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上海にてクレジットカードでのキャッシングのレートは悪い?
先日、ソウルにて現金が足りずにキャッシングをしました。損したかな?と思いきや、意外にも金利を合わせても銀行にて両替するよりも若干お得。 買い物時に使用するのが一番お得なのは分かります。しかし、日常生活にはどうしても現金が必要になるもの。そこで、上海にてキャッシングするとこれと同じことが言えるのでしょうか?日本円の現金で持っていくのと変わらないでしょうか?
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- Umada
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前回のご質問[1]に回答した際に触れましたが、両替方法の良し悪しは外国為替市場での銀行間取引レートや公示仲値から、どれだけ目減りがあるか(マージンを取られているか)で考えると分かりやすいです。No. 4でTrane37さんもおっしゃっている通りです。 まず中国で日本円現金を両替した場合のレートですが、公示仲値(表中のMiddle Rate)から2~2.5%の目減りが目安です[2]。この程度なら両替として許容範囲と言えます。中国では中国銀行のレートに横並びであることも[1]で申し上げた通りです。 ところが上海でも、浦東空港で両替する場合は注意が必要です。浦東空港の両替は以前は手数料不要だったのですが、[3]のsakujiさんの情報によれば現在は最高で50元もの手数料を取っているようです。 両替手数料の高いヨーロッパですら50元(相当額)は高いほうです。ましてや人件費や物価の安い中国で50元と言えば大金であり、この手数料ははっきり申し上げてボッタクリです。それを回避するためにキャッシングを使うのは賢明な選択と言えます。 となると興味は、キャッシングではどのようなレートが適用され、利息はどれくらいかかるのかという点に移ります。 換算レートは「クレジットカード会社が定めるレート」です。「ならばクレジットカード会社はレートをいったいいくらに設定するのか、恣意的な円安レートにされないのか」という懸念が当然生じます。 結論から言えば心配は無用です。私のこれまでの経験では「クレジットカード会社が定めるレート」と、前出の「銀行間取引レート」あるいは「公示仲値」との差異は通常は0.3%以内で、為替相場が大きく変動した日でも0.8%程度で収まっています。市場のレートより円高になる時も円安になる時もあり、恣意的な設定にはなっていません。 従って換算レートは銀行間取引レートや公示仲値と同じと見なして差し支えないでしょう。 このほかに返済日(引落し日)までの利息がかかりこれがクレジットカード会社の収入になります。利率は年利で25~30%くらいですが、20%を切るカードも一部にあります[4]。 利用日から引落し日までの日数は最短で25日、最長で55日くらいですので(*1)、年利が27.8%とすると、 最小 27.8×25÷365 ≒1.9% 最大 27.8×55÷365 ≒4.2% 程度を利息として支払うことになります。これを両替の際のマージンと比較すれば損得を判断できます。 浦東空港で1万円を両替してそこから50元も引かれると、レートでの目減りが2%、手数料での目減りが7%で合計10%近くが消えてしまうことになります。クレジットカードでのキャッシングなら最小で1.9%、最大でも4.2%程度の目減りで済みますから有利です(*2)。 さらに有利な方法としてNo. 4のご回答にもある繰り上げ返済があります。この場合注意も必要で、返済は銀行振り込みで行うことが多いのですが、その振込手数料次第では無理に繰り上げないほうが有利になることもあります。 振込手数料を回避しつつ繰り上げ返済をするには、例えばセゾンカードでキャッシングして、帰国後すぐに西武/西友などにあるセゾンカウンターやセゾンATMで入金する方法があります。 浦東空港でなく市内の銀行などで両替するなら、日本円現金からの両替でもキャッシングでもどちらでも良いと思います。(両替の場合は念のために、事前に手数料の有無を確認されることをお勧めします) 最後に、クレジットカードで買い物をした場合の決済レートと、ソウルでの両替レートについて触れておきます。 クレジットカード利用でも、ショッピングとキャッシングでは日本円での引落し額の計算が異なります。キャッシングの場合は上で述べたように「クレジットカード会社が定めるレートに、所定の利息を加算」です。 これに対しショッピングの場合は「クレジットカード会社が定めるレートに、海外利用に伴う手数料を加算」です。(「クレジットカード会社が定めるレート」は、ショッピングもキャッシングも同じです) 「海外利用に伴う手数料」ですが、VISAやMasterでは1.63%に設定されています(*3)。JCBは1.60%です。いずれにしても1.6%という数字を目安とお考えください。またクレジットカードの利用明細書では、この1.6%を織り込んだレートを「換算レート」として表示していることが多いです。 質問者さんが体験なさった「キャッシングの方がショッピングよりレートがよかった」ですが、推定原因としては以下が挙げられます。 (A) たまたまキャッシングに好条件が揃った。すなわち利率の低いカードでかつ引落し日までの日数が最短だったとすれば、利息がショッピングにおけるマージンの1.6%を下回る可能性はある。 (B) 明細書上のレート表記の単なるからくり。キャッシング分は利息を含まないレート(「クレジットカード会社が定めるレート」)が表記された上で利息が別記され、ショッピング分は1.6%の海外利用手数料が含まれたレートが表記されている。この場合レートだけを比較するとキャッシングのそれが1.6%有利なように見える。(実際には当然、利息を含めて考えなくてはならない) (C) キャッシングとショッピングで決済日が微妙に異なっていた。日本円への換算レートはクレジットカードを利用した日のものでなく、利用データがクレジットカード会社のデータ処理センターに送られた日のものが適用される。同じ日にキャッシングとショッピングをしても、データ処理日が異なればレートに当然違いが出る。 参考までに仁川空港で日本円現金から両替した場合のレートは銀行間取引レート+3%くらいです。返済日まで近ければキャッシングが両替より1%程度有利になることは十分あり得ます。もちろん、返済日までの期間が長ければ逆に1%ほど不利になります。 【結論】 クレジットカードによるキャッシングの利息は2~4%ほどです。浦東空港での両替は手数料が高いようなのでキャッシングを活用するのはうまい方法と言えます。繰り上げ返済をすればさらに有利となります。 ショッピングでのクレジットカード利用より有利になることは、ごく限られた条件でのみ起こります。 [1] http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2356254 [2] http://www.bank-of-china.com/en/common/service.jsp [3] http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2384755 [4] http://www.sonyfinance-card.com/travel/cashing.asp *1 クレジットカードによって最短・最長の日数は多少異なります *2 利用するATMによってはATM所有者が、1回50円~150円くらいの手数料を徴収することがあります *3 セゾンVISA/Masterだけは1.60%です
- Trane37
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クレジットカード会社によって、キャッシングのレートや金利は異なるようなので、いちがいには言えないと思います。一説によればDCカードや三井住友VISAカードが好レートだそうです。 最近はクレジットカード会社は、キャシングのレートではなく金利で収益を上げようとしているので、一般的には繰り上げ返済の可能なカードならば有利だと思います。 私は先日、廈門の中国銀行および交通銀行ATMにて三井住友VISAカードで人民元のキャッシングをしましたが、いずれも為替仲値より1%前後の非常に好レートでした。現金両替が2%ほどですからこれよりは好い可能性が高いと思います。 ただしキャッシングの金利は高いので、早めに返済できることが条件です。
- raimugi26
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キャッシングはレートの計算が逆なので(外貨→円)利息を考えても円→外貨よりお得な場合が多いです。それはどこのATMを使ってもクレジットカード会社のレート計算で請求が来るのでどこの銀行で下ろしたとか関係ないです。レートはカード会社に電話すれば教えてくれます。 ソウルと同じ状況である可能性が高いといえるでしょう
- jayoosan
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やはりケースバイケースです。 お得 クレジットカード・キャッシング≒国際キャッシュカード<現金両替 不利 みたいな図式があると思いますが、中国のATM側であなたのカードから現地手数料を取られるとこの図式が逆転します。 またクレジットカード・キャッシングには、利息がかかっている場合支払い日までが長いと利息もとられますので、この図式が成り立ちません。 さらに、国際キャッシュカードは、大まかに 新生銀行のキャッシュカード 4%手数料 と、 都市銀行のインターナショナル・キャッシュカード 3%+210円/回 という手数料の違いから、1回あたりの引き出し額が約2.1万円以下なら新生銀行がお得、それ以上の金額を引き出すなら都市銀行がお得と、使い方によってもかわってしまいます。 あなたがどういうお金の引き出し方をするか、によるのです。 ちなみにわたしはせこいので、いつも新生銀行のキャッシュカードで、500~1000元(1.5万円以下)を引き出していました。 落としたり、スラれるリスクもあるからです。
- sakurako2003
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ケースバイケースです。 ただ、両替手数料(両替レートに含まれているケースもあり)が高い国では、キャッシングをして金利や手数料を払ってもキャッシングの方が得なケースもあります。 上海の場合はどうでしょうか? 個人的見解としては、中国はマシンのトラブル、提携関係の問題もあるので、クレジットカード払いをメインにして、残りは日本円現金などを中国元に両替して使えばいいと思いますが。 個人的にはキャッシングは、カードの飲み込みなどのトラブルも考えられるので、あまり使いません。
お礼
ソウルでのキャッシングでは、買い物での使用よりレートが良かったのです。 金利分を合わせても閉め日の関係で安く両替よりも1%くらい安かったのだと思います。