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木工、檜の板の反り返りを防ぐには?

質問です。木工関係についてお聞きします。風呂板ほどの檜板ですが、これを湿気の多い室内(浴場)で使用すると檜板は反りますよね。そこで、檜板の裏側に通称、ゲタといわれる反り返り止めをしようかと思いますが、具体的な方法が分かりません。どなたか、関係サイトを知っていれば教えてください。

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回答No.1

ゲタ。そうですね。 木工用語では、吸い付き桟と言いますよ。 家具木工用語辞典に出ています。 http://www.fuchu.or.jp/~kagu/search/index.htm 板は、呼吸していて、木表と木裏では、その収縮率が違うために反ってしまいます。 室内に、板をポンとおいておくと、30分もすれば木表側に反ってきます。 そしたら、今度は木裏を上にして、ひっくり返しておいておくと、元に戻ります。 木は反るのが当たり前の素材、呼吸してるんですね。 でも、そんなに反ったり動いたりしてもらったら困りますよね。 そこで昔の人が考えたのが、吸い付き桟です。 いろいろなタイプがありますが、一番なのが、蟻桟(ありざん)です。 http://www.fuchu.or.jp/~kagu/siryo/arizan.jpg 蟻桟は、木の反りを止める上に、幅方向の木の収縮は対応してくれます。 この蟻型のほぞがレールのように、板に通っているので、板が伸びたり縮んだりすることもできる上に、板はまっすぐのまんまでいられるのです。 風呂板のゲタは、風呂板の木目方向に対して垂直にゲタを取り付けますが、ただネジとかクギとかで固定してしまいますと、 板の収縮ができなくなり、無理がかかって割れたりします。 ビスうちするなら、簡易的な方法としては、ゲタに楕円形のなが穴をあけてやって、ビスで固定する方法があります。 これなら板も収縮できるのでOKです。 長く使っていると、ビスががたついてくるので、締め直すというメンテナンスが必要ですが。 その点、蟻桟は非常に優れた木工の仕口ですね。 昔の人の知恵はすごいです。^-^ 木工好きですか? わたしも大好きです。実は家具職人です。

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