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ターボタイマーって必要ですか?
軽四のターボ車に乗っているのですが、ターボタイマーは必要なものでしょうか?友人にはとても勧められるのですが、特に必要ないのならあまり付けたくないなと思っています。 高速走行の直後などは、すぐにエンジンを切らないように気をつけてはいるのですが・・・
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結論から申しますとターボタイマは不用です。が、いくつか特記事項があります。 1.取り扱い説明書をよく読みましょう。 ほとんどの方、特に「自分はクルマに詳しい」と思い込まれている方の多くが車載されている取扱説明書をよく読まない様ですが、それは大きな間違いです。 クルマもパソコンや携帯電話と同じ機械です。まずは取扱説明書をよくお読み下さい。そのクルマに関する最も正しい情報は、雑誌の記事や友人・先輩のアドバイス等の無責任で技術的裏付けの無い情報ではなく、取扱説明書に記載されている事です(中古で購入された場合は取扱説明書が無い事がありますが、その時はディーラで購入出来ます)。 ターボ車では、車種にもよりますが多くの場合『高速走行した場合はX分(大体2~3分)アイドリング』と取扱説明書に記載されています。それさえ守っておけばターボが壊れる事はありません(逆に、取扱説明書通りに使用していて壊れたなら、堂々とメーカやディーラにクレームが付けられます)。 2.ついでにオイルに関して 『ターボ車は可能な限り高性能なオイルが必要』との認識をお持ちの方もいらっしゃる様ですが、それも大きな間違いです。 勿論、高温の排気ガスで作動するターボチャージャーは加給器の中では耐久上不利なのであまりにダサいオイルも考えモノですが、レーシングオイルなどを奢る必要は全く無く、メーカ指定のオイルで十分です。 メーカがそのクルマを発売するまでに実施する耐久試験を侮ってはいけませんし、そもそも指定のオイルを入れていて壊れてしまったら、それは『クレーム』或いは『市場不具合』の範疇に入るトラブルであり、莫大な対策費の出費を覚悟でみすみすダサいオイルを設定するボケナスメーカなど、今はまず存在しません。 尚、サーキット走行をされる方など、メーカの耐久試験の上限を行く使用方法を頻繁にされる場合は指定オイルでは若干プアーとゆぅ事はあるかもしれませんが、その場合はオイルのグレードよりもまずオイル自体の冷却を考えるべきであって、いずれにしろ『レーシングオイルを入れているから大丈夫』などとゆぅ短絡的な話にはなりません。 『それでもオイルの性能が高いに越した事はない』と言う持論をお持ちの方もいらっしゃるでしょうし、メーカ指定オイルは温間時の硬度が低く(=柔らかい)、不安に思われるお気持ちもごもっともですが、逆に多くのレーシングオイルでは温間時が固すぎ、それがエンジン内部での抵抗となり、燃費の悪化は勿論、場合によっては攪拌による更なる油温上昇とゆぅとんでもない悪循環を招く事もあるので注意が必要です(50番などとゆぅ固さのオイルは、メーカが特に指定していない限りエンジンに良い事はあまりありません)。 3.おまけで冷間始動後の暖機運転について ターボタイマの話とは直接は関係がありませんが、御参考。 何名かの回答者の方が『冷間時の暖気は不用』と断言されておりますが、さすが『おしえて!goo』で回答をされるほどの方、と申せましょう。 冷間時のスタートでイキナリ全開、とゆぅのもヤバいですが、ドロドロとアイドリングで暖気する必要はありません。 空冷時代のポルシェ(ドライサンプで莫大なオイルを蓄えており、オイル管理が非常に神経質)、MチューンのBMW、コスワースを載せたオペルやメルセデスなどでさえ、取扱説明書には『始動後すぐ発進』と書かれています(最近はフェラーリの取扱説明書にもこの様に書かれています)。これらのトリッキーなクルマに出来る事が、我らがニホン車に出来ないはずはありません。周辺への迷惑も考慮し、始動後は速やかに走行しましょう。 但し、先にも述べました様に、即全開もよくありません。しばらくはエンジンに限らず、ミッションやデフ、ショックアブソーバなどを暖めるツモリでユルユル走行するのがよいでしょう。Y Tammy殿の『エンジンブロック(ミッションも含め)全体を温めるのには実際に走行させた方が早いと思いますしね。』という御意見は、まさに的を得た発言と申せましょう。
お礼
ありがとうございます。ターボタイマーの件だけでなく、今まで疑問に思っていた事についても、とても参考になりました。 ターボタイマーは付けずに、今まで通り少し気をつけつつ乗っていこうと思います。それから皆さんのおっしゃる通り、オイル交換はこれからもサボらないようにします。