杉山会長は、少年の頃、貸金業をやっている店に、住み込みで働かされました。取り立てに行ってこいといわれて、行ってみると子供が一緒に住んでいたりして気の毒に思われてなかなか取り立てがうまくいきませんでした。そんなことが続いた日、社長が杉山少年を海岸に連れだし、スコップを渡すと穴を掘れと命じたのです。一生懸命掘り終えたら、中へ入れといわれ、顔だけ出して海岸に埋められました。満潮になると死んでしまう状況のなかで何でもしますから許してくださいと命乞いをしました。そのことがあってから、いかにかわいそうに思えても、容赦なく取り立てが出来るようになったといわれいます。
杉山会長は、サラ金などから名簿を買ってきて、名簿に載っている人に、片っ端から勝手な金額を書いて督促状を書き続けました。対象となった多くの人は、もうお金を返しているから何かの間違いだろうと思って放置しておくと、杉山会長は、民事訴訟を起こします。対象となった多くの人は法律に疎いので、裁判所より呼び出しがあっても、何かの間違いだろうと放置しておくと、自動的に杉山会長が勝訴し、その判決書を持って対象の人たちのところへ行って取り立てを行ったのです。
また、テレビのディレクターが、インタビューのときにお金を投げて欲しいと頼むと、カメラの前で杉山会長はパーフォーマンスをします。それで、あとから杉山会長より放送局に電話がかかってきて、この前まいたお金は、2000万円やのに、あとで数えたら1993万円しかなかったけどどないしてくれるねんと因縁を付け、テレビ局からも金を取ります。テレビ局も、派手なシーンを依頼したやらせがばれるのを恐れてお金を払います。というようなことをラジオで竹内義和さんは言っていました。
お礼
とても沢山丁寧に、少年の頃のことまで書いて下さってどうもありがとうございます。テレビのやらせはちょっと驚きです。ありがとうございました。