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大腸ポリープの外科手術と入院期間について
- 大腸ポリープの外科手術について、入院期間が3週間もかかるのは珍しいです。
- 通常、外科手術の入院期間は10日程度ですが、ポリープの大きさや合併症の有無によって異なります。
- 旦那さんのお父さんが外科手術を受ける理由や詳細を知ることで、入院期間の理由がわかるかもしれません。
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なかなか答えの難しい問題ですが、言われる通り一般的な大腸ポリープの入院は内視鏡的切除(大腸カメラによる治療)が大半であり、入院期間は日帰り~2泊など病院によりバラバラです。 ただしsktrさんの旦那様のお父さんのようにポリープで外科的手術を受ける場合もあります。 良性のポリープであっても内視鏡(カメラ)で取れないほどの大きなポリープである場合、または大腸のヒダの裏側や屈曲した部位になるポリープで内視鏡(カメラ)では取りきれない(残存する可能性がある場合)などが考えられます。なお術前診断で指摘されたポリープの多くは前癌病変の可能性のあるポリープ(腺腫という種類のポリープ)、または一部に癌細胞が含まれている可能性のあるポリープである場合が多く、それら最終診断は手術(内視鏡切除術を含む)でポリープ全体を切除したあと、切除標本を顕微鏡で確認し、癌細胞の有無を含めて最終診断(病理組織診断)します。 また心配されているように、あらかじめ癌の可能性が高い状態で最初から外科的切除を行う場合もあります。ただし今の時代は患者様本人に告知する場合も多く、たとえ患者様御本人(sktrさんの旦那様のお父さん)に告知しなくても御家族の誰かには必ず告知をするはずです。 癌の可能性が高い場合は術前に本人、または御家族に何らかの形で「癌の可能性がある」等の説明がある場合が多いと考えますが、これに関しては手術が終わって、病理組織診断の結果が出てから説明する場合もあり、主治医または病状、患者様の性格などによっていつ、どのように説明するかは決まっていません。 またまれな場合ですが、手術する患者様が抗凝固剤(脳梗塞後や心臓の病気で血が固まりにくくなる薬)などを内服している場合は、手術前に入院して頂き、抗凝固剤を内服から点滴に変更を行うなどの調節を数日間行ってから手術を行う場合もあります。 これは抗凝固剤の変更に関しては危険を伴うため頻回の採血などを要し、厳重な入院の上でのコントロールが必要となるため、通常の入院より早めに入院して頂きます。 また糖尿病のコントロールが悪い方も通常の手術よりも早めに入院して頂く場合もあります。理由は血糖コントロールが不十分の状態で手術を行うと、手術の合併症が増えるためです。 当然抗凝固剤の変更などを行った場合は、手術後も通常の退院までの期間より長くなる場合もあります。 以上のように長い入院=癌とも必ずしも言えません。sktrさんの旦那様のお父さんの既往歴、内服歴などはいかがでしょうか? 最後にたまに患者様がご家族の方に心配をかけたくないとの理由から、詳しい説明を御家族にすることを強く希望されない場合もあり、その際は御家族の心配される気持ちと患者様ご本人の希望とに矛盾が生じる場合があります。 非常に難しい問題ですので答えはありませんし、ご心配される気持ちもわかりますが、先述したように遅くとも必ず病理組織診断が出た後には主治医から説明があるはずですので、癌と疑うだけでなく、少しずつsktrさんの旦那様のお父さんや御家族の方と話し合って、事実を知ることをお勧めします。 sktrさんのご心配される気持ちが通じ、sktrさんの旦那様のお父さんが元気になられるのを願っています。
お礼
早速迅速なご丁寧なご意見頂け感謝申し上げます。 お父さんは内服全く飲んでいません。糖尿病も無く、今まで病気知らずできております。 そして、私達夫婦とは一緒には暮らしておりません。義父、義母、そして旦那のお兄さん(精神病)の三人家族です。義母は心臓病でペースメーカを入れており、そして旦那の兄は10年以上精神病で、義父は一人頑張っている所があります。 以前より秘密主義的な所があってもし何か重大な事があっても私達夫婦が心配するから、と黙っておかれる傾向が義父、義母共に有ります。ですから、今回の事ももし仮に悪い方向になっていたとしても義父は義母にさえ話をしないよう主治医に頼む可能性もあります。 どうあったにしろ情報は絶対主人、私の方までは回ってこないので心配だけが先にいってしまっておりました。 ですが、とにかく手術の後の病理組織診断の結果を待つ事にします!これがある、という事がわかっただけでも助かります。 この結果がどうだったのかを聞いていって義父、義母の中へ入っていこうと思います。 大変ご丁寧なご回答重ねて感謝申し上げます。