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だるまは神棚で良いのでしょうか?
お寺で小さなだるまを買いました。 お寺ですし、達磨大師といえば仏教だし…と思い仏壇に飾ったのですが 神棚に飾るものという方もいてよくわかりません。 どちらが正しいのでしょう?
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まずは達磨さんの起源についてお話しましょう。一般的に達磨さんといわれるものは、もともと張り子の起き上がり小坊師だったそうです。それを子供たちが選挙のポスターにひげを描くように、その起き上がり小坊師に墨でひげをいたずら書きしたら、壁に向って九年間座禅しつづけ手足を失ってしまった達磨大師に似ていたというのが、あの達磨さんの起源だそうです。 その達磨に似た姿のものが何度も倒れ何度も起き上がるものですから「七転び八起き」という何度も失敗しても屈せず立ち上がるという意味と結びつき、その姿にあやかって、子孫繁栄、商売繁盛・祈願成就などの縁起物として扱われるようになります。 それは、達磨というかたがどれだけ偉大で、当時の日本でも有名だったかが現れています。 >>お寺ですし、達磨大師といえば仏教だし…と思い仏壇に飾ったのですが神棚に飾るものという方もいてよくわかりません。 どちらが正しいのでしょう? というご質問ですが、どちらでもかまわないと思いますよ。おき場所があるのならそれ以外でもかまわないと思います。 仏壇というとどうしても仏壇=死者の居場所と思ってしまいがちですが、そもそも仏壇とは仏様の世界を具体的に現したもので、仏様がいらっしゃる場所です。それは『更級日記』の作者、菅原孝標女が薬師仏を等身に造って屋敷内持仏堂に祀ったというのも仏壇の源流であることが由来します。もちろんお亡くなりにんったご先祖様たちもいらっしゃいますが、その方々も宗派によって多少差はありますが仏様です。 それにそもそも死者が穢れているという考え方は神道の思想で、死者は気(生気)が枯れた状態だから「気枯れ」が「穢れ」になっていったようです。 このように達磨さんをを仏壇に置くと縁起が悪いということはありません。だからといって神棚が間違っているということでもありません。お好きなところにおくのがいいと思います。しかし、我々はどうしても縁起や迷信にこだわってしまします。本当に気になるようでしたら、達磨さんを購入したお寺に問い合わせてみてはどうでしょう。そのほうがすっきりとした回答をもらえるかもしれませんよ。お寺というとどうしても問い合わせにくい場所ですが、お坊さんのほうは聞いてくれればいいのにと思っていることが結構ありますよ。 長々駄文を連ねましたが、参考にしていただければ幸いです。 合掌 南無阿弥陀佛
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- alama
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どちらが正しい・・・というものではないと思いますが、一般的には「神棚」のほうにダルマを置いているようですね。 仏壇に、ダルマさんを置いているのは、あまり見かけたことがないですね。 だいたいダルマの色は赤が多いですから、仏壇には‘似合わない’のではないかと思います。 そもそも、神棚は‘祈願’するところで、仏壇は‘冥福を祈る’ところだと思います。 そうした風習から、ダルマは神棚が多いと思いますよ。 ちなみに、日本の七福神の‘ほてい’さんのモデルは‘ダルマ’さんという説があるぐらいです。
お礼
やはり神棚が一般的なようですね。 多くの日本人と同じく私もお寺と神社をあまり区別することなくお参りしたりしているのですが、 なぜか今回はこだわってしまいまして。 仏壇に赤は確かに異質ですね、試しに置いてみたらなんだかちょっと…という感じで。 ありがとうございました。
- zoo-zoo
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正しいかどうかわかりませんが、実家では神棚においています。
お礼
やはり神棚に置かれていますか。 そういう方が多数派なようですね。 ありがとうございました。
お礼
だるまさんの起源のお話、とても興味深いですね。 お恥ずかしいですが、達磨大師という名前は聞いたことがある程度で、座禅により手足を失ったということすら知りませんでした…。 現在の縁起物としてのだるまにはそれほど宗教的意味合いはないと理解してよろしいでしょうか。 今回厄除けをお願いしたお寺でだるまを買ってきたのですが、 なんというか日頃信仰心も何もない日常を送っておきながら、こんな時だけ神様や仏様に頼ろうとするのが罰当たりな気がしまして。 正しく手順を踏まなければと気負ってしまいました。 違っているのかもしれませんが、お坊様なのでしょうか? とてもわかりやすく、あたたかな文章で柔軟な気持ちになれました。 だるまを買った時、素直にお寺の方に質問していたら きっと同じように色々なためになるお話も聞けたのだろうなと思います。 今度機会があればいろいろお話を聞いてみようと思います。 本当にありがとうございました。