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新型CPUの実用の可能性
先月、広島の大学教授が、新型CPUの開発に成功したというニュース知りました。 それによると、従来のCPUの信号を同時に行えるらしくて、 現在の速度の10~20倍は、速度をアップできるということです。 この新型のCPUの実用化について教えてください。 何年後ぐらいに、実用化されると思いますか? また、経費等を考慮に入れても、一般大衆も手に入る代物か? そもそも実用可能なのか? 当方、専門知識が浅いため、上手く説明できてないかもしれませんが、よろしくお願いします。
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下のURLですかね。 http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/computing/news/20070214org00m300063000c.html 高速動作でのスキューの軽減を行ったプロセッサ回路技術ですね。 実際の報道資料以外に詳しい資料も何もないので、回答は推測となります。 Q/何年後ぐらいに、実用化されると思いますか? A/近い将来でしょうね。まもなく投入される半導体の開発ラインとして45nm製造プロセスのラインは、2000年を過ぎて正式に技術が確立されたものです。まだ、7年も立たない技術が既にプロトタイプのラインで稼働準備中で、今年中にその準備は完了し、来年には稼働してます。 また、SOIやHigh-K素材などの技術もまだ開発から10年経っていないはずです。 半導体の技術は、10年も立たないうちに開発技術が使われ陳腐化しますから、開発された技術によほどの欠点または後継技術として短時間で新しい技術発表がなければ、3~8年程度の範囲という短時間に実用化されるはずです。ただし、3年で実用化するには既に配線設計がほぼ完了していなければいけません。(配線設計を考えればそれ以上にかかるでしょう) Q/また、経費等を考慮に入れても、一般大衆も手に入る代物か? A/普通に考えれば、徐々に下位に下がるはずです。通常は、メインストリームかサーバーの一部に採用され、それを最終的に全体に使います。 半導体技術は、設計と投資が高い反面、一度設計が完了し、製造され始めれば大量に生産し売った方が歩留まりはより良くなり、低価格で大量生産できるようになります。 Q/そもそも実用可能なのか? A/知りません。開発者に聞いてください。 あくまで、技術研究段階での発表ですから、それが本当に実用化できるかどうかは別の話です。 ちなみに、WindowsPCのCPUやMacのCPUとして使うには、IntelかAMDまたはIBMがこの技術特許を採用する必要があります。NECグループのみが採用すれば、SXプロセッサ(地球シミュレータのメインプロセッサで有名なベクトル型プロセッサです)に使われるぐらいでしょう。 尚、この手の半導体技術開発は毎年1件以上出ていますから、あまり、それらに一喜一憂しない方が良いでしょう。使われていても、使う側がそれが使われていると知ることは、物好きでなければないでしょう。気づきもしないはずです。