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外国人が空手の段をとるには

海外在住の者です。 最近空手を習い始めました。 先生はインド人で、インドにある松涛館系列の道場で空手を習って26年、黒帯5段という人です。 その先生が言うには、今自分が持っている段はインドの道場で与えられたものなので、日本を訪れて 日本の松涛館が認定する5段が欲しい、とのことで、自分が日本に行った際には 松涛館の道場を紹介してくれないか、といった相談をされました。が、私は何しろ空手のカの字も分からない日本人にあるまじき者ですので「段をとる」という行為がどのようにして行われるかすら 知らないのです。 とても良い先生なので、協力したいのは山々なのですが、、、。インド人が、日本の松涛館に認識される段をとることは可能なのでしょうか。 そして、可能ならば それはどのような手順をとればよいのでしょうか。 いきなり日本に来て、試験を受けて ポンと与えられるような物なのでしょうか。 どなたかその筋に詳しい方アドバイスをお願いします。

みんなの回答

  • 10thDan
  • ベストアンサー率35% (27/76)
回答No.3

質問から少し時間が経っていますが、以下に回答させて下さい。 その方は、おそらく「日本」に本部のある松涛館流空手団体から、段位認定を受けたいのではないかと思います。現在は、欧州に本部のある組織からの認定だけなので、本場日本からの認定が欲しい(本物指向)という気持ちは何となく判ります。日本に本部のある松涛館流空手の大手団体は、日本空手協会(JKA)、国際松涛館空手連盟(SKIF)、日本空手松涛会(JKS)辺りかと思いますが、他にも沢山立派に活動されている松涛館系団体はあります。いずれにせよ、段位認定は所属団体から受けるものなので、まずは、日本に本部のある団体に所属し、最終的にはその方の技量(基本、組手、型)、空手への貢献度によりますが、異なる空手団体からの段位認定では、その団体で決めている認定試験を受検し、合格が必要となります。また、全国空手連盟(JKF)という空手流派を超えた上位団体がありますが、JKFへの段位登録は、3段以下は無試験登録される場合もありますが、所属団体がJKF登録団体である事が条件です。

回答No.2

Gです。 補足質問を読ませてもらいました。 松涛館(流)はJKA(日本空手協会の略名)として松涛館系の第一血筋として残っていますが、金澤弘和氏は日本空手協会のヨーロッパ各国への世界の空手普及を始めたわけですが、JKAから分離して1978年国際松涛館空手道連盟(Shotokan Karate-Do International Federation)国際松涛館( Shotokan Karate International)としてヨーロッパ(今では世界中ですが)ではよく知られた流派となっています。 しかし、5段であると言うからにはそれを承認する流派の本部の連絡先があるはずです。 初段レベルでは本部もそれほど気にはしませんが、5段と言う実権段位であれば「松涛館のヨーロッパアソシエーション」だけでは十分ではないはずなのです。 いまでは松涛館流には多くの会派がありおたがいに認め合ったりまたは避けたりもしている状態になっています。 (これは松涛館流に限ったことではなくほかの流派でも同じことが起きていますし、合気道など空手のほかにも起きている現象です) よって、今ではひとつの流派の名前を語っていても流祖が始めた流派は既になくなっている状態なのです。 ですから、この人の松涛館もどのように各松涛館会派につながっているかで段位を認められるかも変わってくるわけです。 しかし、5段でありながら「どこかの本部」に認められたい、日本の松涛館というものが実際には存在しないと言ってもおかしくないはずの状況を知らないと言うのも気になります。 つまり、JKAの段位が欲しい、ISKFの段位が欲しい、というのであればまだ分かるのです。 (もっともそれ自体おかしいとわたしはおもいますが) 「松涛館のヨーロッパアソシエーション」で認められた5段と言う高位というものを「卑下する」とも思われる考え方と私は感じるです。 初段が取れ初段の教えをこれから受けることになっているけど出来れば本場の日本の段位が欲しい(本場の教えを請いたい)と言うレベルの考え方であれば私は全く、初段であるからこそ良いものを身につけたいと思っているに違いない、いいことだ、と理解するわけです。 しかし、段位に威厳をつけるだけ、と言うようにも聞こえるその人の言葉が信じられないほどの高位の段を持っている人なのです。 その段位を捨てるつもりでなら今まで身につけた物をJKAでもISKFでもその基準に基づいて認可してもらうと言うことは可能でしょう。 一度日本に行くなり、今いる国ある支部で昇段テストを受けることも出来るはずです。 そうすれば、その段は日本の本部でも認められることになります。 しかし、まず一旦5段を捨てて、1から始める気合でやる姿勢であれば大きな可能性を持っているはずです。 私は今の流派一筋で来ましたが、流祖の教えを守り続けてきたつもりであるわけですが、流祖も経験したある流派の教えを北アメリカ本部の師範から直接受けました。 もちろん1からの教えです。 2段をいただいた時点で「いとごまい」をさせてもらいました。 その流派を認めないと言うことではなく、私の、段位ではなく、実力を伸ばす為の基本を受ける為、と言う条件付けで8年ほど受けさせてもらう約束だったからです。 そして、数年前その段位を返上しました。 私には二つの「世界的に確立された流派」を続けていくわけには行かなかったからです。 返上したと言うことは行為であって身につけた教えを無視したり卑下したりすることではないのです。 よって、この人も、5段だから5段として認めて欲しい、ではなく、1から始めることで、本部の段位を受けた時に本部の教えが身についたことになるのです。 今では一塊に「空手」といってもそれぞれ違うものと考えないといけない時代になってきているのですね。 空手で初段であっても合気道を習うにはその初段と言う段位は関係ないですね。 それと同じようなことなのです。 そして、もし違う松涛館会派が簡単に今もっている5段を認めるとしたら、それこそその会派はおかしいと言うことにもなるのです。 ただ、同じ流派であれば知らなかったことや出来ないことは、5段であれば、その違いだけを身につければいいわけですからそれほど時間と労力はかからないかもしれませんね。 違う流派を習うのとは違うわけですから。 と言う事で、その人が属するアソシエーションによって、これからの計画が変わってくると思います。 今の国の支部への連絡は必要となり近くにその支部があるとこれからのトレーニングには良いですね。 もしかしたら私に誤解があるかもしれませんので、また書いてください。

kenrocky
質問者

お礼

なるほどー、、複雑なのですね。歴史があるから当然ですが、、。しかし、私の先生始めインド人達が そのような仕組みをどこまで理解しているのか、ちょっと疑問に思えてきました。もしかしたら 私の先生は、そういう事を知らない故に、とてもとんちんかんなことを言っているのかもしれませんね。よくよく話を聞いてみると、日本の松涛館に認識される段をとることにこだわっているわけではないようで、とにかくまず日本に10日間くらい滞在し、その時に どこかの松涛館道場に所属?入門?し、自分より上の段を持つ人から教えを請いたい、ということらしいのです。 (なぜそうしたいのかは ちょっと聞くのがはばかられたのですが(失礼かなと思って)、でもどの道それを説明できるほどの英語力を彼は持ち合わせていないので、聞いてもしかたないかもしれないんですけどね。 )たったの10日間で?って私は思っちゃったんですが、本人は体験入学程度のつもりではなさそうなんですけどね。(また翌年来るつもりかも。) でもGさんのお話だと、日本で空手6段の師範なんて 雲の上の人で、とても どこの馬の骨とも分からないインド人に10日間てほどきをするなんて、無理を通り越して やはりとんちんかんな気がしてきました。 これは困りました、、、 「6段の人は雲の上の人だから無理だよ」って言おうかと思いますが、Gさんも無理だと思われますか? 私自身が混乱していて、質問がどんどん変わって行ってしまってごめんなさい、、、 そして、明日先生に、Gさんが回答してくれた内容を説明したいと思います。お忙しいところ申し訳ありません。

回答No.1

アメリカで使える伝統空手と護身術を教えている者です。 松涛館「系」というのが果たしてどういうものか分かりませんが、松涛館と呼べる道場はその流派もしくは会派によって認められているはずです。 もしその道場が本当に松涛館の「血筋」を引いておりたどり着けば日本の本部につながる、というものであれば問題なく段は認められるか承認を受けることが出来るでしょう。 しかし、そうではなく松涛館認定の道場で習った人が勝手に自分の道場を開き松涛館の名前を使っているのでしたらその人の持っている段は松涛館が認識できるものではないのです。 この違いがあるのでその人が持っている段がどういうものであるかを知らなくてはなりませんが、このことについて聞いていると言うことからして後者である可能性が高いでしょう。 なぜなら、5段のレベルであれば既にその人を5段と認めた「流派・会派」が日本の本部の承認なりコンタクト情報があるはずだからです。 よって、まずこのことをはっきりさせその人の師範(5段と承認した人)にその人が聞くべきことなのです。 しかし、本部との関係がなく本部が承認した段でなければ、松涛館の5段ではなく、あくまでも承認した人の「流派」の5段となります。 (それがおかしいということではありませんが) よって、松涛館系と言う事はあくまでも「元をと出せば何らかの形で松涛館流に教えに近づく」と言う意味になります。 本部からの承認がなく5段だと言うことは松涛館本部としてもなかなか認めることは難しい「かも」知れません。 しかし、その本部の「流派外意識」から認めたくなる理由がどこかにあるかもしれません。  と言う事で、もしその人が松涛館本部に認められたい(何が理由なのかちょっと気になるところですが)ということであればその人の師範に聞く、そうでなければ、松涛館本部(JKA・日本空手協会)かその人の師範の系列によっては違う松涛館(国際松涛館とか)の本部に問い合わせることが出来ますね。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。   

kenrocky
質問者

お礼

お礼が遅くなり大変申し訳ありませんでした。懇切丁寧な回答をありがとうございます。 今日早速先生に聞いてみましたが、「松涛館のヨーロッパアソシエーション」と言われました、、、国際松涛館のことなのでしょうか、、。しかし自分は日本の松涛館に所属したいのだ、ということらしいのです。(何しろカタコトの英語なものですから、、。) アドバイス頂いたとおり、松涛館本部か国際松涛館に問い合わせようと思いますが、もし よろしければ、もう一つ質問してもよろしいでしょうか。 松涛館=JKA・日本空手協会なのですか? そして、 松涛館と国際松涛館は どのように違うのでしょうか? 私は 国内と国外の違いで、つながりのある一つのものなのかと想像していたのですが。 もしお時間ありましたら、よろしくお願いします。