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クラリネットが進化しなかった理由
こんにちは。マニアックな質問ですが クラリネットは古い時代には「木製」で、1920代頃から「金属製」が大量に作られていたのに、なぜ「木製」に戻ってしまったのでしょうか? フルートの歴史を見ると、「木製」から「金属製」にしたことによって大いに普及しましたよね。一部高額な木製フルートもあるようですが。 コスト面や扱いやすさから考えても金属で作るメリットは大きいと思うのですが、なぜ木製に戻らなければならなかったのでしょう?
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- Yorkminster
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なぜ木製でならなければなかったか、という問いにお答えするだけの知識は持ち合わせていませんが、やはり音色の問題が少なからずあると思います。現用されている西洋楽器の中では珍しい閉管楽器という点でも、他の楽器とは大きく異なると思います(まあそれをいうとフルート属もエアリードなので、珍しいのかもしれませんが)。閉管の特徴を生かすのが、木の響きであったと。 現に、コントラルトやコントラバスでは金属管の楽器もありますが、それでも木製の楽器の方が好まれる傾向にあると思いますし、バスクラのベルを木製で作った互換パーツも少なからず売られています。 マウスピースも、グラナディラの粉末とグラスファイバーやアクリル樹脂などを混ぜて成型した製品があるくらいで、それを選ぶ理由は主に音色の問題かと思います。 なお、サクソフォンは、クラリネットと共通する部分ももちろんありますが、開管楽器に分類されますので、クラリネットの直系とはいえないと思います。
- kokusaiband
- ベストアンサー率15% (340/2172)
専門家では無いのではっきりはわかりませんが 私はクラリネットの発展したものがサクソフォンだと 思っていました。 ですから中間のモデルである金属製のクラリネットは無くなって 原型と発展形のサクソフォンが残ったのではないでしょうか。
お礼
返答ありがとうございます。 サクソフォンが米国で次々に生産されるようになった1920年代あたりに秘密がありそうなので、kokusaibandさんの考え方にヒントがあるようにも思えます。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。 >閉管の特徴を生かすのが、木の響きであったと >それを選ぶ理由は主に音色の問題かと思います ここに答えがあるようですね。 低コストで破損しにくい金属よりも「木のもつ響き」にこだわっている感じはしますね。 おっしゃる通りグラナディラの粉末を使用してまで木が持つ音に近づけようとするメーカーの努力からみても、クラリネットを木製楽器として大事に作りつづけていきたいというものは感じます。 なによりも木製クラリネットを大事に使われている音楽家のみなさんの声も反映されているのでしょうね。 だとすると、金属製の恩恵を受けたフルートには全く逆の理由があるのかもしれませんね。