なぜ、コンビニで売っている缶ビールの値段は各社横並びなのでしょうか
先日、近所のコンビニに缶ビールを買いに行ったとき、ふと、メーカー各社の缶ビールの値段が全く同じであることに気付きました。
そこで、気になって他の商品(発泡酒等)について値段を見てみると、こちらも各社横並びで、全く同じ値段でした。
「これは、いわゆる“価格カルテル”というやつではないのか??」と思い、調べてみました。
その結果、独占禁止法上、談合が立証されないとカルテルとは認定されない、ということが分かりました。
ビール業界は寡占市場ですので、おそらくあるメーカー(キリン?アサヒ?)がプライスリーダーとなって、他メーカーがそれに追随する、という構造になっているのではないかと思います。
そこまでは分かったんですが、やはりふに落ちません。。
いわゆる「談合」が存在しなくても、プライスリーダーが、自らがプライスリーダーであることを認識した上で、「X月X日から、この商品の値段をいくらにします」と発表し、他社がそれを見て、「ウチも同じ日に同じ値段にしよう」と考えるのは、実質的に「談合」しているのと同じではないでしょうか。談合の打ち合わせを、隠れてコソコソ行うのではなく、公に堂々と行っているのと同じなのではないか、と思います。
で、質問なのですが、
1.独占禁止法上の価格カルテルに該当しないのは分かったのですが、消費者にしてみれば、実質的に価格カルテルと同じことが起きているわけで、それに対し、行政はなんらかの規制をかけることは出来ないのでしょうか。(すいません。質問というよりも、半分ボヤキですが。。)
2.お酒は、コンビニ以外でも、スーパーやディスカウントストアで売られていて、それぞれの流通経路で値段が結構異なります。その状態を容認しているメーカーが、なぜコンビニ経由の販売についてだけは、あからさまに横並びの値段設定にこだわっているのでしょうか。
3.これは単に興味本位ですが、どの会社がプライスリーダーなんでしょうかね。。
お忙しいところ恐縮ですが、ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。よろしくお願い致します。
(PS ちなみに、以下のホームページの下の方の「カクテルパートナー」の説明のところで、アサヒビールが「缶入りカルテルシリーズとして定着しています。」と記載しているのがちょっと笑えます。。)
http://www.asahibeer.co.jp/news/2002/0905.html
お礼
なるほど。 ありがとーございます