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きれいな花(女性)をそっとしておきたいという心理(特に男性におききしたいです)
わたしの大好きな映画「男はつらいよ」の中で、女性を花におきかえたこんなセリフがあります。 「男にはきれいな花をそっとしておきたいという気持ちと、きれいな花を奪い取ってしまいたいという2つの気持ちがある」 そんな風なセリフだったと思います。 このセリフがなぜか心に残り、男性も女性もそう単純なものではないと知りながら、きれいな花(女性)を自分のものにはしたくないという複雑(?)な心理に潜むものは何なのだろうと気になってしまいます。 このセリフの心情がよくわかるという方がいらしたら、教えていただきたいと思い質問させていただきます。宜しくお願いいたします。
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- uketuke
- ベストアンサー率16% (50/308)
このセリフの順序を逆にすると解り易いです。 セリフに味を出すため、あるいは強調するために逆にすることがあります。 ◎逆バージョン・・・ 「男にはきれいな花を奪い取ってしまいたいという気持ちと、きれいな花をそっとしておきたいという気持ちの2つがある」 ※「そっとしておきたい」の方が弱まっていますよね。 つまり、原則、好きな人だから「奪いたい」が前提にある。 寅さん映画は「純愛」に重点が置かれているため、女性を聖女化・清純化する位置づけにある。 このため、奪うことは、大人の女にする・所帯染みる・現実化する・大人として汚れることに通じている。 だから、汚さず、そのまま、触れずに、「そっとしておきたい」と、「きれいな」ままです。 また別の意味として、いつかは、誰かが奪う(汚れる)かもしれないが、少なくても自分は「奪う=汚す」役をしないと、自分自身を逆説的に美化する部分も含んでいる。
- donaisho
- ベストアンサー率20% (38/181)
そっとしておいて、そのままにして甘美なままにしておいて、その状況を満足する、ということですね。ロマンですね。メルヘンですね。現実のこととしては、なかなかないことですよね。 好きな女性がいたら、「もっと知りたい、長く一緒にいたい」と願いますからね。山田監督の映画は、その微妙な心の動きを表現しようとしているものだと思います。現実の世界では、そんな情景の中で、さ~っとどこからか とんび がやってきて、さらわれていくわけでしょ? 映画の中でも、結末はそういうことなわけですよね。それすらも受け入れて「次へ行こう」とするわけですね。永遠にハッピーにならないハッピーエンドですね。究極の愛と理解するのか、いさぎよいあきらめと理解するのか、いくじなしと理解するのか、受け取る人によると思います。 とらさんの場合は、女性から見るとすでに男を「超越」した存在ですが、とらさん自身はまさに、超越以前の「男」なので、そのギャップがシリーズのなかで、繰り返し描かれた、と理解しています。
お礼
永遠にハッピーにならないハッピーエンド!! なるほど~ やはり寅さんは自ら失恋を繰り返しつつもハッピーなんですね、きっと。 私からすると思わず「いくじなし!」と言いたくなります。究極の愛と捉えることもできるのかもしれないけれど。。。自分の立場や責任の重さを知っているから身を引いてしまうんですから。正に潔いんですよね、いつだって。お礼になっていませんが、ご回答ありがとうございました。
- onbase koubou(@onbase)
- ベストアンサー率38% (1995/5206)
「やはり野に置けレンゲ草」という言葉もあります。 恋人としてつき合う、結婚する....そうなれば相手のいろんなところが見えてきます。見たくないところも当然出てきます。 それらをひっくるめて愛することが出来るのですが、そういった見たくないところ....綺麗な部分だけを見ておきたい、美しい思い出のままにしておきたい、という心理ではないかと思います。
お礼
お礼が遅くなり失礼致しました。 寅さんの気持ちの中に「逃げ」の心理があるから、失恋を自ら繰り返すのでしょうか。寅さんの場合あくまでも女性は憧れの対象でしかないのでしょうか。女性の側からすると肩すかしをされたような寂しさがありますよね。 あくまでも映画を見ての独り言です。。。 ご回答ありがとうございました。
- バグース(@bagus3)
- ベストアンサー率29% (1973/6719)
夕べの「男はつらいよ」の中のセリフですね。 ある女性を本当に愛してしまったら、その人の 幸せを何よりも願うようになります。 その女性が自分の恋人や妻になるより 今のままの方が、もしくは他の男性のものになるほうが 幸福になれると判断すれば、自分の欲望を押さえてでも、 彼女の幸せを優先しようとするのも愛だと思います。
お礼
お礼が遅くなり失礼しました。 寅さんは自分を良く知っていて、いつも自分から身を引いてしまうんですよね。もっと自信を持てばいいのに...と悲しくなることがあります。女の側からの勝手な捉え方ですけれど。回答ありがとうございました。
お礼
深いですね~。自分自身を美化するですか。なるほど。 寅さんは自分の立場を知っていて、図々しいことをしない潔さを持っているから、清々しい感じがするのかもしれませんね。そんな野暮はしない、みたいな江戸っ子な感じ。その気になった女性からすると辛い肩すかしですが。 最終的には自分を美化している訳ですし...やはり「人間愛」「女性に対する憧れ」「潔さ」「いくじなし」などが複雑に交じり合って「みんなに愛される寅さん」が出来上がっているんですね。回答ありがとうございました。