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CCCDの現状
3年ほど前からしばらくの間、世間を騒がせていたCCCD(コピーコントロールCD)ですが、ほとんどの会社が廃止するようになってしばらく経ちました。 唯一東芝EMIだけはCCCD続行の姿勢で、いろいろと新方式のCCCDを導入するなどしているようですが、最近の新譜を見る限りは邦楽・洋楽ともにCCCDはあまり見られないように思います。 結局は事実上CCCDは廃止されたんでしょうか? (CCCDの導入は親会社であるEMIの方針によるものだったと聞いたことがあります)
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vertex300さん 力のこもった「お礼」、どうもありがとうございます。文面を拝見するとCCCDに対して怨念すら感じるのですが、よほどひどい被害に遭われたのでしょうか。もしそうであれば、「怨念」にも納得が行きます。 > アーティストの意向など無視して強制的にCCCD導入、さらに定価で > 消費者に売りつけた自らのCCCDが原因であらゆるトラブルを起こし > たとしても保証や返品には黙殺。 > まさに「とにかく金さえ集めりゃこっちのもの!」としか見えません。 まさにその通りですね。 > とても納得し難いコメントをしていますが、おそらく「CCCDについて > 消費者からの反発が少ない=CCCDを理解してくれている」と勘違い > しているんでしょう そこまで勘違いしていたら救い難いバカですが、官僚が過去の失策を絶対に認めないのと同じ心理なのだと思います。 > むしろ、アーティスト自身が歌詞カードやHPサイトなどで自署で > 違法コピーへの見解を表現すれば、そちらの方がはるかにユーザー > の理解が得られやすいと思いませんか? 尊敬しているアーティストからそういう見解が出されれば、一部の心ないファンを除き、アーティストの権利を尊重すると思います。でも、そうした動きはあまりないよう思われます。Metallicaがナップスターを訴えたことがありましたね。あのときファンはMetallicaがカネの亡者になったと怒りましたが、アーティストにとってはなかな言いづらい面があるのかもしれません。ただMetallicaの行動が、ナップスターを有料化へ踏み切らせる切っ掛けになったのは確かでしょうか。 > 本来は作詞・作曲・演奏者の権利の保護が目的であったはずの著作 > 権法が、最近では音楽業界の利潤の確保の武器として乱用されている > ようにしか見えません。 > CCCD導入後はさらに売上げが落ちたとも言いますし、そもそもこう > いったCCCDの諸問題を引き起こす前に、CD売上げ悪化の真の原因が > 何なのかについて、もっと徹底的に調査してからでも良かったので > はと思います。 CDの売上が減少した大きな要因は、世界的に見るとやはりCD-Rへのコピーだったと思います。ただ国内、特に邦楽に関しては、高価格設定が売上減少を加速したと考えます。好きなアーティストなら本物を持っていたいと思うのがファン心理ですが、それを萎えさせる価格設定に以前から大いに疑問を持っていました。それこそ、CD-Rにコピーするのが馬鹿馬鹿しくなるくらいの価格設定になら、ジャケット/ブックレットが付く本物を絶対に買うはず。これは極論にしても、大好きなファンは必ず購入し、そこそこのファンは本物かコピーか迷う程度の価格設定なら、もっとマシな状況になっていたような気がします。あの高価格を維持したい(ボロ儲けを続けたい)から、著作権を振り回している感は確かにありますよね。 ネット配信への警戒が強かったことも、日本でのiTunes配信開始時期に示されるように、確実と思います。ただここに来て流石の日本レコード会社も世の中の動きに逆らえないと覚悟を決めたのではないですか。CCCDは欠陥商品なのでこれ以上売れないという側面はあったのでしょうが、ネット配信許容とタイミングを合わせたように廃止になりましたしね。 今、これを書くに当って、参考になる資料を探そうとざっくり検索したら、いくつか面白い資料・記事を見付けました。結局探しただけで、まだ良く読んでいないのですが、URLを付けておきますので、よろしければ参考になさって下さい。 (1) 音楽CD売上減少についての考察(愛知工業大学) http://aitech.ac.jp/lib/opac/service/information/41B/B22.pdf (2) 音楽産業の現状と課題(経済産業省) http://www.meti.go.jp/policy/media_contents/downloadfiles/0313music.pdf (3) CD市場縮小の背景(crazyfujiyama) http://divagation.exblog.jp/i11 (4) WinnyはCD売上を減らさず(慶應義塾大学) http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0503/29/news097.html (5) 記録メディア世界需要推移(日本記録メディア工業会) http://www.jria.org/member/pdf/media_demand_2003.pdf (6) 記録メディア世界需要推移(日本記録メディア工業会) http://www.jria.org/member/pdf/data_demand_2004.pdf
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- judas_2006
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vertex300さん お礼ありがとうございます。vertex300さんのご質問に対し、あくまで個人的な意見ですが、私は次のように考えています。 > コピー防止機能というだけじゃなく、 コピー防止については、私達消費者は無しか緩い方が当然良いわけですが、野放しで良いかというとそれは違うと思います。個人的に楽しむ範囲でのコピー(CDからPC、ポータブル/カー・オーディオ等へのコピー)は私達の権利として認められなければおかしいと思いますが、海賊版等の違法コピーへの対策そのものは消費者も許容すべきではないかと思います。海賊版や違法配信等により被害を被るのは、レコード会社だけでなくアーティストも同様ですから、インセンティブの減少がアーティストの活動減退を招き、良質な音楽が供給されにくい状況へと進むように推察されます。結局海賊版等による悪影響がブーメランのように私達消費者に及んでしまうわけです。私達もコピー防止に対して「全面的に絶対」反対と言い切ってしまって良いものか、考えどころだと思います。 > ハード・ソフトともにメーカーが動作を保証しないような > 不完全かつ無責任商品は結局消費者から敬遠されて > 淘汰されるってことでしょうか? これはvertex300のおっしゃる通りだと思います。 実は、No.1で触れた「近所のCD店にCCCDの廃盤品が特価販売されてい」たときに、私はCCCDを初めて購入しました。いきなり購入するのは怖かったので、参考URL等を調べた末、ものは試しで買ってみようか、という気になりました(*)。参考URLを見ただけでも、CCCDのひどさが分かります。こんなものをよく世の中に出したものだとレコード会社の良識を疑わざるを得ません。購入後、早速PCで聴けるか試したのですが、エクストラ・トラック再生用プレーヤーを終了させると、驚いたことにWMPでも通常CD再生が可能でした。マイクロソフトが堂々とこうした処理を行っているということは、CCCDの終焉を何よりも物語るものだと思います(MP3化も別ソフトで通常通り可能でした)。 CCCDと似たような事例はたくさんあると思いますが、例えばL-modeも、i-MODEに続いて2匹目のドジョウを狙ったNTTの身勝手さから出たような商品に思えます。当然成功したとは言えないし、機器を買わされた/レンタルさせられた人達はかわいそうだと思います。 (*) CD2枚で2500円というセールだったのですが、うち1枚は以下の初回限定2枚組みをゲット。凄く得をした気分になりました。 http://www.amazon.co.jp/Tour-CCCD-%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9/dp/B00014NFNY/sr=1-69/qid=1162045563/ref=sr_1_69/250-8311452-5466643?ie=UTF8&s=music
セルCDではCCCDはほぼ廃れたと言ってもいいでしょう。 しかしながら、レンタルCDではまだ残っています。 エイベックスなど一部のレコード会社は、 同じアーティストの同じ作品でも、 セル向けには普通のCD、レンタル向けにはCCCDを卸しています。
お礼
有難うございます。 比較してみました・・・確かにavexのCDは販売用(CD-DA)とレンタル用(CCCD)で違いがありますね。品番も違いますし(AVCD-○○ とAVCX-○○ )。 お気に入りで永久保存したいCDは新品で買いますので、規格に沿ったCD-DAだと安心です。
- judas_2006
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詳しくは知らないのですが、ずうずうしくもコメントさせて頂きます。 私はCCCDは廃止されたと思います。また東芝EMIのセキュアCD(参考URL参照)も廃止の方向と考えられます。 【根拠】 ・近所のCD店にCCCDの廃盤品が特価販売されていました。メーカーとしてはAVEXが一番多かったように思いますが、他メーカーも複数社並んでいました。特価品の中には2004年リリースの有名アーティスト・初回限定版もいくつかあり、このタイミングで廃盤とするのは不自然と思います。 ・セキュアCDについては、東芝EMIの各月新譜情報で「セキュアCD」を検索してみましたが、ヒットしたのは2006年5月(参考URL参照)までで、それ以降にはありませんでした。 以上、ご参考まで。
お礼
有難うございます。 コピー防止機能というだけじゃなく、ハード・ソフトともにメーカーが動作を保証しないような不完全かつ無責任商品は結局消費者から敬遠されて淘汰されるってことでしょうか?
お礼
2度目の回答有難うございます。 どこかのサイトで見たんですが、「日本人は積極的なクレームや反対運動を行わず、いつの間にか市場から静かに消え去るという特徴がある」と書かれていました。 CCCD廃止の理由について、各社とも判を押したように「CCCDのおかげで著作権に対しての意識が高まった」とか「違法コピーが減ってCCCDの効果を果たした」などと、とても納得し難いコメントをしていますが、おそらく「CCCDについて消費者からの反発が少ない=CCCDを理解してくれている」と勘違いしているんでしょう。 CCCD導入後はさらに売上げが落ちたとも言いますし、そもそもこういったCCCDの諸問題を引き起こす前に、CD売上げ悪化の真の原因が何なのかについて、もっと徹底的に調査してからでも良かったのではと思います。
補足
お礼に補足します。 本来は作詞・作曲・演奏者の権利の保護が目的であったはずの著作権法が、最近では音楽業界の利潤の確保の武器として乱用されているようにしか見えません。 なぜなら著作権の保護に関してうるさく言っているのがアーティスト側ではなくレコード会社とかの音楽産業関係者側ばかりだからです。 アーティストの意向など無視して強制的にCCCD導入、さらに定価で消費者に売りつけた自らのCCCDが原因であらゆるトラブルを起こしたとしても保証や返品には黙殺。 まさに「とにかく金さえ集めりゃこっちのもの!」としか見えません。 むしろ、アーティスト自身が歌詞カードやHPサイトなどで自署で違法コピーへの見解を表現すれば、そちらの方がはるかにユーザーの理解が得られやすいと思いませんか?