プロバイダから先は網の目ですか・・・まあ、先と言えば先ですが・・・
まず、インターネットの内容ですが、ネットワークはファイバ線(光ファイバ)を利用してホストコンピュータというネットワーク用汎用コンピュータ同士を結びつけて相互リンクしています。ホストコンピュータの中枢(いわゆるメインとなるホスト)はアメリカに拠点を持ち、それを中心として世界中のホストコンピュータとつながっています。(まあ、インターネット基幹網の図などを見るとアメリカの一点に集中してリンクがありますそれが拠点です。日本でも、海外とのリンクをする場所は多くの回線が集中します)
ISP(プロバイダ)はそのホストコンピュータを所有する業者のことで、企業や一般のネットワーク接続をするユーザーとインターネットを結ぶのが仕事で、電話回線やローカルネットワーク専用線(LAN)からインターネットの通信専用線にリンクしてくれます。
ここから、まず言えることはインターネットの基幹網(ホスト同士の結びつき)は網の目ではなく、ある程度集約した回線を集めて結んでいるだけで、各家庭まで直接つながっているわけでも、すべての町、世界中の町に直接インターネット基幹網が整備されているわけでもありません。
接続には、衛星回線と光ファイバが主に使われ、両者を利用してインターネットを支えています。回線自体は、主要なたとえばアメリカと日本を結ぶ大きな通信回線が数本あれば、それで国際間のデータのやりとりは可能です。網の目といっても主要なホスト同士を結ぶ回線はものすごく入り組んでいるわけではなく、国際接続用の回線と国内回線と順位付けをしてサーバを設置し、国内用がISPを介し主要な都市とリンクしそこにサーバを設置します。(すべての町にリンクしているわけではない)
また、データは必ずホストコンピュータ(サーバー)を通して行われ直接ホストを介さずにクライアント(PC利用者)同士がリンクすることはありません。
日本では国土の割に人口が密集し、インフラが発達していますから、網の目ですが、世界的に見るとプロバイダ同士の結びつきは網の目ほどでもないですね。(荒い面も多い)
さて、では網の目になる所以はどこにあるかですが、キーワードは電話線ですよ。これは、インターネットより以前から存在し、相互接続線を用意していました。速度はそれほど期待はできませんが、電話回線とコンピュータとモデムがあればホストコンピュータとリンクできます。
電話線を使ってのネットワーク接続が全世界で行われれば、網の目状にネットワークが形成されます。
ちなみに、ネットワークはすべて各プロバイダが責任をもって管理しています。(回線の保守点検、サーバー管理、増強など)ただし、データの確実な管理に対しての賠償責任はありませんし、保証するものではありません。
(一度に莫大なデータをやりとりしますので、サーバ側や回線上の問題でデータが欠損することもありますし、サーバのダウンの可能性もあるため、保証はできない)
結論を言えば、送る側のプロバイダから先のインターネット回線より、受け取る側のプロバイダから先で電話さえ普及していればあとはパソコンとモデムがあればリンクできるため、網の目なのです。
お礼
回答、ありがとうございます。
補足
詳しい説明で、ますます理解が深まりました。 専門の図書は、言葉が理解できなくて、あまり読む気がしないのですが、 こうやって説明してもらうと、わかりやすいです。