運転席側だと邪魔になるというのが一番の理由でしょう。
後ろに置いたらとっさのときに出しにくい。前におくとなると助手席しかあいていない。その結果助手席の足元になったのではないでしょうか。
そして左側にある理由を考察してみると、もし万が一発炎筒を使用しなければならない状況に陥ったとき、おそらく平常心を維持することは難しいと思います。そんな精神状態で、発炎筒が助手席の右側にあったら運転手の視界に入らない可能性が出てきます。このとき運転手の視界に入る場所にあれば、パニックに陥りながらも発炎筒を使うという動作を起こせるかも知れません。また、ドアを開けたときに車内に身を乗り出さずに取り出すことができます。1秒でも早く発炎筒を着火させることで助かるかもしれません。その結果、助手席左側足元が一番折り合いのつく場所になったのではないのでしょうか。
ドアポケットは開閉の際の振動で誤着火でもしてしまった場合を考えてしまいます。(まずないとは思いますが)特に運転席側は一般的に必ず開閉しますよね?
また、上記のようなパニックに陥っているときにドアポケットでは視界に入りませんし、そのような狭い場所に手を入れて取り出せるかというと疑問が残ります。
また、発炎筒を他者が使う場合を想定してみます。
あくまで上に記したことは私の考察に過ぎませんが、この説が合っているにしろ誤っているにしろ、歴史的に「助手席左側足元」となっていますので、もしあなたが気絶をしてしまって外部の人が助けてくれるときに発炎筒をと思ったときに通常あるべき場所にないのですから・・・
といった理由ではないでしょうか?
勝手な推測・考察失礼いたしました。