Q/なぜこのようにいわれているのですか?
A/基本的には解答があるとおりですね。まずCPUの温度もありますし、CPUその物も使い勝手での安定性がインテルの方が高いというのもあるでしょうね。
(特に自作ユーザー初心者には良いですね)
2つ目は、トータルでの開発力やチェック体制ですね。インテルの方が厳密に検査をする体制があること。
3つ目は、チップセット技術ですね。
昔何かあったとかそういう物ではありません。
Q/IntelのCPUのほうが安定しているといわれるのですか?
A/基本的にCPUが安定しているというのは、CPU自体が安定しているわけではなく、CPUの周りが安定していることを指します。安定とは相性問題が少ないこと。熱暴走(これはCPUその物の問題が大きい)や各種エラーの発生(ハード的なエラーに限ります)が最小限であることを指します。
既に最初の質問であげた一つ目の点は除いて、2つ目から解答します。
パソコンは多くの周辺機器やパーツから構成されます。それ故、問題が起こりやすいのがパソコンです。身近な例で言えばWindowsのアプリケーションの対応ですね。WindowsMeでは動作するが、XPでは動かないとか・・これも相性ですが、一般に言う相性はハードウェア同士の競合を相性といいます。
周辺機器は毎年、世界中で莫大な数が製造されます。デジタルカメラからキーボード、メモリ、サウンド・・・これらをコンピュータに接続して正常に動く確率は、現実にはあまり高くなく、パソコンは相性による不具合が結構多いのです。
さてそこで、重要になるのが、相性のテストを含めた設計力です。これがインテルは世界最高レベルにあります。そのため、インテル製品は安定するとされます。
3つ目が最も重要です。
元々相性を左右するのは、CPUではなくパソコンの心臓部となるチップセットです。パソコンの頭脳であるCPU自体は元々、安定どころかCPUその物に問題がない限り、不具合は起きにくいのですよ。しかし、チップセットは、CPUをはじめ、主記憶(メモリ)、サウンド、グラフィック、補助記憶(ハードディスク、FDなど)のすべてとのデータのやりとりをする、中間部にあり、やりとりするデータの交通整理をします。また、コンピュータが利用できるデバイスや機能、使えるCPUの種類に至るまで、このチップセットによって決まります。
人間で言えば、心臓ですね。脳みそのCPU(パソコンの頭脳)は心臓から血液が送られないと意味がないですからね。問題は、この完成度です。インテルのCPUを利用するチップセット、特にインテル純正のチップセットは相性チェック体制の高さと技術力の高さがあり、相性問題が起こりにくいのです。また、CPUとトータルで開発すること、AMDより多くの企業がバックアップしている点もあります。(ちなみに、インテルはこのようなチェック体制にもかなりの額を投資しています・・・数千万ドル以上といったところかな)
これが、CPUが安定すると言われる所以です。互換チップセットメーカーがたとえ少々悪くても、インテル製のセットの完成度が高ければ、平均的には高い安定性の製品となりますからね。
先に挙げたとおり、チップセットはCPUの種類を決めるため、インテルのCPU用のチップセットとAMD用のCPUチップセットとは物が異なるため、たとえ安定していてもインテル互換もしくはインテル純正のチップセットをAMDに使うことはできませんからね。
いかがでしょうね。
お礼
CPUが安定度を左右するのはなく、チップセットが安定度を左右するのですね。ありがとうございます。