まず、東大世界史に関していえばZ会用語2000はまったく必要ないと思います。これはちょっと細かすぎます。私はセンター後に東大志望→私立志望に変えてこれをやり、私立の受験には役に立ちましたが。
何より山川の教科書を完璧にすることをオススメします。以下は私の勉強方法ですが参考までに・・・。
(1)山川の教科書を読んでみましょう。教科書はよくまとまっている反面、まとまりすぎていて因果関係・どうしてそういう流れになったのかがハッキリしないところがあります。読んでいて「えっ?これってどういうこと?」って思うところってありますよね。そこについて、用語集を使って調べて下さい。(場合によっては資料集を使ってもOK)それを読むと「あーこの文章はそういう意味だったのか」って理解できる上に新しい知識も得られると思います。
そしたらそれを教科書の文章の行間に書き込んでください。
例:
・元の文章
イタリア王国はその後、1866年にオーストリア領であったヴェネチアを併合し、1870年にはローマ教皇領も占領して国家統一が実現した。
・新たな知識を書き足した文章
イタリア王国はその後、1866年に(普墺戦争でプロイセンについて勝利し)オーストリア領であったヴェネチアを併合し、1870年には(普仏戦争でのフランスの敗北に乗じてフランスと親交関係にあった)ローマ教皇領も占領して国家統一が実現した。
こんな具合です。( )の中のようなことを行間に書き込みます。
(2)この作業が一通り済んだらその章を通してまた読みます。これを最低でも夏休みまでに全範囲一通り終えておきます。
(3)全範囲終わってからもこの作業は繰り返して下さい。自分で教科書に書き込んだことはすべて覚えるようにします。
(4)秋以降は絶対に論述問題集をやってください。私は山川出版の薄い問題集をやりましたが、これは基本的な論述パターンの網羅度が高くて良かったです。時間がなかったら論述を実際に書かないで、
自分だったらこういう流れで書こう、というメモをする→模範解答と照らし合わせて何が足りなかったのか・何が余分だったのかを検討
これだけでも効果はありました。論述の問題集で得られた知識もどんどん教科書に書き込み、「その書き込んだ教科書を覚える」ことに主眼を置くとそれ以外のことにとらわれなくて済みます。
(5)通史が終わった頃から少しずつセンターの過去問を始めて下さい。センターの問題は簡単だけど良問なので、その点数で基礎学力が測れると思います。1ヶ月に1回くらいのペースで解くとだんだん点数も安定していき、知識の定着が感じられると思います。
私はこんな感じでやってました。あとは+予備校の授業です。過去問はまったく見なかったけど、この方法で基本的な力はつけたし予備校の授業を通して形式は何となく知っていたので東大模試では好成績がとれました。理数系の科目が苦手で、結局合格はできませんでしたが・・・。各科目への力配分も気をつけてください(^_^;
お礼
回答ありがとうございます。参考になりました。用語集と教科書でもう少しやってみようとおもいます。