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今、「銚子電鉄」のこと。。。
今、一部テレビの報道やネット上で「銚子電鉄」という千葉県内のローカル鉄道の存続に関しての話題で盛り上がっているようです。 http://blog.livedoor.jp/news2chplus/archives/50354381.html 日本全国から激励のメールや商品の購入依頼が殺到しているようですが、わたし個人的にはチョッと疑問符がついております。 といいますのも、鉄道事業という人様の命を預かる業種において、なぜこの現況に至るまで“本業”をおろそかに放置しておいたのか? という点です。 まるで“一夜漬けの試験勉強”のような、まだ大丈夫、まだなんとかなる・・・という慢心はなかったのか? それで今日に至ってしまったのではないか。。。? 今日まで事故が起きなかったことが奇跡? それともうひとつは、彼ら(社長以下、全員の信念らしいが)がこの逼迫した状況下においても寄付や義捐金の類すべてを断っている、ということに関してです。 「人命優先」、「安全第一」、という鉄道事業の本質を正面で捉えるならば、そういった奇麗事を言ってる場合ではないのではないか? このように考えるのはおかしいのでしょうか。。 この「銚子電鉄」の一連の経緯をご存知の方々、あるいはご存知なかった方々も含めて、忌憚のないご意見をお願いいたします。 なお参考までに 銚子電鉄HP:http://www.choshi-dentetsu.jp/ 銚子電鉄ブログ:http://blogs.yahoo.co.jp/choshidentetsu/archive/2006/11/21
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おろそかにしていたわけではありません 前社長に横領と使い込みされてしまい、その借金のせいで新たに融資を受けられないのです。 安全に対する最低限の投資を行ってきましたがそれも足りなくなってきて現状の安全指導です というのも他社で大事故が発生して見直しをしたときに発覚しています 99年は旧営団地下鉄日比谷線脱線事故、今回は福知山線と羽越本線の脱線事故での見直しです、これらの事故で法令が厳しくなって安全面で澪尽くし号が週1回日曜の1往復しか運行できなくなってしまうなどの弊害も起きています。 踏切等は問題ですが、都電で追突事故が起きたので最高速度40km/hでもATSなどの保安装置の装着義務になるかもしれません、そうなればもっと投資が必要になるのです。 元はほとんど他社の事故による見直しや法令が厳しくなるなどで問題になっているだけです。
- tokyoondo
- ベストアンサー率22% (2/9)
もちろん、ここまでになってしまった会社の現状や甘い?見通し に批判が出るのは当然ですし、鉄道業とは関係のない副業で資金を 稼ぐやり方に疑問がでるのは当然でしょう。 しかし、皆さんが指摘しているように多くの中小私鉄は赤字に苦しみ、 補助金や副業に収入を頼っているのが現状です。そして、それでも 間に合わずに廃線となるケースが後を絶ちません。 ホームページで窮状を訴え、とにかくすぐに1円でも多くの現金を 稼ごうとする手法は、確かになりふり構わないやり方にみえます。 しかし「座して死を待つ」ことを良しとせず、とにかくやれるだけの ことをやろうとする姿に、個人的にはエールを送らずにいられません。
- hiroki0527
- ベストアンサー率22% (1101/4910)
まあ、彼らも自分の力で出来るところまでやって支援が受けられなくなったら止めるしかないでしょう。それまでは物品販売等の利益を持って会社運営を行おうとあがくでしょう。 安易に寄付や義援金に頼らない姿勢は評価して良いかと思いますけどね。 今の社長は自己資金で銚子電鉄買って好きで運行している(元々親の千葉交通は見放して内野屋工務店に売っているのですからね)のですから自分たちで何とか努力して見る姿勢が有る限り「乗る」「販売商品を買う」等の側面支援で良いと考えます。 但し、「鉄道会社」というネームバリューには絶大な物があります。 一番良い例が「紀州鉄道」です。 どことどこの間を走っている鉄道会社かご存じですか? 不動産関係で知っている人は多いですが、鉄道事業を知っている人はほとんどいない会社ですね。 又、「~鉄道」という名前が付いていながら現在鉄道運行していない会社の多いこと多いこと。(井笠鉄道、鞆鉄道、中鉄バス等沢山ね)
- hiroki0527
- ベストアンサー率22% (1101/4910)
本業はどこの鉄道でもそうですが、少子化及び自動車利用により減っています。増えているのは首都圏の一部私鉄位です。 今回の資金逼迫は親会社「内野屋工務店」破産及び親会社社長でもあった前社長の資金横領です(前社長は今年8月に逮捕されています) http://www.gamenews.ne.jp/archives/2006/11/post_1650.html この影響で銀行融資が停止されているのです。 (この辺りは公式HPにも記載されています) でも、社長の横領なので会社が借金を抱え込む事になった訳です。 会社には1銭も入らなかんですが(全額着服)会社代表者として借りているので。 年間の鉄道収入が数億円しかない会社ですからずっしりと重くのしかかっている訳ですね。 元々補助金削減の影響で95年から煎餅事業を始め、現在では関連事業の利益で鉄道を運行している会社です。 ローカル鉄道では結構よく見られる傾向ですが、現在大手私鉄でも鉄道事業収入より関連事業収入の方が多い会社もあります。 会社規模が小さいのですから、関連事業に掛けられるお金も微々たる物だから銚子特産の醤油を使った手焼き煎餅を売り出したわけですね。
お礼
HIROKI0527さんのご指摘のとおり、銚子電鉄の苦難は前社長の公金横領に丹を発しているようです。 その金額、凡そ1億1000万円。この金すべてが今いる全社員に借財として重く圧し掛かっている・・・事の経緯には同情すべき点が多々見受けられます。 鉄道事業全般が衰退化していく中、銚子電鉄への提言の中には“煎餅事業に専念したらどうだ”という声もあるやに聞いております。 安全最優先業務と煎餅業務の両立。。。彼らの苦難はまだまだ続きそうですね。 ご意見ありがとうございました。