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ドナー登録 角膜提供への意見

現代社会を勉強している時、ドナー登録について 眼球(角膜)の提供を拒むという人が多い、という 話を聞きました。 そこで質問です。 あなたがドナーならば、眼球(角膜)の提供は拒みますか。 拒むとしたらその理由を教えて下さい。 また提供に携わったことがある、という方の意見も 聞いてみたいと思います。 よろしくお願いします。

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回答No.1

なくなった方のご家族に角膜をも含む臓器、組織提供の意思の有無をお尋ねすることが多々ある看護師です。 専門とはちょっと離れてしまうのですが、その人個人の「死後の世界」に対する考え方が大きく影響しているように感じます。というのも、日本では、お年寄りに「眼球のないまま葬られたら、あの世で盲として過ごすことになる」と信じられている方が、まだ多くいらっしゃるようです。 欧米では宗教上の理由(医療の向上を神に対する冒涜のように受け止める、など)や、面倒な手続きの為に拒む方が多いように思われます。 自身では、免許証とともに、ドナーカードを携帯していますが、両親はこれに反対して署名をしてくれませんでした。上記、最初にあげた理由によるもののようです。ドナーカードを携帯はしているものの、正直、死亡した後とは言え、目をいじられるのは、ちょっと怖い気がするのも事実です。

cubismo
質問者

お礼

死後の世界ですか。気付きませんでした。 確かに目をいじられるのは怖いですね。 僕は後者の方の理由だけかと思っていました。 欧米の例も教えて頂き有り難うございます。 ところで、もうひとつ教えて頂きたいことがあります。 目についてですが、 (提供しても良い方):(提供を拒む方) 提供を拒む方が多いとは思いますがどのくらいの比率なのでしょうか。 よろしければおおよそで良いので教えて頂けないでしょうか。

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  • pino87
  • ベストアンサー率22% (11/48)
回答No.6

私はかつて移植コーディネーターの勉強もしていた身ですが、今は自分や家族の臓器提供は拒むと思います。 それは数年前、父が急性心筋梗塞で急死したときからです。 注射を打って無理矢理血圧を上げて生き長らえているという状態。 それが耐えられなくて延命治療を断り、死亡宣告をしてもらいました。 しかしその時まだ心臓は動いていたのです。 葬儀が終わってから「まだ心臓は動いていたんだから、生き返ったかもしれないんじゃないか?私が殺したんじゃないか?」って後悔に苛まれました。 いくら「臨床の死」の知識があっても、実際の死は受け入れられないものなんですね。 これで臓器提供をしていたら・・・「父の目は生きている」とポジティブに考えられるのか・・・もしかしたら「あの人に目をあげなければ」なんて思ってるかもしれません。 それからは身近な人の死を想像するのも嫌です。 だから臓器提供のことも考えたくないってのが正直な気持ちです。 「死ぬことを考えるなんて、縁起でもない!」こういう思いの方が多くて、ドナー登録が普及していないのではないでしょうか。

cubismo
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 難しい問題ですね。

noname#22344
noname#22344
回答No.5

私は自分は提供したいと思っていますが、実際ドナーカードは持っていません。なぜなら家族が反対しているからです。 また、逆に家族が提供したいと言った場合、反対しないと言い切れる自信がありません。 そこで質問者様がNo.2の方のお礼に書かれている >『家族に迷惑とか面倒かけそう』 どうして迷惑がかかるのでしょうか。 の疑問になります。 私個人的な見解としては、遺体に対する意識にあると思います。 うまく言い表わすことが出来なくて申し訳ないですが、遺体に対して傷を付けることは、人の道に反すること、という価値観ですね。 大事な人が傷つけられたくない、死してなお負担を強いることはない、きれいな姿で安らかに眠ってもらいたい、傷をつけたら成仏できない、などなど… 遺体損壊が重要な罪であると同様に、たとえ人のためであっても遺体に傷を付ける行為が非道であるという気持ちが根深いのかもしれません。 ドナー登録が進まないのもそれが一つの原因かな、と私は考えています。 あと医学生・医師のドナーカードについてのページです。 http://www6.plala.or.jp/brainx/last_lie.htm 参考になれば幸いです。

参考URL:
http://www6.plala.or.jp/brainx/last_lie.htm
cubismo
質問者

お礼

大事な人が傷つけられたくない、 死してなお負担を強いることはない、 きれいな姿で安らかに眠ってもらいたい、 傷をつけたら成仏できない 分かりやすい御意見回答ありがとうございます。 さて、『医師・医療スタッフの脳死・移植に対する態度』 拝見させていただきました。 これが現状なのですね。 No.2のmyachideさんの回答に対してもそうでしたが、 非常に驚きました。 『脳死からの臓器摘出がどのようなものかよく知っている人は ドナーカードを持たないで、なにも知らない素人に持つように すすめているのが現状である。』 『自分では持ちたくないものを他人には持たせたい。 これほど大きな欺瞞があろうか?』 それと、No.1のlisasimpsoさんの 「自分は持ちたいけれども、家族が賛成しない」 加えてmikimikitaさんの 「逆に家族が提供したいと言った場合、反対しないと言い切れる 自信がありません」 難しい問題なのですね。 教えて頂きどうも有り難うございました。

回答No.4

提供する人と拒否される人の割合、ということですが、残念ながら、詳しい数字は分かりません。職場では、他の臓器移植と違い、脳死である必要がないので、亡くなられた方のご家族全員に、提供の有無をお尋ねすることになっているのですが、提供される方はかなり少ないです。患者さんやご遺族にしてみれば、完全なボランティアで、しかも大切な人をなくしたばかりのご遺族にとって、まだ他のことを考える余裕がないということも一理あると思います。 死後の処置について、私の勤務するカナダと日本では大きな違いがあり、日本のように患者さんの死後、ご家族がしばらく付き添ったり、遺体と一緒に帰宅されるようなことはなく、カナダでは、前出の方がおっしゃっているような、ご遺体/死者への尊厳のようなものが、日本に比べて薄いように思われます。だからでしょうか、少ないながらも、日本に比べて、角膜を提供すると言う方は比較的多いように思います。 角膜の提供は、多分一般の方が考えられている程、大変ではないようです。作業自体は1時間程で終了しますし、ご遺体には義眼が提供され、摘出後、見た目は変わりません。近視や老眼の方の角膜も十分利用できるので、提供に年齢制限はありません。こういった事実があまり知られていないことも、提供の拒否につながっているのか知れませんね。

cubismo
質問者

お礼

再度の回答どうもありがとうございます。 遺族の考える余裕がないということ、角膜の提供について あまり知られていないこと、死後といっても目をいじられるのは 怖いということなどが主な原因なのですね。 また、国によって意識が違いということは興味深いです。 どうして、国によって意識が違うのかということが気になり 始めました。新たな課題です。 海外にいるからこその体験談は貴重なものです。 どうも有り難うございました。

  • myachide
  • ベストアンサー率72% (229/317)
回答No.3

ドナー登録についてですが、私自身は一応、臓器提供の意思ありとしてカードを持っています。 臓器提供に関して、あなたのようなお考えをもたれる人が増えればよいとは思うのですが、なかなか一般的には難しいようです。多くの人は死者に対する畏怖の念が強いと言う点もあるとおもいますし、先のご回答にあるように宗教上の観念から、死後の世界とか、魂の復活とか言うことから拒否されることもあると思います。 また、「家族に迷惑」と言う考えは、以下のような事柄からではないでしょうか。 例えば、あなたの大切な人が、ある日突然亡くなられたとします。あなたはまだ現実として受け止めることが出来ない状態です。そこに見ず知らずの人がやってきて、「故人の生前の意思により、臓器をいただきに来ました。臓器提供は時間の問題ですので、すぐに解剖させてください」と言います。あなたは「そうですか、それではどうぞ」と言えますか? 大多数の人は拒むのではないでしょうか。これはある意味やむを得ないともおもいます。しかし、だからこそ、元気なうちに、家族や周囲の人たちと死について充分に語っておくことが必要なのだと思います。

cubismo
質問者

お礼

分かりやすい説明有り難うございます。 なるほど。

  • jinny6202
  • ベストアンサー率12% (80/663)
回答No.2

医学部生です。質問の主旨と少しずれますが、授業でドナーカードが取り上げられた際 クラスメイトの多くが「私は絶対提供なんてしないなぁ。家族に迷惑とか面倒かけそうだし」と言っていた のに非常に驚きました。角膜も例外ではないようです。私自身迷わず全て提供しますし カードも財布に入れて持ち歩いてますが、そういう人もいる(というか、多数派)なんだなぁと。 あと、以前は「自分は視力が悪いから角膜はやめておこう」と考えていましたが、無いよりは マシだろうということで今は提供することに同意しています。

cubismo
質問者

お礼

『クラスメイトの多くが「私は絶対提供なんてしないなぁ。家族に迷惑とか面倒かけそうだし」』 意外です。 医学部生なら一般人よりも進んで提供するのではないかと 思っていました。 参考になりました。有り難うございます。 ところでもうひとつだけ質問があります。 『家族に迷惑とか面倒かけそう』 どうして迷惑がかかるのでしょうか。 もしよろしかったら考えられる意見を教えて頂けませんか。 よろしくお願いします。