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超入門者。やはり、どうしても理解に苦しみます。
「」内は私のほぼイマジネーションによる回答です。 正しい答えをお願いします。。。 ■Q1■日経平均株価先物・日経株価指数300先物・日経225mini・東証株価指数先物 とは物理的にどういう形をしているものか? 「紙切れです。 『日経平均株価先物』と書かれただけの、ただの書類です。」 ■Q2■では、一番最初の時に何故その『ただの書類』(実体の無いモノ)を買う人がいたのですか? そして何故、今現在もそんなモノを売り買いする人がいるんですか? 「証券取引所のデッチ上げが上手くいったからです。 当初証券取引所は、ただの紙切れをデッチ上げ祭り上げたのです。 あなたが今、あなたの髪の毛を1本30万だと勝手にデッチ上げるのと全く同じことです。 紙切れに過ぎない書類に、その日の日経平均株価の値を勝手に付けてみたところ、 何故かそれに群がって買ったモノ好きな人達がいたことから全てが始まりました。 最初は売買する人は少なかったのですが、売買が売買を呼び、年月が経ち、少し ずつ取引をする人が集まるようになって売買が活発になり、最初は単なるでっち上げ に過ぎなかった紙切れの売買が、多くの人が集まることによって、様々な思惑の上で マネーゲームとして今日も立派に成り立っているのです。 では何故一番最初にただの紙切れを買った人達がいたのかというと、その人達は このように将来活発に売買される状態になるということを予測していたからです。 その他の半信半疑だった人は、様子を見守り、後から市場に参戦してきたというわけです。」 ■Q3■では何故、日経平均株価先物の値が日経平均株価と近くなるのですか? 全然関係ないじゃないですか。 「それは人間の心理的な要因からです。面白い現象ですがそういうものなのです」
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ようやくご質問の趣旨が分かりました。まるで間違いとは思いませんが、「日経平均先物が架空の資産を売買している」と思うのは、ちょっと「よろしくない」と思います。それから、差金決済だから日経平均という「仮想商品」が売買できるのでもありません。 >日経平均株価を取引する、というのはどういうことなのか? 日経平均株価「先物」を取引する=日経平均株価と連動する銘柄群(=ポートフォリオ)を、SQ寄付で売買する約束をする。 と理解してください。「日経平均株価と連動するような銘柄群」とは、具体的には(みなし額面の違いなど細かい話を無視すれば)、「225銘柄全部1000株ずつで構成される銘柄群」です。 日経平均株価指数自体は、計算されて出てきたものですが、日経平均先物取引の売買対象は、現実の225銘柄の株です。そこはちゃんとわけて考えてください。それが分かっていれば、裁定取引が何故できるのかも、より容易に理解できるはずです。(連動するポートフォリオが作れるからです)また、日経平均先物が225銘柄のポートフォリオの売買である以上、その売買が成立して当然です。 少し一般論について書きます。 日本の国債先物取引で売買されているのは、6%のクーポンの国債という仮想の債券ですが、満期までに反対売買をしないと、現物の受渡決済になります。受渡適格銘柄として、残存約10年の国債が予め決められいて、「仮想の6%国債」と個々の銘柄との交換比率も決められています。その比率は、仮想の国債と受渡される銘柄が複利ベースでほぼ等価値になるように決まっています。 つまり、仮想商品と現物との連動性を維持するのは、現物との合理的な交換関係であって、満期時の差金決済はそのひとつの手段に過ぎません。 「現物との価格の連動性」は、先物の商品性に大きな影響を及ぼします。連動性が薄ければ、先物だけ勝手に動き、当然、ヘッジにも使いにくくなります。 商品先物の場合は、個人が倉庫と契約して倉荷証券を受渡しに使うというのは大変ですから、たしかに差金決済は、何かと便利です。しかし、国債先物の例でわかるように、差金決済は、「仮想の商品」を先物にする為の必須条件ではありません。 また、日経先物で、225銘柄での現物受渡を認めたら、相当面倒な事にはなるでしょうが、本質的に商品として成立しなくなる訳ではありません。仮想の商品であるか否かよりも、「先物の売買対象の商品に、できるだけ幅広い商品と、合理的な連動性をどうやって持たせる」事のほうが重要です。だから、穀物先物では、産地毎に、標準の商品との価格差を取引所が決めたりしている訳です。仮に、標準の商品が仮想のものであっても、それと現実の産地毎や品質毎の現実の商品との差が合理的に決められるのであれば、国債先物同様、受渡決済も可能です。 金融の世界では、同じリスク&リターンを持つものは、同価値のものとして考えます。例えば、225銘柄を千株ずつ買うのと、日経先物を買い建てるのはほぼ同じ、という意味です。 かつて(ずぅっと前)、私の上司が、ブローカーに向かって「株式先物は値動きが荒い」と言って、横にいた私が赤面した事があります。「先物はリスクが高い」というのなら、まだ「気持ち」は理解できますが、日々上がる銘柄&下がる銘柄色々あるものの平均である日経平均が、個別銘柄より値動きが荒い、なんていうのは、一般論としては成立のし様がありませんよね?先物を1枚買う事=225銘柄を1千株ずつ買う事、という本質が分かっていれば、「先物はリスクが高い」、「値動きがあらい」などというオオボケは絶対に出てきません。リスクを感覚的に図る能力(というか基本常識)が、その上司には欠落していたのです。ちなみに、その上司は含み損状態になると、固まってしまって何もできなくなるヘタクソな人でした。
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- ass559
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tiuhtiさん、詳しいご説明ありがとうございました。 >回答者同士が議論する場ではないので、 議論するなどという気持ちはまったくありません。書き方が悪くて大変失礼致しました。m(_ _)m とても勉強になりました。重ねて御礼申し上げます。 機会がありましたら、また教えていただければ幸いです。
お礼
No.10~No.14 この辺の流れは、私にはかなり難しいですが、なんとなく理解できたと思います。
補足
■Q1■・■Q2■日経平均株価を取引する、というのはどういうことなのか? 「225社の銘柄全部1000株ずつを、SQ寄付で売買する約束をすること」(みなし額面の違いなど細かい話を無視すれば) ■Q3■何故、日経平均株価先物の値が日経平均株価と近くなるのか? 「裁定取引による連動性」 少し待って、問題なければ締め切らせていただきます。回答ありがとうございました。<ALL
- tiuhti
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このサイトは、質問者に回答する場所であって、回答者同士が議論する場ではないので、簡潔にするよう努めます。 日本株の現物取引において、ポジションの総額が発行済株数を超える事はありえません。一方、先物であれば可能です。初心者にとっても、プロにとっても、これは紛れもない真実です。ただ、それは、決済の仕方(SQ)から当然そうなってしまうだけで、現物でも、そういう決済の仕方をすれば、ポジション総額は発行済株数の上限を超えられます。日経平均先物が「存在しないもの」か「存在するもの」か、とは無関係です。 逆日歩、もう少し一般化して言えば、貸株料は、先物にとっては、現物の株式の配当と同様の意味があります。つまり、現物を買えば貸株料収入があるのに対し、先物を買っても、貸株料収入は、SQの時に現物買いに乗り換える迄は発生しない、という事です。これは、現物と先物の理論的な乖離幅を小さくします(乖離幅がマイナスであれば、そのマイナス幅が大きくなります。)その他のすべての条件が一定だとすると、貸株料の増加は、その分現物価格を押し上げます。これは、SQの時点で、先物売り方の損益の悪化、という形で現れます。ですから、理論上は、貸株料(あるいは逆日歩)の高騰は、先物に織り込まれます。(これに加え、225採用銘柄の現物が、空売りの買戻しで上昇すれば、それが指数全体を多少なりとも押し上げ、先物の売り方不利につながるのは言うまでもありません。これも信用取引と同じです。) かつて(現在は知りません)長期国債の現物は、先物ベースの理論値よりも割高になる傾向がわずかながらあると言われていました。これは、現物だと品貸料収入があるからだとされていました。実務的にも非常に理解しやすい話です。 理屈で考えれば、こういう事になりますが、現実には、225銘柄は、元々流動性が高くて、逆日歩がつき難い上に、万が一、数銘柄で逆日歩になったとしても、225銘柄で平均してしまうと、指数への影響は微々たるものになります。ですから、逆日歩の影響を、先物市場で発見するチャンスは滅多にないでしょう。 つまり、信用取引でも、先物取引でも、貸株料という取引コストまで含めれば、売り方が不利になる可能性があるのは同じですが、225銘柄のバスケットという商品の性格上無視しうる、という事です。 信用取引での逆日歩は、売建した日+3日目以降に、株不足になった日があれば発生します。つまり、貸株料は約定したから発生するのではなく、現物を渡す為に株を借りてくる必要があるから発生します。先物の売りポジションは、現物で言えば、売約定済・SQ迄は未決済という状態です。未決済なのですから、貸株料それ自身は、発生のしようがありません。しかし、「そういう名目では発生しない」=「損益に影響しない」ではありません。現実に影響が出るほどのものになる可能性がほとんどない、というだけの事です。 やはり長くなりました。すみません。まとめです。 日経平均先物は「架空の商品だ」という前提にたって考える事のメリットは、せいぜい「発行済株式数以上のポジションが可能」という事を、感覚的に納得しやすくなる事ぐらいでしょう。そう思った方がすっきりする、というのなら、他人がこれ以上どうこう言う話ではありません。しかし、現実に225銘柄のバスケットとの裁定取引が行なわれ、かなりの程度その関係は安定している以上、リスクとリターンも現物とほぼ同じにならざるを得ないのです。「ほぼ」といったのは、流動性の違いとか、乖離幅に対する金利の影響など、「本質」とは無関係の事です。こう考えた方が、よっぽど単純だし、それと矛盾する事は何もないと思うんですけどねぇ…。
お礼
No.10~No.14 この辺の流れは、私にはかなり難しいですが、なんとなく理解できたと思います。
- ass559
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#10です。 tiuhtiさん、ご説明ありがとうございました。 再回答があるとは思っていなかったので、遅くなりまして大変失礼しました。m(_ _)m 質問者さん、軒先で回答して母屋に上がり込んだみたいですみません。f(^-^; 私のせいで、よけい混乱なさったでしょうか。 ついでですが、私も始めた頃は「ポジションを手じまう」と言われて目が(@_@)になりました。 ここらへんが便利かもしれません↓ 相場用語(林輝太郎・知之) http://h-iro.co.jp/ 証券用語(野村証券) http://www.nomura.co.jp/terms/japan/hi/stop.html 証券用語辞典 http://www.shokenquest.jp/html/dictionary/aa.html 信用関係の用語集:日本証券金融 http://www.jsf.co.jp/glossary.html 為替とOPの用語集 http://www.1gaitame.com/archives/2005/08/post_328.htm 証券投資の用語(右上の窓で検索) http://www.indo-kabu.net/011_/ 金融用語 http://www.financialacademy.jp/yougo_65.html#a * * * * * 現物株でも、原理的には発行済み株数を超えたポジションを取れるという点、よくわかりました。 日本株に関しては、受け渡し日が集中していなくて差金決済もできないため、モノが必要になるだけで、現物と先物との本質的な差ではないわけですね。ありがとうございました。 ただ、日本株のトレードだけをする場合には、信用売り方は限られた浮動株数と需給を常に意識している必要があるので、日本株だけを売買する初心者は、「発行済み株数を超えては売買できない」と思っていていいような気がします。 日経やTOPIXの先物の場合、多数の銘柄の動きが平均化されるので、値動きは当然、緩やかになるわけですが、私が言いたかったのは、日経225先物1枚と対応する現物バスケットを1つ空売りするよりも、先物を1枚売建てるほうが、リスクが少ないんじゃないか、ということです。 この点、誤解しているでしょうか? 225指標銘柄は比較的流動性が高いので、連続ストップ高買い気配で約定しないとか、逆日歩10倍になるといった事態が起きる可能性はごく低いと思います。 しかし、ともかく逆日歩がついた場合、現物バスケットの売り方には逆日歩の負担がかかりますが、先物の売り方にはかかりませんよね。 逆日歩がつき、売り方が買い戻しを急げば株価が上がりますが、先物の理論価格に反映されるのは株価上昇のみで、逆日歩は織込まれないと思うのですが? * * * * * 質問者さんへ、 勝手に便乗して失礼しました。 商品先物において裁定が働きにくい点については、だいぶ前の私の質問ですが↓こちらがわかりやすいと思います。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2333911.html tiuhtiさん、 何度も教えていただき恐縮です。ありがとうございました。
お礼
No.10~No.14 この辺の流れは、私にはかなり難しいですが、なんとなく理解できたと思います。 参考URLありがとうございます。
- tiuhti
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私は、理屈は現実をより正しく把握する為にあると思っていますから、「日経平均先物と225銘柄バスケットは等価である」と考えた方が、現実に市場で起きている事を理解しやすいから、そのように回答しました。225銘柄のバスケットだと思っていれば、裁定取引も理解しやすいし、日経先物売りと信用売りを、どちらも「損失の上限が計算上決まっていないから、リスクが高い」なんて事を考えなくても済みます。勿論「何故日経平均先物の売買が成立しているのか」と悩む必要もありません。 それでも、「実際に日経平均株価という銘柄は存在しない」等といった点に注目して、『架空の商品』だと考えられる方がいるなら、市場で現実に起きている事と本質的に無関係でしょう?と聞くしかないです。 まぁ、そういう意味では蛇足になりますが、『先物は「存在しないもの」の売買。存在しないものはいくらでも買えるし、売れる。現物株は、発行済み株式数しかこの世に存在しないから、その株数を超えて買うことも売ることも不可能。』というのは、No.2に書いた様に、日本株しか知らない方ならではの、誤解です。5,10日決済をしていた頃の、日本の国債市場(勿論現物)では、第○○回国債という具体的な銘柄の空売りが行われ、現実の発行額以上の取引も理論上可能でしたから…。日本株でも、その時の国債のように(=No.2に書いた昔のフランス株のように)特定日決済の方式をとっていたら、株を借りてこなくても空売りが可能で、発行額以上の買いも理論的には可能でしょう。また、個別銘柄のオプションを合成すれば、直ぐに個別銘柄の先物はつくれます。逆に、原油先物のWTIは、対象はちゃんと現実に存在しているものですが、売買高は現実のWTIの産出量が1日百万バレルにもならないのに、先物の取引高は1億バレル(2億バレルだったかな?)を超えています。 だから、日経平均株価指数が計算上の「架空」のもののという事と、「いくらでも買える/売れる」とは本質的な因果関係はありません。No.6に書いたように、現実には、金のように入手が容易な商品であれば、先物があっても無くても、決済のやり方しだいでは、自然に空売りができてしまう、って事です。先物があった方が、「いくらでも買える/売れる」状況になりやすいのは事実ですけどね。 信用売りに比べて日経平均先物の方が、値動きの率が小さいのは、何と言っても、225銘柄の平均値だからであって、この世に存在するかしないか、という事はほとんど無関係です。225銘柄の平均を(例えば)一週間の内に倍にしてしまうような材料なんて出る可能性はゼロに近いですから。個別株の中でも、例えば電力株なんかは、短期的に倍になる心配(期待)をしている人がまずいない銘柄でしょう。市場で起きている事を、統一的に理解したいのなら、対象とする銘柄を動かす材料は何か、を考えた方がいいです。ネットや個人向けの株式投資の本などで「信用売りはリスクが高い」と書かれたりするのは、個人の方の売りの対象が、材料株中心だからであって、そういう人にとっては『真実』ですが、一般論ではありません。 一般論としては、空売りを容易にした方が、相場に流動性ができて、値動きはスムーズになります。その意味で、株式先物の存在は、株式市場の値動きをスムーズにしている、という事なら言えます。先物が合理的な価格形成に役立つとされるのも、同じ理由です。
お礼
No.10~No.14 この辺の流れは、私にはかなり難しいですが、なんとなく理解できたと思います。
- ass559
- ベストアンサー率52% (95/181)
tiuhtiさんのご説明のあとにしゃしゃり出るのもなんですが、ド素人のほうが「わからない理由がわかる」と思うので。(w 1)差金決済、質問者さんの(2)の理解について 間違いではないが、満期日の市場価格は考える必要がないと思います。買った先物を売った時点で、自分にとってはSQ値がどうなるかは無関係になるからです。Bさんが損した800円を、自分が500円、Cさんが300円ゲット、と考えてもいいですが。 2)「★疑問に対する結論:」について >大切なのは「価格が変動する」「トレーダーがいる」の2点。 >これで日経平均株価先物の取引は成り立つ。 これも間違いではないが、ポイントが外れていると思います。価格が変動しなければ、そもそもトレードが成り立ちませんから。 1円と1ドルの価値比重は変動するので、その比重がどちらへ動くかの予測を巡って利益を上げようとするトレードが成り立ちます。 しかし、1万円札と千円札の関係は変わらないので、紙幣という「現物」は存在するけれど、「千円札を買い占めて儲けよう」と考える人はいない。1万円札と千円札の交換を「トレード」とは呼べないでしょう。 3)”日経平均先物1枚”と”日経225の現物バスケット1つ”は本質的に違うか? ・・・ここが、初心者がいちばんまごつくところではないでしょうか? tiuhtiさんがおっしゃるように、金融の世界では >225銘柄を千株ずつ買うのと、日経先物を買い建てるのはほぼ同じ、 という考え方もわかります。同価値であるからこそ、裁定関係が成り立つわけです。 両者の価格差は、現在とSQ時を隔てる「時間」によって生まれるわけですよね。 価格差は「金利、配当、相場予測」の3要素で動きます。3つめの要素は主観的です。(金利と配当も、実は予測でしかないから、理論価格なんて厳密に計算できるのか?と思いますが。) 「時間」はしだいに短くなり、SQの朝9時にはゼロになりますから、両者の価格が一致して当然なわけです。 しかし、株価指数先物と現物バスケットには、決済までの時間のほかにも、本質的な違いがあると考えたほうが、素人にはわかりやすい気がします。 a. 先物を買った人が「差金決済はやめて現物バスケットをもらうよ」とは言えない。商品先物・国債先物では、(調整金を払えば)現実に可能。 b. 日経平均先物の買い方は、売り方と契約関係にある。自分のポジションを他人に譲るかSQで清算した時点で、関係は終わる。株式の発行体の企業225社とは最後まで何の契約関係も持たない。 一方、現物の株(および公社債)の買い手は、約定・受け渡しが済めば売り方との関係は終わり、発行体との関係が残る。 c. 先物は先物市場の単一の商品として売買されるが、(現物をバスケットに組んだまま、市場外で売買・貸株がされているとしても)裁定取引においては、225銘柄に分散されて約定する。 d. 先物は「存在しないもの」の売買。存在しないものはいくらでも買えるし、売れる。 現物株は、発行済み株式数しかこの世に存在しないから、その株数を超えて買うことも売ることも不可能。 ※質問者さんを混乱させてしまったらすみません。興味がなかったら、以下は読み飛ばしてください。↓ 上記dは、おしグーのベテランさんがおっしゃったことです。「だから先物の売建てで失敗しても命までは取られない。現物株の空売りでは、そうはいかない」と。 ……目からウロコでした。空売りのリスクを知り尽くした方だと思いました。 一般には、現物の空売りをする人でも、先物の売建てなんて怖い、というイメージだと思いますが、予想外の逆日歩がつくことを考えれば、現物の売建てのほうが、実はハイリスクじゃないでしょうか。 先物が怖いと言われるのは、レバレッジが利くから、自分の資金力以上の勝負をしがちというだけのことだと思います。 先物は、売りと買いの注文数が同じなら、価格が変わらずに建玉数だけ増加します。 現に、いまは225先物の建玉残高が過去最高を更新中とのこと。つまり、今は先物市場に資金が流入しているわけです。しかし価格は下落傾向です。 同様に、価格は変わらないまま建玉数だけ減り、先物市場から資金が流出することも、理論的にはあり得ますよね。 一方、ある銘柄の発行済み株式数は(増資しない限り)一定なので、市場への資金の流出入は、株価の変動によって調整されます。だからときには需給によって暴力的に株価が動くわけです。 また、現物株では、「上がる可能性に賭ける」ことと「下がる可能性に賭ける」ことは等価ではありません。後者のほうがコストが大きく、最大損失も大きいはずです。 便乗質問みたいになってしまいますが、この点↑に先物の存在意義があるんじゃないでしょうか? 先物には「強気派有利」ではない分、合理的に価格形成されるんじゃないかと思います。
お礼
>満期日の市場価格は考える必要がない なるほど、よくわかりました。ありがとうございます。 No.10~No.14 この辺の流れは、私にはかなり難しいですが、なんとなく理解できたと思います。
- ass559
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こんばんは、#5です。 ご自分で再質問して、2人の方から回答をもらったのに、週末過ぎても放置ですか。 tiuhtiさんのご回答、本にして出版したいくらい行き届いたものだと思いますが?(ドバイ原油の質のお話、参考になりました。) おしグーから優れた回答者さんが去っていくのは、質問する側のマナーのせいもあると思います。お互い気をつけましょう。 回答は800字以内で、と書いてあるので、それ以上は入力できないのかと思って前回カットした分です↓ せっかく書いたので、ご参考までに。 先物の理論価格=現物価格+現在からSQ日までの短期金利-現在からSQ日までの配当利回り ※金利を足す必要があるのは、#4のご回答の通り。 ※先物を買っても配当はもらえない。3月末の配当落ちをはさむ場合、先物がかなり現物より安くなります。 例: X月X日X時X分時点の日経平均=16500円。 みんなが楽観的で、SQまでにはもっと上がると思っていると仮定する。 その時点の日経平均先物は16550円、先物の理論価格は16520円とする。 この時点で先物を売り、同時に、先物と対応する現物バスケット(日経平均を構成する銘柄の詰め合わせ)を買い、SQ日寄り付きで成り行き売り。 SQ時に先物は現実の日経平均(SQ値)によって清算されます。 【ケース1】SQ値が18000円になる 先物:売値16550-SQ値18000=-1450円……の損失。 現物:18000-買値16500=1500円……の儲け。 トータルで、粗利50円-(ポジションを取った時点での先物理論価格-現物価格)=30円の儲け。 【ケース2】SQ値が14000円になる 先物:売値16550-SQ値14000=2550円……の儲け。 現物:14000-買値16500=-2500円……の損失。 トータルで50円の粗利、30円の儲け。 裁定取引では、どう転んでも(あくまでも理論的には)儲けは同じ。 理論的に割高なほうを売り、割安なほうを買い、その差を抜くわけです。 先物が現物より高くなり過ぎれば、先物を売って現物を買う人が増えるので、差が縮まり、「先物主導で現物が上昇」するわけです。逆も真なりです。 ただし、下落相場で先物から下げる相場が長く続き、裁定買い残(裁定による現物の買いポジション)が在庫一掃されてしまったあとは、(株歴9カ月でまだそんな場面を見ていませんが)事情が変わるのではないかと想像しています。 なおも先物が大きく下げたら、今度は「先物買い:現物ウリ」の組み合わせで裁定取引をすることになりますが、現物バスケットを売るのは買うよりコストがかかるので、先物が理論価格以下まで売り浴せられても、逆の場合ほどは活発に裁定が入らないんじゃないかと想像しているんですけどね。
お礼
ちょっと待ってください。すみません。 急に仕事が忙しくなってしまいまして。 仕事が忙しくなったのもありますが、これだけ説明されても、やはり私には「元々分かっている人が読んで更に理解を深める用の文章」にしかみえなくて理解に困っているのが実情です。識者の皆さんには信じられないことでしょうが。 「自分が何がわからないか分かっていない」状態にも陥ってしまっています。 せっかく書いて頂いて失礼ですが、このサイトにありがちな「自分の質問内容と回答内容のポイントが大幅にズレている」と感じるものもあって混乱しています。 が、仕事の合間をぬって皆さんの回答全部を基本として大証HPや他HP・ブログなどを読み合わせて理解しようという努力はしています。そうしていって自分なりにまとめた文も途中まで用意してあります。今また迷宮入りですが・・・ 中途半端な返答はしたくありません。 必ず返答は致しますので、長くなって非常に申し訳ありませんがお待ちください。 恐らく全部を読んで把握できたことをまとめた1つのレスになると思います。 回答ありがとうございます<ALL
補足
『日経平均株価を取引するというのはどういうことなのか?』 商品先物取引で重要なのが商品の移動。下の図の場合、石油は『市場→Bさん→Aさん→市場』と動いている。 Bさんが市場で買い付けた石油はAさんによって結局市場に売られている。 ★それならば石油のやり取りを実際にする必要はない。 ★決済に関しても全部の工程をこなす必要はなく、例えば 石油価格が800万円だったらAさんがBさんに200万円払えばよく、 石油価格が1200万円だったら逆にBさんがAさんに200万円払えばよい。 ※1000万で約定。満期日に市場価格が800万円だった場合 【市場】 【Bさん】 【自分】 【市場】 ----------------------------------------------------- 石油 → 石油 +800万 ← -800万 石油 → 石油 +1000万 ← -1000万 (売り約束値) (買い約束値) 石油 → 石油 +800万 ← -800万 ------------------------------------------------------ +200万 ←←← -200万 (このようにAB間のみで決済した方が手っ取り早い) この決済方法を「差金決済」という。つまり石油を対象にしようとダイアモンドを対象にしようと、それらの 現物を渡すことなくキャッシュで決済してしまえばよい。先物取引のほとんどがこの差金決済で清算される。 ★ここで気くのが、「現物を渡すことなく決済できる」ということは「そもそも現物が存在しないもの」 も先物取引の対象にできるということ。「現物が存在しない」で「価格が変動する」ものの代表例といえば… そう、日経平均をはじめとする株価指数。 日経平均と言うのは単なる数字なので、本来ならば日経平均を買うとか日経平均を売るといったことは出来ないはず。 しかし差金決済を用いた先物取引ならそれが可能になる。 決済は「SQ値との差金決済」「期間中の反対売買による差金決済」2通り。 (1)Bさんから12000円で買いの約定。満期日に市場価格が12800円だった場合 【市場】 【Bさん】 【自分】 【市場】 ----------------------------------------------------- 日経先物 → 日経先物 +12800 ← -12800 日経先物 → 日経先物 +12000 ← -12000 (売り約束値) (買い約束値) 日経先物 → 日経先物 +12800 ← -12800 ------------------------------------------------------ -800 →→→ +800 (2)Bさんから12000円で買いの約定。期間中にCさんと12500円で反対売買の約定。満期日に市場価格が12800円だった場合 【市場】 【自分】 【Cさん】 【市場】 ----------------------------------------------------- 日経先物 → 日経先物 +12800 ← -12800 日経先物 → 日経先物 +12500 ← -12500 (売り約束値) (買い約束値) 日経先物 → 日経先物 +12800 ← -12800 ------------------------------------------------------ -300 →→→ +300 ・表(1)と同じく、Bさんとの間に関しては+800(Bさんは-800)になる。 ・ということは自分に関して2つの取引の合計は+500の利益となる ★疑問に対する結論: 差金決済を利用すれば現物が存在しないものも先物取引の対象にできるので、 「日経平均株価先物」というモノが物理的に存在するかどうかはどうでも良い。 大切なのは「価格が変動する」「トレーダーがいる」の2点。 これで日経平均株価先物の取引は成り立つ。 間違ってる箇所があったらお願いしたいです。。。。(再来週まで返答できません。すみません)
- tomomonkey
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遅くなりました。 Q1 仮想的な空間における、単なる値段の売買です。 Q2 YES Q3 裁定取引を簡単に言えば、先物が上がれば現物も上がり、先物が下がれば、現物も下がります。
お礼
回答ありがとうございます! こちらは質問内容に簡潔に答えていただき、わかりやすかったです。 ありがとうございました。 --------------------------------------------------- 私が知りたかったのは ・日経平均株価を取引する、というのはどういうことなのか? 何故そんなものが成り立つのか?意味が分からない。(Q1・Q2) ・日経平均株価先物と日経平均株価が全く違う値動きをしないで連動するのは何故か?(Q3) の2点でした。 Q3の正解「裁定取引による連動性」については理解できたので問題ないです。お世話になりました。 Q1・Q2に関しても、自分でも調べたこととtomomonkeyさんや他の皆さんの回答を合わせて考えたら分かってきました。 No.8さんの補足欄にまとめてみました。良かったらチェックしてやってください。ご回答本当にありがとうございました。
- tiuhti
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No.3の方にお任せしようかと一時思いましたが、暫くお待ちしても再回答がないようなので、横から失礼します。実質的にはNo.2と同じ内容ですが… jointdryさんがお使いのPCを、今日私が買う約束をしたとします。値段は、10万円、引渡しは一ヶ月後の12月9日で現金と引き換えです。これが、先渡取引です。先渡というのは、売買の約束をしてから、実際にモノと金が動くまでの間にある程度の期間がある、という意味です。 翌日私は自分の友達にあってPCを買う約束をした話をしたら、友達は「是非自分が買いたいので譲ってくれ」と言ったので、売ることにしました。値段は11万円で、引渡しはjointdryさんから引渡しを受けるのと同じ12月9日で合意しました。12月9日に、私はjointdryさんに10万円を渡し、PCを貰います。そして、そのPCを持って私の友達の家にいって、PCを渡し11万円を貰います。結果として、PCはjointdryさんから友達に移動して、私の手元には1万円が残ります。 さて、売買の対象が特定の個人が所有するPCではなく、品質が標準化されていて、かつ入手が容易な商品だったとします。ここでは純金を例にします。(金融商品は標準化されていて、かつ市場で入手が容易なものがいくらでもありますが、実物資産だとあまり種類がありません。) 純金の場合、買う人は、純度さえ確実であれば、「この延べ棒がいい、いやこっちがいい」などとは言いません。また、純金を取り扱っている業者はたくさんあるので、お金さえだせば、まず間違いなく手に入ります。ですから、上の例で言えば、私が先に友達に金を売って、その後でJointdryさんなり他の人から、同じ量を買う、という事も十分可能です。 このように、商品が標準化されていてかつ入手が容易なものであれば、先渡取引では、自然に空売りが発生します。(正確には「値段が動いている」という条件も必要ですね。下がると思わなければ空売りはしませんからね) また、取引が十分に活発に行われていれば、現物を手に入れる気が最初から無い人でも、引渡し日の間迄に、買って売る、という行為は容易です。 先物取引は、このような先渡取引を、さらに潤滑にする為に、 1.取引単位の標準化(例えば、金なら1オンスの整数倍とする)、 2.清算日(=上の例で言えば、PCや金を代金と引き換える日)の指定(例えば、毎月第二金曜日など) 3.証拠金の集中管理(これで不特定多数の間の取引も、約束の履行を確実にできる) 4.清算日(=PCの例で言えば、現金とPCを交換する日)に、現物での引渡しの変わりに、その時点での現物との時価と差金決済する。(例えば、1オンス7万4千円で先物を売った人は、1オンスの金を渡して7万4千円を貰うのではなく、清算日の金価格が例えば7万3千円だったら、先物を売った価格との差額の1千円を受け取るだけ。現物の金を持っている人であれば、先物の差金決済で1千円受け取り、金の現物をその日に売って7万3千円貰えば、現物を引渡したのと同じ事になる。) 5.日経平均先物の場合は、対象株式が225銘柄あるので、金、銀、プラチナといった複数の貴金属を同じ重さだけ集めて、225種類の貴金属の先渡契約をまとめてするようなもの。 といった整理をしただけの事で、本質は先物と先渡でなんら違いはありません。 というわけで、 >日常生活の感覚から言えば「デッチ上げ」というか「こじつけ」ですよね? 上のようなPCの取引を、「デッチ上げ」というか「こじつけ」というなら、そういう事になりますね。それは人それぞれの定義によりますから、なんとも言えません。 >言うなれば「日経平均株価先物とは、ある目的のためのデッチ上げ商品」。 ※ある目的=大口が持ち合いした株の下げリスクをヘッジした市場を作りたかった・欲しかった >大口が持ち合いした株の下げリスクをヘッジする市場を作ろうと思った人が作り、実際にそのようにリスクヘッジしたいと考える人達が集まって売買しているから。 ほとんど、はずれです。先物はリスクヘッジに使えるというのは事実ですが、ヘッジ目的で参加している投資家はごく僅かです。先物が新規上場する時に、取引所はよく「ヘッジ手段の提供」というものを、目的の『ひとつ』にはあげますが、ヘッジ目的の参加者だけでは、相場の厚みがなく、欠陥商品になってしまうのは、取引所を含め、誰でも知っています。取引所も、たいていは「ヘッジ手段など、多様な投資手段の提供」なんて言う事が多くて、ヘッジ手段の提供を「主な理由」には、まずしません。 取引所の先物の上場の目的は、収入を増やしたいから、それだけです。 そもそも、下げリスクをヘッジする人しか参加していなかったら、先物には売りばっかりでてきて、取引が成立しません。ヘッジ目的の人なんて少数派で、大部分は、現物を売買するのと全く同じく(あるいは現物の代わりに)、株価の上下動から儲けようとしている人です。また、そのようなヘッジ以外の参加者がたくさんいて、初めて売買が活発になってヘッジの役にも立ちます。 >大口が持ち合いした株の下げリスクをヘッジする市場なので、彼らの投資の方法を考えると、自然と現物と先物の値は連動するようになる。 持ち合い株のヘッジをしそうな人がやる「自然と現物と先物の値」を連動させるような「投資の方法」があるともしお考えであれば、どんなものか伺いたいぐらいですが、とにかく、日経平均先物の価格と日経平均株価指数との連動性が高いのは、「現物と先物の価格差が理論値から乖離すると、割高を売って割安を買う事で現実に利益が得られるので、そういうチャンスを狙って価格差をいつも見ている参加者がいる。実際に乖離すると、割高売りの割安買いの取引が入って、価格差が理論値に近づく」からです。これが裁定取引です。(No.4の方の説明にある通りです。)だから、既に申し上げたように、裁定取引がしにくい商品先物(金を除く)では、現物と先物の価格の連動性はかなり低くなっていて、ヘッジ目的としても若干使いにくくなっています。日経平均先物が現物と連動性が高いのは、「なんとなく」とか「自然に」ではありません。持ち合いとは無関係な、裁定取引のチャンスを狙っている参加者がいるからです。 私の説明が冗長でわかりにくかったのかも知れませんが、私もNo.3の方も、価格を連動させるのは裁定取引だと言っているのですから、「裁定取引がどんなものか」ぐらいは、ご自分で調べられてもいいんじゃないでしょうか? ところで、「物理的にどういう形をしているものか」という質問で思ったのですが、現物株式だと、物理的な形は「株券」という紙ですね。ところが、後2年半ぐらいで、上場・店頭株式の株券はすべてペーパーレスになるはずですが、それで何か決定的な違いが起きると思いますか? 株券は、会社側から見れば、株券の持ち主に対して、儲かれば配当金を払うし、会社を解散する時は財産を分配する、という約束です。誰に対して約束したかがわかっていれば、「株券」という物理的な形があろうがなかろうが、関係はありません。 そして、株式の売買は、約定日を含む4日目にXXX円で株を買う(売る)という『約束』です。日経平均先物の売買は、『3ヶ月毎にくる先物の最終清算日にXXXX円で225銘柄全部を買う(売る)』という『約束』です。本質的な違いはなんでしょう?? 金融取引を考える際に、「物理的に何か」と考えるのはあまり意味がありません。債券自身は、発行されれば紙だし、不発行であれば、名簿のようなものに記載されているだけですが、どちらも「借り手が金をいついくら返すか、という約束」です。金融取引とはそういうものです。 毎度長くてすみません。 あ、それから、ドバイ原油先物という先物はありますけど、実際にはドバイの原油でも、微妙に品質に違いはあり、すべてが同じ価格になるわけじゃないです。所詮平均値に過ぎません。現実にそういう商品があるかどうかは、本質的な話とは関係ないです。それから、株に限らず、先物取引の前から、先渡取引の約定から決済までの期間を使って、現在の先物と同じ取引はされています。ヘッジ目的で先物が始まったなんて事は全然ありません。
お礼
回答ありがとうございます! こちらも最初読んだ時はピンときませんでしたが、他と合わせてある程度理解してから読んだら更に理解を深めることができました。 ありがとうございました。 --------------------------------------------------- 私が知りたかったのは ・日経平均株価を取引する、というのはどういうことなのか? 何故そんなものが成り立つのか?意味が分からない。(Q1・Q2) ・日経平均株価先物と日経平均株価が全く違う値動きをしないで連動するのは何故か?(Q3) の2点でした。 Q3の正解「裁定取引による連動性」については理解できたので問題ないです。お世話になりました。 Q1・Q2に関しても、自分でも調べたこととtiuhtiさんや他の皆さんの回答を合わせて考えたら分かってきました。 No.8さんの補足欄にまとめてみました。良かったらチェックしてやってください。ご回答本当にありがとうございました。
- ass559
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まず、ご自分の仮説を全部捨ててください。 1) 商品先物と株価指数先物はまったく違います。 商品先物の場合、例えば大豆の12月限月物を1枚(千トン?)買ったら、12月の決済日に「清算価格-購入価格」を受け取って(マイナスなら支払って)決済してもいい。買手が豆腐メーカーなら、先物の購入額を支払って千トンの大豆を引き取り、豆腐を作ればいいわけです。 これが先物本来の姿だったはずです。需要者が、「12月分の原料が値上がりしたら困る。買い予約しとこう」と考え、供給側が「値崩れしたら嫌だ、いまのうち売っとこう」と考え、売買契約を結ぶわけです。 2) 一方、日経平均という品物はありません。株価指数先物は、極論すれば当てっこの「賭け」です。 例えば「12月第2金曜の朝9時ジャストの東京測候所の気温(=SQ値)」を当てる賭けがあって、1°Cにつき1円と見做し、SQ値で清算するルールだとします。 いま市場価格は12円。Aさんは「SQの気温はもっと高いだろう。13度になれば1円儲かる!」と買う。 BさんもCさんも「14度か15度になるかも?」と買う。買手が増えて14円まで値上がり。 Dさんは「もっと寒くなるだろ」と考えて、14円で空売り(もしSQが12度になれば2円儲かる)。 寒い日が続くとみんな弱気になって値下がり。思惑入り乱れて乱高下します。 ⇒相場の楽観ムードが広がれば、日経先物は現物の日経平均が上がる以上に上がります。 このトトカルチョはSQ前日まで売買できます。14円で売り12円になったとき買い戻せば、SQを待たずに2円の儲けが確定します。 3) 日経平均先物と気温トトカルチョの違いは、先物価格によって現物の日経平均が動くしくみ(裁定取引)があることです。 先物と現物は理論価格により連動するからです(#2さんのご回答の後半を参照)。 gooの字数制限。ここで終わります。(T-T)
お礼
回答ありがとうございます! 最初読んだ時は正直ピンときませんでしたが、他と合わせてある程度理解してから読んだら更に理解を深めることができました。 非常にわかりやすい説明です。ありがとうございました。 --------------------------------------------------- 私が知りたかったのは ・日経平均株価を取引する、というのはどういうことなのか? 何故そんなものが成り立つのか?意味が分からない。(Q1・Q2) ・日経平均株価先物と日経平均株価が全く違う値動きをしないで連動するのは何故か?(Q3) の2点でした。 Q3の正解「裁定取引による連動性」については理解できたので問題ないです。お世話になりました。 Q1・Q2に関しても、自分でも調べたこととass559さんや他の皆さんの回答を合わせて考えたら分かってきました。 No.8の補足欄にまとめてみました。良かったらチェックしてやってください。ご回答本当にありがとうございました。
- xs200
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現物取引と先物取引の基本を簡単に説明いたします。 先物取引とは1年後とかの将来に受け渡しされる取引のことです。 現物を買ったのと先物を買ったので比較してみます。金利は10%とします。 100万円で株を1株買うと1年後には現物が1株と配当があります。 もし1年後の先物が100万円で売られていたら受け渡しは1年後ですから金利10%がつきます。1年後に株を受け取り代金の100万円を支払うと株と手元に10万円が残ります。 それならみんな先物を買いますよね。ですからそのような事は起こりません。この場合には先物の値段は110万円になるはずです。これで現物と先物が同じ条件になりました。 先物の価格は現物より金利分だけ高く、配当分だけ低くなります。現在、金利はゼロですから、現物と先物の価格は近いものになっています。実際には先物の価格を計算するのは難しいので、ここにサヤが生じます。
お礼
回答ありがとうございます! おっしゃってるのは日経平均株価先物の現在値の決まり方ではなく理論値とかいうもののことですよね? 日経平均株価先物の現在値は現物の銘柄のように(板で)オークション方式の売り買いで決まっていくのですよね? --------------------------------------------------- 私が知りたかったのは ・日経平均株価を取引する、というのはどういうことなのか? 何故そんなものが成り立つのか?意味が分からない。(Q1・Q2) ・日経平均株価先物と日経平均株価が全く違う値動きをしないで連動するのは何故か?(Q3) の2点でした。 Q3の正解「裁定取引による連動性」については理解できたので問題ないです。お世話になりました。 Q1・Q2に関しても、自分でも調べたこととxs200さんや他の皆さんの回答を合わせて考えたら分かってきました。 No.8さんの補足欄にまとめてみました。良かったらチェックしてやってください。ご回答本当にありがとうございました。
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お礼
日経平均株価先物取引= 「225社の銘柄全部1000株ずつを、SQ寄付で売買する約束をすること」 (みなし額面の違いなど細かい話を無視すれば) ですね?そう理解して日経平均先物の勉強を進めていきます。ありがとうございました。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa393891.html のほうもたまたまtiuhtiさんの回答で、参考になりました。 質問したいことは同質で、この質問の仕方のほうが聞きたいことがピンポイントで良かったかもしれませんね。