テクニカル分析の有効性について、バックテストによる検証の結果は?
FX投資においても、様々なテクニカル分析が利用されていますが、どの程度、有効なのかということにいつも疑問を抱いています。テクニカル分析を否定する論者も多い中、Fxに関する書籍の多くでテクニカル分析が論じられています。そこで、自分なりに、過去のデータを基にして典型的なテクニカル分析手法である移動平均線によるシステムトレードを実施した結果をエクセルで計算してみました。単純にゴールデンクロスで翌日の始値で買い、デッドクロスで翌日の始値で売り、という単純な方法です。ドル円の過去5年間を対象としました。すると、まったく利益がでません。でないどころか、取引回数が多く、手数料分と思われる損失が累積するという結果でした。もっとも、ストップロスの設定はしておらず、非常に単純なバックテストですので、これだけを根拠として移動平均線によるテクニカル分析は有効でないといいきれないとは考えます。しかし、このような結果からすると、巷で論じられているテクニカル分析には強い疑問を持ちます。Fx会社のホームページには、様々なテクニカルツールが備えられています。しかし、私にしてみれば、トレード回数を増加させるための営業戦略のようにも思えます。テクニカル分析について、利用者の立場に立って情報を提供するのであれば、用いられているテクニカル分析のバックテストの結果を取引手数料を織り込んだ形で明らかにすべきではないのかと考えます。
以上のような私の視点から、テクニカル分析の有効性について、バックテストの結果を掲載しているFx会社がありましたら、ご教示願います。
また、バックテストについて参考になるブログ等をご存知でしたら、同様にご教示ください。