お買い得物件かもしれませんが、『>素人なので知識もない』とのこと。身近に、商売抜きでチェックしてもらえる専門家がいないのであれば、購入対象からはずすべきです。
傾斜地は、そのままでは土地の価値がないので相当安く不動産業者に安く買い叩かれます。
幾ばくのコストをかけて平地にしてから平地単価で『全然問題なし!』をうたい文句に分譲するわけです。
すべての物件に問題あるわけではありませんが、前述したとおり、客観的かつ定量的評価により安全であることが確認できないものは控えるべきでしょう。
私見を言えば、擁壁の構築、埋め戻し工事、地盤改良工事・・・すべて自分自身若しくは身近で技術的にも信用出来る人)で工事管理をしない限りどんなに安くても購入対象にはしません。
質問答えにはなりえておりませんので以下の点に留意したうえで購入を検討してみてください。
1、建物の支持方法が異なっていないか
→一部が擁壁に建物荷重を負担させている
2、擁壁はコンクリートでつくられている。宅地造成 の開発許可申請図(若しくは工作物の申請)と実 際の施工が合致している
3、地盤の補強の方法を口頭でなく、設計図書、施工 状況の工事写真(スナップではない)で確認が出 来る。且つ地盤の強度試験成績書があること(な ぜなら、費用をかけて地盤の補強をしているわけ ですから当然地盤の補強の設計をし、一定性能を 求めているわけですからまともにやっていればあ るはずです)
すくなくとも、以上の項目のうちひとつでも引っかかったらあきらめるべきです。
擁壁が何メートルかわかりませんが、購入した段階で擁壁の所有権があなたになります。売り渡した人の瑕疵担保のあるかもしれませんが、万一豪雨等で地盤崩壊し隣地に損害を与えた場合の補償責任はあなたにあるということを前提に考えてください。
お礼
丁寧に分かりやすく教えていただきありがとうございました。教えていただいた点を重点にもう一度検討してみます。そこの分譲地自体が急激な斜面ではないですが、ひな壇状になっていて、一番下の土地に3mほどの擁壁があります。一番下の検討していた以外の土地は、以前も住宅が建っていたらしいのでそちらの土地も不安がないわけではないですが検討してみたいと思います。