人は、不快な記憶をわざと意識から遠ざけようとします。
嫌なことを忘れようとするわけです。
しかし、気になることをたちどころに完全に忘れ去ることなどなかなかできないものです。
忘れたつもりでも、心の底に沈められた不安や恐怖の種は、じわじわと自分を苦しめ続けます。
では、そんなときどうしたらよいか?
一つの方法として、「向き合う」「戦う」「乗り越える」ということがあげられます。
これには、勇気や智恵を必要とします。楽で簡単なことではありません。
しかし、うまくやれば問題を完全に振り切ることができます。
そして、自分を強化し、成長させることができます。
心の底に封じ込めた不安や恐怖は、容易には想起できないことがあります。
しかし、何か偶然に条件が与えられると、フッと記憶に昇ることがあります。
ここで、それを書き留めるのです。
これには勇気が要りますが、敵をやっつけるために、がんばってその勇気を出します。
時折、人は根拠のない不安や恐怖を抱きます。
自分の頭が生み出し、頭の中にだけある、本当は無い、妄想上の産物です。
もしくは、現実化する可能性は少しはあるものの、滅多に起こらない、気にするだけ無駄な心配事。
そのような不安や恐怖は、実体が無いものであればあるほど、すぐに取り除けます。
今すぐ、それらを書き出してみます。そして、それらの実現可能性をはかってみるのです。
望まない事態が起こらないようにするにはどうすればよいか、具体的な対策を立てます。
そういう事態が起こったら、どう行動するか、準備をします。
自分の力ではどうしようもないことに対しては、それを明らかにした上、
「それが起こったら仕方がない。なるようになるさ」と開き直ります。
このように、問題を明らかにし、それらと向き合い、戦うことにより、結果的に気が楽になります。
お礼
非常に解りやすく、丁寧なお答え、誠に有難う御座いました。問題は、義妹にこうした内容をどう説明するか、理解できるか、実行できるか、となるわけですが。私の力では、難しそうですねえ・・・・。