第2ステージとの兼ね合いで涌井温存ということだったのだと思います。第2ステージは日本ハムが1勝からのスタートで、特に投手のローテーションに関しては、西武もソフトバンクも圧倒的に不利です。ですから、第1ステージにローテーション投手すべてを当てるのは適策とはいえません。そういう意味で伊東監督の采配も間違っていないと思うし、ホークスも杉内は温存で、第3戦は寺原でしたから。
私はホークスファンですが、第2戦松永と聞くと、第2ステージのことを考えているなと思いましたし、ホークスサイドとしてはなめられたという思いは強かったと思います。まあ、結果は西武が負けたのでいくらでも非難はされますが、第2戦は涌井であれば展開も変わっていたかもしれません。でも、それよりも、第2,3戦の継投策の差が明暗を分けているので、その点では私は伊東監督は後手後手に回ったなと思います。第3戦はギッセルとか涌井も準備はしていましたが、8回のズレータの3ランホームランで、(ホークスの強力なリリーフ陣を考えると)敗色濃厚になり、涌井の出番もなくなりました。
西武からみると涌井が第2戦、西口を日本ハム戦の第1戦、松坂を第2戦とする方がセオリーとは思いますが、松永を第2戦に出したことは、あわよくば涌井、西口ともに温存したかったという色気があったこと、そして、そのシナリオどおりに試合が展開しなかったことに対して継投策でフォローしきれなかったこと(シナリオにこだわり過ぎて継投が後手後手になり、適策が打てなかったように思います)は、伊東采配が非難されても仕方のないことだと思います。
お礼
伊藤采配は12球団でも屈指のものと理解していましたが・・・ 『策士、策に溺れる』ですかね、SBの押せ押せムードを 崩す事ができずに負けてしまいました。 今まで素晴らしい采配を披露していた伊藤監督だけに 悔やまれる敗退でした。 回答ありがとうございました。