星飛雄馬は本当にパーフェクトゲームを達成したのか?
「巨人の星」のラストで、星飛雄馬は対中日戦で大リーグボール3号を駆使し、パーフェクトゲームを達成した……かどうかよくわからない結末で終っています。
一方、「新巨人の星」では星はパーフェクトゲームを達成したのだ、という前提に立って物語は進みます。
しかし、本当にそうでしょうか?
(1)最後の伴宙太の打席で、一塁塁審は一旦は「アウト!」と宣告したが、「にゃにおっ!」と抗議する伴を見て「セーフ!」と言い直しています。ここで審判が動転していたことは確かでしょう。しかし、よそ見をしていたわけではない。しっかり塁審は両眼をあけて見ていました。その塁審が、一旦「アウト!」と言って「セーフ!」と言い直したなら、それは結局セーフでしょう。最初のアウトは言い間違い(パーフェクトなるかならぬかの場面で、自分がアウトを宣告すればパーフェクト達成なのだから無理もありません)であり、次のセーフが本当の判定と考えるべきです。
(2)パーフェクト達成であったか否か、巨人軍は連盟に提訴し、いまだもめている、と書かれています。巨人が提訴したのだから、その試合での判定は、結局「セーフ」に落ち着いたのでしょう。そして、基本的にアウトかセーフかの判定が
が、試合成立後にくつがえることなどあり得ないと考えられます。
(3)伴は這いずって進んでおり、震える手でベースを触っています。それで微妙な判定だったのだから、普通の走者なら完全にセーフのタイミングだったはずです。王が捕球したのと震える手がベースに触れたのとどっちが先か。そんな微妙な判断が、ベンチの中の川上監督から見えるはずがありません。つまり抗議する根拠がないのです。
以上から、パーフェクトゲームではなかった、と考えます。皆さんはどう思われますか。
お礼
Deep__Blueさん、有り難うございました。出来る様頑張って見ます。また、分からない事がありましたら宜しくお願い致します。