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大企業の赤字

「○○株式会社はXX期決算で最終損益が○百億円の赤字になったと発表しました。」 といったようなニュースを良く見かけますが、これって 文字どうり会社が儲けるどころか損してるということですか? にもかかわらずそういった大手企業が今なおステータスを維持し、新商品をバンバン開発してなお存続できる理由が経済素人の自分には分からないのですが、詳しい方教えてください!

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  • gutoku2
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回答No.3

>文字どうり会社が儲けるどころか損してるということですか? そのとおりです。 しかし、この”損”の概念が分かっていないと会社の状態は理解できません。  営業利益=売上高-原価-販売管理費(人件費・一般経費)  経常利益=営業利益+雑収入-雑損失  税引き前利益=経常利益+特別利益-特別損失  当期利益=税引き前利益-税金±税効果会計 よって、どこに原因があって赤字になっているかによって意味が違います。 売上高が少ない事が原因の赤字=これは危険な赤字です。この場合キャッシ ュフロー(自由に使えるお金の多寡)も同時に悪化している場合が多いから です。損益計算書の悪化よりキャッシュフローの悪化の方が危険です。赤字 で会社は潰れませんが、お金の流れが止まると会社は即倒産します。 ただ、モデルチェンジを控えて売上高が落ちる等明確な理由があれば、危険 で無い場合もあります。しかしどのような理由があろうとも売上高の減少は 危険の兆候です。 特別損失による赤字=これは危険な場合も、さほど危険でない場合もありま す。今後の業績を上げるために古い機械を廃却して新しい機械を購入する場 合、多額の特別損失(固定資産廃却損)を計上する場合があります。しかし これは次期へのステップの為の赤字ですからキャッシュフローが悪化してい ない場合は何ら問題はありません。 保有株の売却損を計上する場合は何らかの理由がありますので、理由如何に よっては非常に危険な可能性もあります。 等々、同じ赤字額であっても意味が都度異なります。よって危険な赤字とさ ほど危険でない赤字があり得ます。 (危険な赤字でも、会社はよほどの事が無いと会社が危険とのアナウンスを  しませんので、注意が必要です) 大企業ですと有価証券報告書が発行されています。これを5年分比較をすると、 本当に会社がどのような方向に向かっているのか分かります。損益計算書は 粉飾できますが、キャッシュフロー計算書を数年分比較すればかなりの確率で 粉飾の兆候を読み取れます。

その他の回答 (3)

  • mojitto
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回答No.4

確かに疑問が残りますよね。 では家計に置き換えてみましょう。 給料による収入に対して、食費、家賃、光熱費などが上回ったら家計が成り立ちません。そのような企業があれば赤信号といえるでしょう。 通常は一般家庭のように徐々に貯金をしていきます。 しかしある月は結婚式が重なったり、旅行に行ったりするともあるでしょう。車のような大きな買い物をするときもありますよね?企業にも不定期な出費をすることがあります。 この出費のために貯金を取り崩して割り当てます。 (車を買うことは、企業にしてみてはお金との交換です。時間がたって車の評価が下がれば損とみなされてマイナスになります。しかし企業から見れば評価が下がって決算書上の損でも、営業マンがその車で利益をたたき出しているので、損でも損でなくなります。) 他にも車や土地の評価損など、実際にお金が動いていなが損をすることもあります。一般の家庭ではさほど気にすることはありませんが、企業ではこのような損も算出しなくてはいけません。 他にも、お荷物を思い切って処分してスリム化を計るために結果的に赤字を出すこともあります。 部屋の模様替えで、いらなくなった机や本棚(財産)を処分するのと同じです。 赤字自体は必ずしも悪ではありません。 #3様のようにお金の流れに注目して、いい赤字か、悪い赤字かを判断する必要があるわけです。

回答No.2

 (1)大雑把に言って、損益とは決算で過去1年間の収支を締め切ると、売上合計(=入ってくるお金)が500億円なのに、人件費や原材料の仕入れ代金、税金等々の費用合計(=出て行くお金)が510億円だと10億円の赤字ということになり、おっしゃるとおり損しているわけです。  (2)企業が存続できなくなる理由は資金繰りがつかなくなることです。すなわち今月末に支払手形10億円を決済しなければならないのにお金が10億円なければ不渡りを出すことになり会社は倒産します。  (3)最終損益が赤字でも資金繰りがついて支払いさえできていれば倒産しなくてすみます。会社には内部留保といって過去に儲けたお金が預金や株式、土地などになって蓄積されています。赤字でもこれらを利用できる限りは倒産しなくて営業が続けられるわけです。  (4)従って、一時に巨額の赤字を出したり、赤字が長期にわたって続くと、これらの内部留保を食いつぶしてついには資金繰りがつかなくなり倒産します。    

  • zorro
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回答No.1

事業収支では黒字であっても、株の損失、固定資産の廃棄等の事業外の分野で巨額の経費を計上し最終損益が赤字となる場合があります。決算期においては、損をしたことは事実であることは確かですが内容を確認するのが肝心です。