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エールフランスのVクラス
航空券検索中、エールフランス・Vクラス、Tクラスというのが出てきました。割引運賃のようですが、どういう意味なのでしょうか、お教え下さい。
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- Umada
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VやTというのは「予約クラス」のことですね。 飛行機に乗る場合の「クラス」というとエコノミークラス、ビジネスクラスといったクラス分けがまず思い浮かぶことでしょう。これらは「搭乗クラス」などと呼ばれるものです。 一方で同じ搭乗クラスの中にもさらに細かい販売管理上の区分があり、これを「予約クラス」と呼んでいます。予約クラスは通常、アルファベット1文字で表されます。 予約クラスには高低があります。高い予約クラスの航空券は予約が入りやすく、マイレージプログラムにおけるマイルの加算条件もよいのですが、その分値段も高くなっています。低い予約クラスの航空券はこの逆で、値段は安いのですが予約が入りにくく、マイルの加算条件も冷遇されていることがあります。 このような区分を設けているのは航空会社がその収益を最大にするためです。航空券には値段の安いものから高いものまでありますが、それらを同じように売り出せばみな安い航空券を買いそれで満員になってしまうでしょう。これでは「収益最大」とは言えません。また逆に高い航空券だけにするとさっぱり売れず、空席で飛行機を飛ばす羽目になってしまいます。 そこで最初は、高い航空券(高い予約クラス)への席数の割当てを多くしておいて売り出します。売れ行きが芳しくなければ、席数を一部低い予約クラスに割り振ってなるべく空席が出ないようにします。航空会社はこの席数調整を絶えず行いながら、収益が最大になるようにしています。 格安航空券の商品説明において予約クラスを表示することは以前はあまりなかったのですが、最近は明記する場合が増えています。航空券選びにおいて「マイルが加算されるのか、されないのか」が一つのポイントになってきているからでしょう。予約クラスが低い航空券だと、加算されるマイルが目減りしたり、場合によっては加算対象外になったりします。 エールフランスの予約クラスVは格安航空券の中で一番下の予約クラス、Tはその一つ上の予約クラスです[1]。 もっとも予約クラスが低いからといって悲観することはなく、いったん搭乗してしまえば機内でのサービスは予約クラスに関わらず同じです。予約クラスが低いからといって食事が貧弱になるようなことはありません。 ちなみにマイル加算の条件はVやTでも悪くありません。エールフランスの"Flying Blue"ではどちらも区間マイルの100%が加算されますし、ノースウエストの"WorldPerks"でも100%加算です。 [1] http://homepage3.nifty.com/timetravel/bookingclass.html#europe
お礼
すごく明快にお答えいただきよく分かりましたし、参照ウェブページも参考になりました。本当にありがとうございました。