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狂言の笑いについて
少し気になり質問させていただきます。 例えば「末広がり」のように本来なら「やるまいぞ、やるまいぞ~」のように怒られて終わるはずが、祝言性を高めるためあえて笑いで終わったり、「鬼瓦」のように笑い締であったり・・・という曲があると思います。 このような、祝言性を強めるために笑いを入れている曲はほかにどのようなものがあるでしょうか?
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私は中学三年生です。 調べてみた結果、「福の神」や「鬼瓦」や「酢薑」(すはじかみ)と言う曲などが笑いで終わる曲です。このように笑いで終わる事を、[笑い止め]というそうです。 ちなみに末広りは[シャギリ止め]と言う終わり方で終わります。シャギリ止めとは、笛がシャギリと言う譜を演奏して終わる終わり方です。その他にシャギリ止めで終わる曲に、三本柱などがあります。 一一一 終わり方の一覧 → 《物語が最後まで解決しない物語の場合》 追い込み止め (もっともポピュラーな終わり方です。やるまいぞなどで終わる終わり方も追い込めです。) クサメ止め (登場人物がくしゃみをして終わる終わり方です。月見座頭などがあります。ちなみにクサメとは狂言でくしゃみをする時の音です。) 台詞止め (落語の落ちのように、最後に決め台詞を言って終わる終わり方です。萩大名や鬼瓦などがそうです。) 《登場人物達の対立や問題が円満に解決する物語の場合》 シャギリ止め、笑い止めなどがあります。 一一一 私もあまり詳しい事は知らないので、小学館発行の日本古典文学全集の中の「狂言集」と言う本と、旬報社発行の「狂言へ行こう」(茂山宗彦さんと茂山逸平さん署)で調べてみました。
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- kobun
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NO.1です。 先ほどの回答に間違いがあったので、訂正します。 台詞止めの説明のところに「鬼瓦」を載せましたが鬼瓦は笑い止めで、台詞止めの他には「貰婿」などがあります。
お礼
わざわざ調べていただきありがとうございました。 参考にあげてくださった本、私も見てみたいと思います。