは? 経営陣や大株主の合意を事前にとりつけた三角合併なら、けっこう成立するかもしれません。 キャッシュが乏しい中国など新興国の企業が、技術力がある日本の中小企業を三角合併で手に入れる例が増える、と予想する人もいます。

oi_su
質問者

お礼

丁寧なご説明ありがとうございました。 とりあえずETFでも買っておきます。